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歴史と中国

成都市の西南交通大学で教鞭をとっていましたが、帰国。四川省(成都市)を中心に中国紹介記事及び日本歴史関係記事を載せます。

阿壩藏族羌族自治州の高原の花々―四川雑感〔26〕―

2016年08月18日 09時41分22秒 | 観光(四川)

ツァーの旅行記の番外編として、阿壩藏族羌族自治州で見かけた高山植物の花々をお見せします。ただ、植物には疎いので、花名は分かりませんが。

写真1は、雅克夏雪山トンネルを出たところで停車し、道路端のを撮ったものです。

写真2は、黄河九曲第一湾の遊歩道の傍らの花です。

写真3は、花湖の湖に生えている花です。

写真4~6は、黄龍の望龍坪(展望台)から分岐点への遊歩道上で見かけたものです。


写真7~10は、分岐点から五彩池への途上で見たものです。

以上です。

(2016.08.18)

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松潘城―四川雑感〔25〕―

2016年08月08日 16時04分55秒 | 観光(四川)

2016年7月12日(火)午前、成都市に戻る途上、阿壩藏族羌族自治州松潘県城で下車して、松潘城(松州城)観光をしました。松潘城は唐代の618(武德元年)に辺境の第一線として「松州」を設置して、この政庁として築いたものです。当時から商貿易の集散地で、唐とチベットとの交流の場となりました。その後、歴代の王朝でも維持されて、明代に現在の規模となり、松州城内城外廓、瓮城(月城)・女墻(雉諜)・馬面・炮台が整い、觀陽門・延葷門・威遼門・鎮羌門・臨江門・阜清門・小西門と7つの城門があり、松州城墻全長6.2km・幅30m・高12.5mで、レンガ造りです。

写真1は、北城門(鎮羌門)とこの前に立つ漢藏和親塑像です。本像は、638(貞観12)年に吐蕃王松讚干布(ソンツェンガンフ)が松州城を攻撃した「唐蕃松州之戦」後、641(貞観15)年、唐太宗皇女文成公主が松讚干布に降嫁し両国の和平がなり、この時、松州城を経由してチベットに赴き、この故事により近年設立されたものです。なお、吐蕃国はチベット族の王国で最盛期には現在のチベット自治区・青海省・甘粛省・四川省西部・新疆ウイグル族自治区南部を覆う地域を占めており、公主死後には両国間の戦争はたびたび起こります(吐蕃国の滅亡は877年)。

写真2は、北城門です。ここから北に道はチベットに通じ、城最大の門です。

写真3は、城内からの北門です。

写真4は、城内のメイン通り北街で、ご覧のように羌族のおばあさんが歩いています。当地は、チベット族・羌族・回族・漢族など複数の民族が居住しています(昼食は回族レストランでした)。この通りは近年の城壁改修と共に改修され、古街風(観光化)になっています。

最後の写真5は、北城門から西に山に沿って延びる城壁で、ご覧のように山部分は跡のみで、山上に望楼が見えます。このように城壁は北・東・南の三方で町を囲み、さらに西に当たる山上にもあります。

以上で、今回のツァーの旅行記は終わりです。なお、フォトアルバム「四川・松潘城」はhttps://1drv.ms/f/s!AruGzfkJTqxngrMx216ZEsuqIEObeAです。

(2016.08.08)

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藏迷―四川雑感〔24〕―

2016年08月07日 14時14分41秒 | 観光(四川)

2016年7月11日(月)、九寨溝観光を終え、夕方オプションの「藏迷」(九寨溝藏迷大劇院)観劇に行きました。九寨溝にはチベット族歌舞の劇場が多数あり、「藏迷」はこの最高峰といえるもので、著名な舞踏家・演出家楊麗萍の演出により、2007年11月の第五回北京国際舞踏会で初演がなされました。

開幕して最初の場面が「朝聖」(巡礼)です。藏族老阿媽(チベット族の老婆)の拉薩巡礼への出立です。写真1は、子羊を連れた老婆が五体投地で巡礼に旅立ったところです。

写真2は、さらに巡礼が進むところです。

写真3は、次の男性陣による「六弦琴」です。

写真4は、「長袖舞」です。最初は女性陣のみの舞です。

写真5は、次いで男性陣も加わり群舞となります。

写真6は、男性陣による打楽器を用いた合唱の「打青稞与情歌対唱」です。

写真7は、「打阿嘎」です。これは土を固める労働奉仕の様を舞踏化したものです。

写真8は、男性陣・女性陣が横一列になったところで、手に持った棒状のもので土を突き固めます。

写真9は、宗塔地区の民族舞踊の「夏拉舞」(シャーラ舞)です。男性舞から始まり、主演瑪占德が出て女性とやりとりをして、さらに女性陣が加わり群舞となり、これを撮ったものです。

写真10は、瑪占德と女性のやりとりで、これで終わりです。

写真11は、「服飾表演」で、「夏拉舞」の男女が引き続いて演じ、これは男性陣です。

写真12は、続く女性陣です。

写真13は、巡礼中の老婆による独唱です。

写真14は、ヤクにふんした男性が踊る「牦牛舞」(ヤク舞)です。ヤクに跨がった男性の登場です。続いてヤク群が踊ります。

写真15は、踊りの最後です。

写真16は、最終場の「転回之夢」(輪廻転生の夢)の冒頭、老婆の死です。巡礼の途上で吹雪の中で服を同行の羊に掛けてやり死を迎えます。

写真17は、老婆の来世を討議する天界の様で、鳥の神が立ち上がります。

写真18は、鳥葬で昇天する老婆です。

写真19は、鳥葬により来世に旅立った老婆を祝福しての舞です。

写真20は、演舞の最後、老婆が輪廻転生して、少女に生まれ変わっての登場です。

写真21は、フィナーレで、出演者の登場です。

は、フィナーレで、出演者の登場です。

最後の写真22は、フィナーレで老婆と少女を中心に撮ったものです。

なお、フォトアルバム「藏迷」はhttps://1drv.ms/f/s!AruGzfkJTqxngpF-P__8-iasWDGd2Aです。

(2016.08.07)

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九寨溝2016ー四川雑感〔23〕―

2016年08月02日 13時37分04秒 | 観光(四川)

2016年7月11日(月)、終日九寨溝観光です。九寨溝は2008年10月以来の訪問です。この時の旅行記は「紅葉の九寨溝」(2008年11月1日付)で紹介しており、かつ有名観光地なので、詳細な説明は省いて、各スポットの写真をお見せします。

専用エコバスで各スポットを巡ります。最初に訪れたのが諾日朗瀑布(高25m・幅320m・標高2343m)です。写真1は、道路横の展望台上からの滝を撮ったものですが、幅がありすぎて広角いっぱいでも収まりきれません。

写真2は、滝前の遊歩道上からほぼ中央部を撮ったものです。

写真3は、鏡海(長1155m・幅123~241m・深さ31m・水容量327万㎥・標高2367m)を上流へと撮ったものです。

写真4は、中央部対岸をとらえたもので、ご覧のように風がなく、山の木々が湖面に写し込まれています。

写真5は、五花海(長450m・幅227~313m・深さ12m・水容量60万㎥・標高2462m)を孔雀河道(五彩池が流れ出る流路)上の橋から撮ったものです。

写真6は、湖北側の広場台上から、南へいろいろな色を見せる湖を中望遠でとられたものです。

写真7は、広場台上の五花海案内碑と湖です。9時頃と早めに来たので、思ったほど観光客がおらず、綺麗に撮れました。

写真8は、道路側からの湖です。

写真9は、熊猫海(長670m・幅109~237m・深さ24m・水容量180万㎥・標高2574m)を南に撮ったものです。右の桟道は箭竹海から続く遊歩道です。

写真10は、箭竹海(長1184m・幅144~268m・深さ10m・水容量93万㎥・標高2629m)を道路側から西に撮ったものです。

写真11は、珍珠灘(長189m・幅112m・面積21225㎡・平均斜度20°・標高2450m)上にかかる遊歩道から下流を撮ったものです。この先流れが落ち込み滝となります。

写真12は、珍珠灘を渡り、下り遊歩道の途上から見た珍珠灘瀑布(高21m・幅270m・標高2433m)です。手前に花があったので、これを取り入れました。

写真13は、下り遊歩道最後のところで奥へと滝全景を撮ったものです。

写真14は、下り遊歩道側(西)の滝を撮ったものです。

写真15は、滝中央部です。ご覧のように湾曲形をしており、滝形式が「新月型」とされています。以上で、午前の観光・日則溝景区を終え、早めの昼食となり、このためまだ空いていました。

午後はまず則査窪溝景区からで、写真16は、最初のスポット点の長海(長4350m・幅200~300m・深さ80m・水容量4.5億㎥・標高3101m)の前に立つ「独臂老人柏」(片腕老人柏)を前景に入れて撮ったものです。片腕ということは、ご覧のように、右側にのみ枝が伸びているからです。

写真17は、湖を左寄りに撮ったものです。

 

写真18は、長海から遊歩道を下り、五彩池(長100m・幅40~60m・深さ7m・水容量4万㎥・標高3010m)が林間から見えたところで撮ったものです。実は前を行く赤いストールの女性は本ツァーのガイドです。四川省出身らしく、誘導棒の先の印は唐辛子のモチーフです。

写真19は、池に出たところで下流へと全景を撮ったものです。

写真20は、中央部奥です。

写真21は、池下流から全景を撮ったものです。以上で、則査窪溝景区は終わりです。

写真22は、樹正溝景区の最初の老虎海(長310m・幅171~194m・深さ25m・水容量110万㎥・標高2298m)を上流方向へ撮ったものです。続いて道路を下ります。

写真23は、樹正瀑布(高11m・幅62m・標高2295m)へ下る遊歩道上から撮ったものです。

写真24は、滝から下ったところで、振り返って撮ったものです。


滝から遊歩道を歩くと、小滝で段階上になっている樹正群海(大小18個の湖から形成・標高2187~2280m)に出ます。写真25は、遊歩道から道路に上り、道路脇の展望台上から俯瞰撮影したものです。

写真26は、群海下部の池群です。

樹正群海からは道路脇に設置された遊歩道で下ります。写真27は、臥龍海(長253m・幅216~255m・深さ24m・水容量93万㎥・標高2220m)を撮ったものです。

写真28は、横位置で撮ったものです。

写真29は、火花海(長232m・幅134~294m・深さ16m・水容量45万㎥・標高2211m)を下流側から撮ったものです。

最後の写真30は、双龍海(長290m・幅247m・深さ3~9m〔平均5.6m〕・面積26000㎡・水容量40万㎥)道路側の湖で遊歩道の反対側にも広がっています。

以上で、観光は終わりで、予定より早く楽に終了することができました(8時入溝・14時50分出溝)。本日の九寨溝観光客数は16734人(九寨溝管理局発表)で、前後の1週間では最も少ない観光客数でした(観光客数の最も少ない曜日は基本的に月曜です)。なお、フォトアルバム「九寨溝2016」はhttps://1drv.ms/f/s!AruGzfkJTqxngpF9C0VZv1X7x4VF8Qです。

(2016.08.02)

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