歴史と中国

成都市の西南交通大学で教鞭をとっていましたが、帰国。四川省(成都市)を中心に中国紹介記事及び日本歴史関係記事を載せます。

熊野古道と熊野三山(下)―熊野大門坂・熊野那智大社・ 那智滝・熊野速玉大社―

2018年06月05日 18時32分55秒 | 観光(日本)

クラブツーリズム主催「3日間現地語り部がご案内!悠久の世界遺産へ高野山・熊野三山・中辺路ハイキング」の3日目の2018年4月26日(土)は熊野古道大門坂・熊野那智大社・那智滝・熊野速玉大社(新宮)を巡りました。

まず熊野那智大社に行く熊野古道大門坂の上りから始まります。9時10分過ぎです。写真1は、大門坂の鳥居を過ぎて少し上ったところにある、夫婦杉です。樹高約55m・幹回り約8.5m・推定樹齢800年です。

写真2は、熊野古道最後の王子社、多富気王子です。

写真3の、右の幹は楠大樹で、分かりにくいですが空洞となっています。推定樹齢約800年です

写真4は、さらに上った大門坂です。

磨斗石・十一文関跡を過ぎて、少し行くと木々の間から那智滝が遠望できます。写真5が、それで望遠で捉えたものです。

10時25分過ぎ、熊野那智大社鳥居前に到着しました。写真6は、この鳥居からです。

写真7は、八咫烏を祀る御縣彦社です。現在、重要文化財の本殿(第一殿 主神大己貴命=飛瀧権現)は修復の覆いが掛けられて全貌が見えません。

写真8は、重要文化財の第二殿以下です。

写真9は、天然記念物の那智の樟です。樹高約27m・幹回り約8.5m・推定樹齢約800年です。

熊野那智大社隣の青岸渡寺も補修中で、これを過ぎ、寺地内から那智滝を観望でき、ここで撮ったのが、写真10です。左の赤い塔が本寺の三重塔です。11時過ぎでした。

写真11は、那智滝全景です。

写真12は、望遠で撮った滝の落ち口です。ここから、滝壺へと下っていきます。

那智滝は滝自体がご神体で、写真13は、「飛龍神社」の額を掲げた鳥居越しに見た那智滝です。

写真14は、御幣を掲げ祭壇を祀った那智滝です。

写真15は、望遠で見上げて撮った那智滝の落し口です。

写真16は、滝の流れを流して撮った那智滝です。以上で、大門坂から那智滝までの観光は終わりで、昼食と熊野速玉神社までのバス移動となります。12時過ぎでした。

13時30分前に熊野速玉神社に着きました。写真17は、主神熊野夫須美大神(熊野結大神)を祀る第一殿(結宮)の拝殿です。

写真18は、左から上三殿、八社殿です。

写真19は、天然記念物のオガタマキ(熊野速玉神社のナギ)です、樹高約21m・幹回り約6m・推定樹齢千年です。

最後の写真20は、世界遺産石碑(熊野速玉大社)です。以上で参詣は終わり、13時50分過ぎでした。

なお、フォトアルバム「熊野三山」はhttps://1drv.ms/f/s!AruGzfkJTqxngttoUq44nhIkXZRdEQです。

(2018.06.5)

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熊野古道と熊野三山(上)―熊野中辺路と熊野本宮大社―

2018年06月02日 14時53分13秒 | 観光(日本)

クラブツーリズム主催「3日間現地語り部がご案内!悠久の世界遺産へ高野山・熊野三山・中辺路ハイキング」に参加してきました。そこで、このツァーの主体である熊野古道中辺路と熊野三山を紹介します。ツァー2日目の2018年5月25日(金)は熊野古道中辺路と熊野本宮大社等を巡りました。

熊野古道中辺路ハイキングは牛馬童子口バス停から始まります。9時40分頃の出発です。写真1は、ここにある瀧尻王子宮です。この右側から熊野古道中辺路の上りとなります。

写真2は、牛馬童子への途上、振り返って撮ったものです。ここら一帯はほとんどが杉人口林です。

写真3は、牛馬童子の石像群です。手前左が牛馬童子石像です。

写真4は、近露王子への下り路を右に見て、山を遠望したものです。

写真5は、近露王子です。中央のが「近露王子之跡」石碑(大本教教祖出口王仁三郎筆)です。11時45分頃着きました。約1.5km弱の行程です。

近露王子から発心門バス停までバス移動しました。写真6は、発心門王子宮です。13時前に出発です。

写真7は、水呑王子への路です。ここは居住者もおり、生活道路として舗装されています。

写真8は、水呑王子です。

写真9は、伏拝王子への路です。ご覧のようにここは石畳となっています。

伏拝王子に着き、この展望台から熊野本宮大社を遠望したのが、写真10です。本宮が見えることからこの名が付きました。

写真11は、伏拝王子の石像です。


写真12は、三軒茶屋跡に残る石道標です。「右かうや」とあるように高野山に通じる熊野古道小辺路との分岐点です。

写真13は、祓殿王子への路です。ご覧のように根が石の上に這っています。ここの石畳の古さを感じます。

熊野古道中辺路の終わりが、写真14の祓殿王子です。本宮参拝の前にここで最後の祓いを行なうことから、この名が付きました。16時10分過ぎに着きました。約7km弱の行程です。

本宮に入り、写真15は、本殿です。左の建物が第一殿(夫須美大神=伊邪那美尊)と第二殿(速玉大神=伊邪那岐尊)、中央が第三殿(家津美御子大神=素戔嗚尊)、右が第四殿(天照大神)です。本宮は素戔嗚尊が主神ですから、第三殿からお参りします。これらの19世紀初頭建立の社殿は重要文化財に指定されています。

写真16は、主神の素戔嗚尊を祀る第二殿です。

写真17は、2000年に建てられた日本一の大鳥居です。鋼鉄製(耐候性鋼板)で高33.9m・幅42.0m・柱径2.7m・柱間隔24.5m・172tです。本鳥居は現社地の南に約500mの旧社地前に聳えています。

最後の写真18は、旧社地、すなわち大斎原の前にある世界遺産石碑(熊野本宮大社旧社地大斎原)です。本宮は熊野川・岩田川・音無川の合流点の中州であった旧地に鎮座していましたが、1889年(明治22)8月の熊野川の洪水で破壊されて、現在の社地に移転しました。旧地も神聖な社地の森として「大斎原」となっています。以上でハイキングと参拝は終わりです。16時50分過ぎでした。

なお、フォトアルバム「熊野三山」はhttps://1drv.ms/f/s!AruGzfkJTqxngttoUq44nhIkXZRdEQです。

(2018.06.02)

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