榊原温泉に泊った翌日は、今回の旅行の最後、斎宮(さいくう)へ。伊勢神宮の手前、近鉄斎宮駅のすぐそばにある。
斎宮とは、古代、天皇の代わりに、伊勢神宮のそばの斎宮の地にいて、伊勢神宮の儀式を行った人で、選ばれた独身の女性皇族だ。過去600年間で60人存在した。お勤めの期間は一人平均約10年。大勢の随行を連れて斎宮に滞在した。その跡地がある。ここは、日本遺産検定の学習で知ったばかりだ。
コインロッカーがあって、荷物を預けてさあ出発。地図を観て、広場から、斎宮歴史博物館、いつきのみや歴史体験館へと廻る。
斎宮の跡地は広場になってる、ずいぶん広いな。
そして、斎宮の1/10の模型がある。
ここから歩いて15分、斎宮歴史博物館へ。歩いちゃちょっと遠いな。我々は何時間も歩くのは慣れてるが、普通の人ではどうかな。
中には常設展示室に、特別展示室、それに映像展示室がある。映像で、斎王(いつきのひめみこ)が選ばれて、都から、斎宮までの群行と呼ばれる旅をする、このビデオが斎宮という存在を知るのには一番だった。
次は、いつきのみや歴史体験館へ。こちらは入場無料だ。古代の遊びなどを体験できる。
十二単の着付け体験もあったが、配偶者が、着付けは時間がかかると言ってパス。
ソウカレン(漢字が出て来ない)という斎宮の乗る輿にも乗ってみた。
貝覆い、という遊び、貝合わせという方がわかりやすいが、こちらの遊びは貝覆い、貝合わせは、美しい貝を見て、歌を競った遊びだそうだ、その後時代下って、貝覆いが貝合わせになったという。初めてじゃ、貝の数が多くて、とても合わせられないな。
ほかには、蹴鞠(けまり)や「ぎっちょう」(ホッケーのようなもの)、浅沓(あさぐつ)平安時代の男が履いていた、黒い木製のやつ、履いてみたが、違和感がある。結構、古代を体験できる体験館だった。
昼食をはさんで約2時間、斎宮という、結構貴重な知識吸収と体験ができた時間でした。