建設業経営事項審査基準の解説 | |
クリエーター情報なし | |
大成出版社 |
昨日の診断協会の建設業経営研究会は、分科会の発表。3名の会員の発表があった。
一人目の会員発表は、建設業の融資と経営改善。融資は3つのパターンがある。銀行が担保を取ってするプロパー融資、信用保証協会の融資、そして都や区の融資。そういえば、前回の実務従事をやったとき、融資に「プロパー」と書かれており、何のことがわからなかったが、これのことか。また、建設業界の下請け重層構造から、各階層で実施すべきことが提案された。最下層は、一般建設業の許可を取得すること、一人親方でも労災保険に加入することなどである。
二人目の会員発表は、野村監督の「負けに不思議の負けなし」という言葉から、ある地域の専門業者の推移を調査、17年間で22社のうち9社が廃業など。比較的小さな企業が生き残っている。負けには必ず説明できる原因がある。
三人目の会員発表は、建設業の財務から見た経営改善。いろいろな財務指標から経営改善のフローチャートを作った。元データは国土交通省の経営事項審査のデータである。素人の私は、よくこまでできたなと感心。しかし専門家からはまだまだ意見が出る。
昨日の研究会は、専門工事業の経営のことが中心。私にとっては、結構ためになった。