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このブログではおなじみ、三橋貴明氏の書籍である。発行は今年8月だ。まだ選挙もいつあるかわかない時点で書かれたものだが。全体としては、「経済成長をしたいと思う人」のための本である。そして公共投資が、経済成長へ有効に寄与するというという流れの本である。
日本では、公共投資は30年前に比べ減少している。こんな国は世界中どこにもない。経済成長を叫ぶ人は多いが。公共投資は削減という人は多い。公共投資は有効需要になるが、子ども手当などの所得移転は、経済成長には結びつかない。したがって「コンクリートから人へ」は経済成長を拒否していることになるそうだ。
今はデフレを脱却するには耐震・減災そして老朽化したインフラの更新などの公共投資がいいというのだ。おりもおり、高速道路でも老朽化したトンネルで大事故が発生している。
脱原発でも、廃炉した原子炉はしばらくそのまま置いておかなければならない。従って大規模な防波堤や廃炉技術が必要なので、相当の投資をしていかねばばならない。
新政権は、この書籍の通りのストーリーで景気浮揚策を取るようだ。これで2,3年後にはデフレ脱却、好景気になっているといいんだが・・