「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

江ノ電稲村ヶ崎駅前はぶか牛肉店のハチノスを韓国風炒め物にし湘南ゴールドサワーと楽しむ

2024-07-04 00:43:51 | 食べ物・飲み物
ジトジトするなぁ・・・。

この季節は苦手だ。

どうして私はもっと乾燥した気候の土地に生まれなかったのだろう。

7年前に行ったアリゾナ州なんて、カラッカラだったもんなあ。



月みたいだ。

雲ひとつなくて、ずっと飛行機から地上が全部撮影できた。



気温は高くなるが汗をかかなかったな。

対照的に、見るからにジトジトした景色(↓)。



鶯吟亭の南側の道だ。

鎌倉中心部から戻る。

江ノ電稲村ヶ崎駅で下車して、はぶか牛肉店へ。


さらに踏切の向かいのセブンイレブンへ。


神奈川県特産湘南ゴールドをご存じですか?


それを使ったおかし(↑)もある。

しかしおじさんはやっぱり湘南ゴールドサワー(↓)。


爽やかなんだなー。

神奈川県下のセブンイレブンでは取り扱っている店舗が多いよ。


神奈川限定の文字が光る。


神戸市灘区新在家南町にある企業が作っているね。


私にとっては懐かしい住所だ。

こちらがはぶか牛肉店で購入したハチノス(牛の第二の胃袋)。


これを熱湯でゆでる。最初は10分。お湯を替えて次に20分。また替えて次に30分。


酢を加えて煮る。

下準備段階だ。これは切ってあるが、胃袋っていうくらいだから、本来は袋状だ。

恐ろしく分厚い肉だよ。だからどんなに強く煮ても大丈夫。


北米のスー族(ネイティブ・アメリカン)の歴史を見ると、彼ら彼女らは現地に多かったバッファロー(バイソンとも)の内臓をバッファローのこの頑丈な胃袋に入れて煮て食べたという。

胃袋を鍋としても使ったんだね。我々が使うハチノスより、バッファローの胃袋はもっと頑丈だったことだろう(と想像する)。

そしてスー族は最後にはバッファローの胃袋も食べてしまったらしい。

素晴らしい調理方法。肉を食べるなら全部食べましょう。食べやすい肉だけじゃくて。内臓も胃袋もだ。スー族の人たちは生活スタイル自体が自然にSDGs的だったんだねえ。

彼らが古来から食べていたバッファローはみな野生のものだ。現代人が食べる肉は、野生のつまりジビエなものはほとんどなく、食糧用に生産されたものである。そして拡大し続ける畜産業は地球温暖化を促進している。

また運動不足かつ(あるいは)過食に陥っている現代人の生活習慣病を抑えるにも低カロリーなタンパク源を混ぜることが望ましい。

さらに円安が進行すると、日本人の購買力はこれから相対的に落ちそうで、国際的な肉の獲得競争の中で「買い負け」しそうである。




様々な理由から、6月30日の日経新聞によると、2050年代の食卓では肉の50%超が植物由来の代替肉になるとの予想が紹介されていた。

ちなみに、バッファローつながりで言うと、私のPCのキーボード、マウス、Wi-Fiルーターは全部Buffalo(バッファロー)社のものだ。



スー族には、ダコタ、ラコタ、ナコタなどの部族があるが、ダコタは州の名前にもなっている。ダコタって、アイダホなんかと同じで英語じゃないよね。

明るい緑色のところがノース・ダコタ州、サウス・ダコタ州だ。


映画Dances with Wolves(邦題はカタカナでダンス・ウィズ・ウルブズ(狼とのダンス))に感動的なシーンがある。私が大好きなシーンだ。言葉が通じない者たちの最初の意思疎通だ。

主演者ケビン・コスナーがこの地域のラコタ族の人たちを家に招いてもてなす。言葉は通じない。そこで彼はバッファローの動きの真似をする。ラコタ族の中には辛抱強くそれを理解しようとする人がいて、その人はやがてそれを理解し「それはTatanaka(タタンカ)だ」と言う。ケビン・コスナーは「(我々は)Buffalo(バッファロー)と呼ぶ」と言う。ここで両者に「Tatanka = Buffalo」という認識が生まれる。

Kevin Costner - Dances With Wolves Extract

ということで、皆さん、バッファローのことを今後は「タタンカ」と呼びましょう(笑)。バッファローなんて呼称は新しい。太古からあの巨大な牛は北米の人によってタタンカと呼ばれて来たのだ。私もPCのマウスを製造する会社(バッファロー社)のことを、タタンカと呼んでいる(笑)。

その次に、ケビン・コスナーはラコタ族のみんなにコーヒーをふるまうが、そこでの砂糖に対するラコタ族の人たちのリアクションが面白い。

長時間ゆでる。バッファローの胃袋の中で内臓を煮たスー族ってどんな風な味付けにしたのか?なんて想像しながら。それぞれの地域に、それぞれの食材、調理があるね。


茹で終わったら切る。


ちょっと細長い三角に切るのが私の好み。


これくらいが食感的に良いように思う。


話が変わるが、私の古いジーンズ。Leeだ。


膝もかなり擦り切れている。


脱色しても、擦り切れても、そんなにおかしくないのがジーンズだ。

最初から破いて履いている人もいるくらいだからね。


しかし座面に最も擦れるところがついに破れて来た。

最近まで破れていなかったが、朝、ドガティ君の散歩中にしゃがんだ時にビリビリっと音がして、こんな穴が開いた。


いくらなんでもねえ。

環境負荷に配慮し、代替肉も内臓も胃袋も食べて、耐久性のある服を長年使うべきだと言っても、そろそろ捨てましょうかねえ。ケツが見えても困るから。

ニンニク、長ネギ、ピーマン。


ニンニクは擦る。

ピーマンと長ネギはご覧のとおりにザクザクと切る。


スープをつくる。


ドガティ君は散髪中。


「おとーさん、助けて」

ドガティ君、耐えなさい。

砂糖、コチュジャン、香味ペースト、醤油、ニンニク、唐辛子の味がする炒め物を作る。


ただしコチュジャン多めで韓国風だ。

加熱してどりゃーーーー!!!!!と叫んで中華鍋振り回して終わりだ。

超短時間の調理。

ごはんにスープで韓国風ハチノス炒め定食。


サクッと仕上がってますでしょ。


ケビン・コスナーに食べてもらいたいね。

きっと彼も「おいしい」と言うと思うな。



おやつはチョコバリ。


こういうのがおいしい季節になった。

はぶか牛肉店では焼き豚も買ったのだ。


これはまたあとで食べようかね。

ということで、これは夜になってから食べたのでした。


いつもおいしいはぶか牛肉店の焼き豚でした。

狼にからかわれてでもいるようなケビン・コスナー。

Dances with Wolves - Two Socks at Play

まさにDances with Wolves(狼とのダンス)。

巨匠ジョン・バリーの美しい音楽とともにどうぞ。

あの007シリーズや野生のエルザなど、多数の映画音楽を担当した人だ。
コメント (18)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 七里ヶ浜で遊ぶのは早朝 / フ... | トップ | 梅雨の中休み in 鎌倉(1)... »
最新の画像もっと見る

18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (鎌倉山のおじさん)
2024-07-04 01:15:36
懐かしい映画です。最初の動画、2番目の動画、どちらも良いですね。全部通してまた見たくなりました。

スー族は非常に今で言うSDGs的だったのですね。野菜のバッファローを必要なだけとって、内臓まで胃袋の中で煮て食べ、その胃袋も最後には食べる。肉を生産していたわけではないので、環境への負荷も小さい。
返信する
Unknown (おちゃ)
2024-07-04 08:26:24
鎌倉山さん

懐かしいでしょう? Dances with Wolves
とてもいい映画です。
その中でもこの初めて会話するシーンが私は
好きです。記憶に残っています。

スー族(のラコタ族)はとても自然な暮らしを
していたのですね。難しいことを考えずに
自然が許す範囲での生活ですからね。
意図せずしてとってもSDGs的です。
結局先進技術や経済発展が、世界を壊している
とも言えます。
今日も異様に暑いですが、毎年記録更新する
わけで、これが続くと死にますね。

環境への負荷はもっと真剣に考えないと
いけませんね。食べ物も、家づくりも、街づ
くりも、クルマも、移動交通旅行形態も、
経済政策も全部(笑)
返信する
Unknown (ほたる)
2024-07-04 10:19:01
アリゾナ州の2枚目の上空からの写真
ハチノスに見えてしまいました。

ジトジト暑さのなかのハチノス料理♬
如何に手抜きをしようかと考える私は
感心するばかりです。

日経「代わりじゃないのよ大豆は 2050年…」
の見出しに思わずクックック( ´艸`)
でも日本はどのように変わっていくのかと
興味深い内容ですね。
返信する
Unknown (おちゃ)
2024-07-04 12:31:46
ほたるさん

代わりじゃないのよ大豆は。
明菜ちゃん風タイトル。日経新聞もやりますね。

そうなんです、大豆やエンドウ豆由来の肉もどき
製品は代替肉ではなく、もはやひとつの食品に
なりそうな勢いです。いやおうなしに。

世代が変わるとなれます。かまぼこや
魚肉ソーセージのように。

アリゾナ州を上空から撮影した私の写真。
月か火星かはたまたハチノスか。
たしかにちょっとハチノスっぽいですね。

一気に韓国風炒め物にしてみました。
ハチノスっておいしいわあ。
スー族、バッファローを思い出しながら
調理しました。ケビン・コスナーのこの
映画、好きなんです。
返信する
Unknown (1kamakura)
2024-07-04 13:12:28
江戸の秋

うわー、おちゃさんのブログでまた一つ物知りになれました!
第二の胃袋がハチノス?なら他の三つは?
調べてみた
ーーーーー
牛には4つの胃があり、そのなかの第二胃をハチノスと呼びます。第一胃であるミノに続く部位で、口で咀嚼して飲みこんだ食物を両胃で発酵分解。口に戻し再び咀嚼して飲みこむという、「反芻(はんすう)」を繰り返すうえで大切な消化器官です。

胃壁がまるで蜂の巣のように、六角形が並んだ形になっていることからついた名前。次いで第三胃がセンマイ、第四胃をギアラと呼び、それぞれの部位が焼肉や煮込みなど、ホルモン料理の食材として重宝されています。
ーーーーー
ミノ、ハチノス、センマイ、ギアラ
なんですね。知らなかった。

ありがとうございます😊
返信する
Unknown (おちゃ)
2024-07-04 13:38:24
あきちゃん

そうそう、反芻して食べている。それぞれの胃が
機能するらしいです。それを考えていたら野生の
バッファローの肉を食べたいなあと思えてきて
やがてこの映画に思い至ったのでした。

焼き肉屋さんやホルモン専門店では
それぞれの部位を食べさせていますね。
ミノ、結構好きです。おいしいですね、あそこ。

黒ミノってスズキヤさんから時々出ています
よ。すっごくおいしいです。

https://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/7b86a5c338fa315643b54bb1da60df1f

イタリアンではなぜかハチノス=トリッパで
よく料理の一品として出て来ますが、それ以外が
イタリアンで出て来ることがまずない。

でもイタリア人がハチノスしか食べないってこと
はないだろうから、きっと他の胃もなにか料理に
するんでしょうねえ。
返信する
Unknown (ユーアネットショップ店長うちまる)
2024-07-04 16:43:14
鹿児島にいます。カーエアコンはまだ使ってませんが、この殺人的暑さにそろそろスイッチ入れないと。
返信する
Unknown (おちゃ)
2024-07-04 19:46:31
うちまるさん

鹿児島が多いですね。それなりに距離はあるで
しょうから大変。日本中めちゃくちゃ暑いので
おからだお気をつけてください。

私は今日は非労働日でした。
暑くてもなんとかなります。今も窓を全開、
涼しく過ごしております。

明日もまた、うちまるさんのビジネスがうまく
展開しますように。千客万来になりますように。
返信する
Unknown (えばら)
2024-07-04 20:04:55
ハチノスを調理師して、バッファローやdances with wolvesを思うって、さすがおちゃさんですね。アリゾナを思い出したからでしょうか。

それと比べたら確かにこちらはベタベタですね。気持ち悪いです。
返信する
Unknown (おちゃ)
2024-07-04 20:50:53
えばらさん

何を食べるにしても、常に環境を考える必要は
ありますね。地球に大きさに対して、ニンゲンの
数が大きくなり過ぎました。

それをまったく考えないって無責任かも。
とは言え、だったら何もたべなきゃいいじゃん
ってことになるんですが、そうも行かず、
出来ることから。そんなところですね。

本当に湿度が高い。気温が高いですね。
べったべたです。
返信する

コメントを投稿

食べ物・飲み物」カテゴリの最新記事