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歴史と中国

成都市の西南交通大学で教鞭をとっていましたが、帰国。四川省(成都市)を中心に中国紹介記事及び日本歴史関係記事を載せます。

宿舎庭の桜―成都雑感〔121〕―

2012年03月23日 00時47分20秒 | 教育

 成都も寒さが続き、ようやく先週末より暖かさが増し、ようやく春の訪れとなりました。このための花々の開花も遅れがちでした。宿舎の庭には数本の桜があり、これがようやく開花したので、この写真を4枚ほど載せます。2012年3月21・22日の両日にペンタックスK-7で撮影したものです。

フォトアルバム「西南交大九里堤校区の春の花々」はhttps://skydrive.live.com/?cid=67ac4e09f9cd86bb&sc=photos#!/?cid=67ac4e09f9cd86bb&sc=photos&id=67AC4E09F9CD86BB!4306!cid=67AC4E09F9CD86BB&id=67AC4E09F9CD86BB!4306&sc=photosです。

(2012.03.23)

〔追記〕 宿舎近くに大きな桜の木があります。今日土曜日(24日)は青空も見え、これを撮ってみました。下の写真がこれです。右下に小さく白色や桃色に見えるのが木蓮です。これもほぼ満開状態です。なお、オリンパスXZ-1での撮影です。

(2012.03.24)

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漢旺鎮地震遺址―四川雑感〔18〕―

2012年03月12日 00時21分20秒 | 四川汶川大地震

   徳陽市綿竹市(死者1,1098人)は、2008年5月12日の四川汶川大地震で、震源地の阿壩藏族羌族自治州汶川県(死者1,5941人)、震源断層が通った綿陽市北川羌族自治県(死者8605人)と並んで、最も被害を被った地区です。この市内で最大の被害を受けたのが市人民政府所在地の剣南鎮(銘酒剣南酒の産地)から北北西約12kmに位置する漢旺鎮です。鎮の北約30kmに震源断層が起こりました。人口約5万3千人の本鎮では、蒸気タービンの三大生産地の街(鎮人民政府所在地)が地震により犠牲者千人以上を出し、建物も甚大な被害を受け、北川県城(曲山鎮)と同様に、旧地を放棄し、新地に街を再建しました。そして、旧地はそのまま地震遺址として保存しました。記念植樹に続いて、午後はそこを見学しましたので、これを紹介します。

 写真1は、鎮人民政府の址です。門を残し建物はありません。さらに道を北に進むと、両側のビルは多くそのまま建っていますが、全て地震により壁などが崩壊・破損して、満足な建物は一つとしてありません。

 建物が切れ、原が両側に広がるところに来ます。しかし、ここは元々の原ではなく、瓦礫の山に草が生え原となった所です。ここらの建物は崩壊したことになります。その道端に15人の犠牲者を慰霊する追悼碑が建てられています。犠牲者の親族によるものでしょう。これが写真2です。昨年の地震3周年に建てられたものでしょう。もしかすると、まだ犠牲者がこの下に眠っているのかもしれません。

 写真3は、さらに進み、先の原を振り返ったところです。

 写真4は、柱の一部を除き崩壊した建物越しに北へと山寄を撮ったものです。ご覧のように、本鎮は山から綿遠河が平野部に出るところに位置しています。山が街にせまっていることがお分かりでしょう。

 最後の写真5は、「断層楼遺址」です。すなわち、四川電力金魚嘴電力工場アパートの1階が崩壊し、2階が1階にずり落ちたものです。ここには中英日韓の4か国語の説明版あります。このように遺址は案内板など見学のための整備を進めています。


 なお、フォトアルバム「記念植樹と漢旺鎮地震遺址」はhttps://1drv.ms/f/s!AruGzfkJTqxngpk2hO1tzSBeb6q3ngです。

(2012.03.12)

コメント (2)
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日中国交回復40周年記念植樹―四川雑感〔17〕―

2012年03月11日 14時10分53秒 | 四川汶川大地震

 2012年3月10日(土)、徳陽市綿竹市九龍鎮(成都市の北約80km)で、日中国交回復40周年記念植樹が行われました。正式には「中日合作四川省地震災後森林植被恢復項目“中日邦交正常化四十周年曁中国全民義務植樹運動三十一周年”記念植樹活動」と中国語で言うものです。2008年5月12日の四川汶川大地震への日本からの復興支援として、2010年から15年までの5か年間、四川省震災後森林植生復旧プロジェクト(JICA)が実施中です。この一貫として、2010年5月の起工式記念植樹(綿竹市清平郷)、2011年3月の(北川県試験施行地)に続く、3度目の記念植樹です。参加者は成都市在住の日本人、成都市の大学生、地元九龍鎮・尊道鎮の中学生などです。

 まず、開会式から始められ、省林業局・重慶総領事館などの挨拶に続き、写真1にみる、四川大学々生の挨拶で式を終わりました。四川テレビ局などの取材陣もいました。

 続いて、記念碑の除幕式をし、植樹に移りました。写真2は、植樹地の全景です。本来はプロジェクト施行地ですべきのですが、あとの写真5に見るように、急傾斜地で、安全上の問題もあるので、このような平坦地で行いました。

 写真3は、植樹をする学生たちです。

 写真4は、植樹が終わり、地元の中学生が記念碑と共に記念写真を撮ろうとしているところです。

 最後の写真5は、綿竹市で最も被害を被った漢旺鎮(震災後、本鎮は放棄され移転しました)のプロジェクト施行地で、写真のようにすでに植林されています。本プロジェクトは地震による山崩れ地に植林をするもので、写真を見ればお分かりのように、土砂止めを水平に段々に構築して植林します。単に植林するのではなく、この土砂止め技術とそれに伴う植林法のノーハウが重要で、これらの点は従来中国側にはなく、この技術移転を実地施行(見本)でするのが本プロジェクトの目的です。なお、本鎮に関しては別途述べます。最後に、東日本大震災1周年に謹んで哀悼の意を表します。

 なお、省林業庁の記念植樹に関する記事は、http://www.scly.gov.cn/article365932.htmlです。それによると、四川大学・西南交大・成都理工大学と北川擂鼓中学のボランティ約260人が参加しました。また、フォトアルバム「記念植樹と漢旺鎮地震遺址」はhttps://1drv.ms/f/s!AruGzfkJTqxngpk2hO1tzSBeb6q3ngです。

(2012.03.11)

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