2021年2月19日(金)午後、下田市のホテルにチェックインする前に、ホテル近くの観光地を巡りました。
最初は玉泉寺です。幕末に米領事館となったところです。写真1は、山門です。

写真2は、間口7間半・奥行き7間の本堂です。嘉永6年(1848)創建で、安政3年(1856)8月から安政6年(1859)5月まで、最初の米国総領事館としてタウンセンド・ハリスが駐在しました。

写真3は、英文のハリス記念碑です。1927年(昭和2)に本年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公子爵渋沢栄一等が建立しました。

次いで弁天島へと移動しました。写真4は、弁天島斜交層理です。斜めに交差する縞模様の地層は斜交層理と呼ばれ、地層が右下へと斜交していることから、海流の向きが左から右へとなっていたことが分かります。

写真5は、弁天島に隣接した公園内に設置された「踏海の朝」像です。嘉永7年(1854)3月27日の夜、吉田松陰は弟子金子重輔と共に海外の事情を探るべく渡航を企て、弁天島から小舟を漕ぎだし米艦ポーハタン号に向かいましたが、ペリーに拒否され目的を果たせませんでした。これを記念して、1989年「ふるさと創生事業」により建立されたものです。

写真6は、翌朝、宿泊した下田ベイクロシオの客室ベランダ上から俯瞰した下田湾口から西側です。

最後の写真7は、同じく下田湾東側で、弁天島が見えます。

(2021.02.25)