花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

2018年~2020年はフランドル絵画年?

2017-08-18 21:39:24 | 展覧会

チラシなどを片付けていたら、先日Bunkamuraで入手したオランダ・フランドルの観光パンフレットが出てきた。

けっこう旅行時に役立ちそうだったので、内容に目を通していたら、貴重な情報が載っていた…。

■■■■■

2018年~2020年はフランドル絵画年 「フランダースの巨匠たち」

これからベルギー・フランダースはフランドル絵画年を迎える。2018年はルーベンスが活躍したバロック都市アントワープに焦点を当て、2019年はブリューゲル没後450年とアントワープ美術館のリニューアルオープンを祝う。2020年はゲント祭壇画の修復が完成しゲント美術館ではファン・アイク展が開催予定だ。これからベルギー・フランダースから目が離せない! (パンフレットから)

■■■■■

ということは、う~む、2019年はアントワープ(アントウェルペン)に、2020年はゲント(ヘント)に行かねばならぬのでしょうかね(^^ゞ


老眼鏡(occhiali da presbite)(^^;

2017-08-18 01:18:59 | Weblog

最近本を読んでいると目が疲れやすく、眼科によるとどうやら老眼の度が進んでしまったようで、新しい老眼鏡を買いました。で、これがまた良く見えるんです。当然、鏡に映る自分の顔もドアップで、皺も毛穴もバッチリ(笑)。で、思いました。老眼って私たちの老化を見ないようにするためになるんじゃないかと(^^;;

Ho comprato nuovi occhiali da presbite, perche’ mentre leggevo libri i mei occhi erano molto stanchi.
Con questi occhiali posso vedere chiaramente la mia faccia allo specchio.
Ma ho dovuto vedere anche le mie rughe e i miei pori.
Secondo me, la presbiopia sara’ per non vedere il nostro invecchiamento.:-P

間違いだらけのイタリア語かもです(^^;;


久々の石巻。

2017-08-16 00:46:35 | お出かけ

お盆なので石巻に行ってきました。お盆休みのお店が多いからか(それでなくてもお店は櫛の歯状態だし)街中は閑散としていました。「Reborn-Art Festival」も開催中なのですが…ね。

http://www.reborn-art-fes.jp/

観慶丸」でも何かやっているのでしょうか??フェスの登旗が...。ちなみに、時間がなく覗きもしていませんが(^^ゞ

 「観慶丸本店」

8月になってから天候も不順で、フェスティバルの主催者側に同情したくなりました。 

橋通りに新しくできた「元気市場」2階の食堂レストラン(?)でランチをしたのですが、噂通りの内容でした(-_-;)。お盆で帰省した家族たちで混んでいましたが、私的にはリピートは無いでしょう。 北上川中瀬の「石ノ森萬館」が目の前に見える立地だけが取り柄かもしれませんね。

白い円盤型の建物が「石ノ森萬画館」 

震災からの復興の難しさをつくづく感じた、久々の石巻でした。


新PC&プリンター購入。

2017-08-11 00:28:17 | Weblog

メインに使っていたPCの調子が悪いので新しくPCを購入した。Windows7から10への切り替えとなったが(サブPCは既にWin10)、なんと盲点があった。現行のプリンターとHPビルダーがwindows10に適応していない(◎_◎;) 

というわけで、泣く泣くプリンターも新規購入したものの、前機のインク残量も多いし、さらに、画像ソフトとしてめちゃ使い勝手の良いHPビルダーのウェッブアートデザイナーも手放せない(WADのために21を購入する?)。なので、前PCも前プリンターも当分処分できず、機械だらけになっている(;''∀'')

ちなみに、Officeももちろんヴァージョンアップしたが、なんだかWord(タイピングがね)が使いにくくストレスで疲れる。ブログは主にWordで書いているので、なんだか慣れるまでが大変(~_~;) 

と、ブログをサボっている言い訳でしたっ(^^;;


仙台市博物館「空海と高野山の至宝」展(後期)サクッと感想(^^;

2017-08-08 01:36:59 | 展覧会

仙台市博物館「空海と高野山の至宝」展の後期を観た。

思うに、前期の方が充実していたような気もするが、「八大童子立像」の《恵光童子》《恵喜童子》が観られたのは幸いである。特に《恵光童子》の表情が良かった。眉間に皺を寄せ怒りの表情なのだが、玉眼に悲しみが滲む。 

で、やはり弘法大師筆《国宝 聾瞽指帰(ろうこしいき)下巻》(平安時代)が見応えがあった。書はよくわからないが、それでも上手さが伝わってくる。遠い時代の弘法大師(空海)がなんだか身近に感じられたのだ。「漢字三千年」展を観たせいもあるのかもしれない。 

実は、ネットで映画「空海-KU-KAI」を知り、原作本を読んでみた。荒唐無稽のファンタジー小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』である。

夢枕獏『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(角川文庫)。もちろんファンタジーの世界なのだが、若き留学僧の空海により親近感が沸く。

ところで、この小説には順宗は出てくるが《金念珠》は出てこない。しかし、憲宗から「菩提樹の実で作らせた念珠」を貰っている。《金念珠》目当ての私にはちょっと残念だった(^^;

ちなみに、この唐の時代を描く夢枕獏は『長安の春』から多くインスパイアされたに違いないと思ってしまった。

石田幹之助『長安の春』(東洋文庫)。恥ずかしながら昔の愛読書。今は埃をかぶってすっかりボロボロ(^^;; 

空海を知るにはもっとまじめな本がたくさんあるのに、ファンタジー小説を読んでしまう自分って何て安易なのだろうと反省(^^ゞ


美術手帳「アルチンボルド展」インタヴュー記事。

2017-08-04 00:48:33 | 展覧会

ゲストのむろさんさんから教えていただいた「美術手帳」のインタビュー記事がとても興味深い。(深謝!!>むろさんさん)

「なぜ日本初のアルチンボルド展は実現したのか? 担当学芸員にその舞台裏を聞く」

https://bijutsutecho.com/interview/6176/

今回の「アルチンボルド展」を含め、イタリア美術の展覧会の舞台裏を知ることのできる貴重なインタヴューである。イタリア美術展における企画者側の熱意とご苦労が率直に伝わってくる。

ちなみに、記事を読みながら、今回の「アルチンボルド展」が2011年のミラノ展と同じくシルヴィア・フェリーノ=パグデン女史が監修者になったのは良かったなぁ、と素直に思う。 ミラノ展の視点がそのまま今回の展覧会にも反映されていたように思えたのだ。

で、少々意外だったのは、企画側ではアルチンボルドが日本ではマイナーという認識を持たれていたようで(私的にはメジャー画家だったけど)...

>展示室に入る前に「アルチンボルドメーカー」がありますよね。あれも広く美術ファン以外の方にも来ていただこうと。

 

なるほど...で、私も撮っちゃいましたし(^^; 似ていませんが(笑)

>日本では2000年代以前、イタリア美術の展覧会はほぼやらなかった(できなかった)

1989年の国立西洋美術館・京都国立近代美術館「ヴァチカン美術館 特別展」で、古代からバロックまでのイタリア美術が展示されたはずだが、ヴァティカン絡みだからきっと例外だったのだろうね。 当時、残念ながら観てはいないが、カラヴァッジョ《キリストの埋葬》まで来日しているのだから凄い。

図録。メロッツォ・ダ・フォルリ《楽奏天使》まで来日している。

ということで、イタリアの美術館の財政難に乗じて(汗)、これからもより良質の展覧会を多数、ぜひ企画して頂きたいものである。