花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

東京都現代美術館「クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ展」サクッと感想。

2023-01-28 21:46:34 | 展覧会

東京都現代美術館「クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ展」を観た感想をサクッと。

https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/Christian_Dior/

今までに見たドレス系展覧会の中でも、大規模かつ圧倒的に美的迫力ある展示で、本当に素晴らしい展覧会だった!!もちろん、親会社「LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」の絶大な力あってこそだろうが、パリ、ロンドン、NY、上海、成都、そして東京にも巡回してくれたのは嬉しかった!!

ディオールの麗しいドレスの数々、 自分が着るなんて思いもしないけど(体形が無理)、美しいドレスを見るとやはり目が喜ぶのだ

初代ディオールの作品はもちろん、後継デザイナーたちの各々の個性も際立ち、「Dior」というブランドが時代とともに進化していく過程もドレスから見ることができた。私的にはディオール時代にすでにサン・ローランの個性が見えるのが面白かったけどね。

さて、オープニングはクリスチャン・ディオールの有名な「ニュールック」から。ウエストのくびれと裾の広がったスカートのシルエットが美しい。

日本の桜からインスピレーションを得たドレスも。

それぞれのデザイナーは様々なインスピレーションを取り込みデザインし、そのデザイン画からトワルが作られ、美しい素材(生地や刺繍なども含め)でドレスとして仕上がる過程も興味深かった。

例えば、ギリシア建築の柱(オーダー)がそのままのドレスとか(笑)。

デザイナーがデザイン画を描き、工房のパターン・縫製担当者たちが立体的な「トワル」を作る。その白いトワルの展示のすばらしさ!!

「トワル(toile)」とは、洋服を仕立てる際にデザインやサイズを確認するために試験的に縫製された仮縫いの服である。主に白いシーチングで作られる。

例えば、下のトワルは細かい襞の重なりが素敵なドレスなのだけど、よく見ると手縫いなのよね。その作業を考えると気が遠くなりそう

それと、面白かったのはディオールのCMフィルム上映。有名どころの監督たちが撮っていて、異色なのはデビッド・リンチとかソフィア・コッポラなども撮っているのだ。

しかし、私的な一押しはマッテオ・ガッローネ監督作品である

※Youtube動画:https://www.youtube.com/watch?v=yxBFwqRbI8c

この動画にも登場するサンプル見本(?)の小さなドレスが素敵なのよ 。色彩のグラデーションも美しく、もう目が離せませんでしたわ。

本当に多くのドレスが展示されていたのだけど、全部撮影OKで、もちろん私もスマホで撮りまくり。あまり多すぎて紹介できないので、その中から、ほんのちょっとだけご紹介。

このドレスと背後の絵画コラボが良く合っていたのよ

それと、やはりドレスはデテールよね、という例...。シルクの襞のとり方で美しい曲線が作られていて、ほーっとため息が出てしまった。

ということで、本当はもっとドレスを紹介したいのが、サクッと感想ということで、すまんです。できたら、続きで素敵ドレスを紹介したいなぁ。


丸紅ギャラリー「美しきシモネッタ」展 サクッと感想。

2023-01-25 17:11:28 | 展覧会

丸紅ギャラリー「美しきシモネッタ」展を観た感想をサクッと。

展示されている作品は《美しきシモネッタ(La bella Simonetta)》のみ、まことに贅沢な展示空間であった。こうゆー展示は私も好き。五反田「ルーヴル・DNPミュージアムラボ」が懐かしい...。

サンドロ・ボッティチェッリ《美しきシモネッタ(La bella Simonetta)》(1469-75年)丸紅ギャラリー

シモネッタ様には都美の展覧会以来の再会となる。今回で会うこと3回目かな?

ちなみに、今回の展覧会の内容については、丸紅ギャラリー杉浦勉館長による講演会動画が詳しい。興味ある方はぜひ下記 ↓ 動画をご覧あれ。私的にも大変勉強になったもの

※動画:「ボッティチェリ≪美しきシモネッタ≫について」

https://www.youtube.com/watch?v=KNWjoNi8CJU

中でも、アシュモリアン美術館の素描がどの作品の下絵か?という「シモネッタの肖像画比較」がなかなかに興味深かった。解説によると、顔(目鼻口)の造形比率で言えば丸紅作品の方が近いとのこと。

サンドロ・ボッティチェッリ《若い女性の頭部》(1475-1500年)アシュモリアン美術館

サンドロ・ボッティチェッリ(工房?)《女性の肖像》(1480-85年)シュテーデル美術館

サンドロ・ボッティチェッリ《女性の肖像》(1480年頃)ベルリン国立絵画館

丸紅作品の制作年を見ると初期作品に位置づけられるようで、確かに画調はやや冷たく硬く感じられる。それでも魅力的な作品なので、真贋論争も決着したようだし、海外にも広く画像流布した方が良いのではないかと思ってしまった。

だって、イタリア版のSimonetta画像には紹介されていないし、なんだか寂しいよね。まぁ、欧米の研究者はアジア圏所蔵だとなかなか真作認知しない傾向はあるようだけど...


国立西洋美術館「ピカソとその時代展」サクッと感想。

2023-01-21 22:36:11 | 展覧会

会期末の滑り込みで、国立西洋美術館「ピカソとその時代ーベルリン国立ベルクグリューン美術館展」を観た。ベルクグリューンさんの現代美術愛が詰まったコレクションで、優れた鑑識眼と画廊経営者としての手腕もが偲ばれる展覧会だった。

https://picasso-and-his-time.jp/

会場は私のような駆け込み客でかなり混みあっていたが、やはり現代美術は若い観客層が多い。で、嬉しかったのは今回も写真撮影(フラッシュ禁)OKで、スマホで写真を色々撮ることができたこと

さて、オープニングはセザンヌ《セザンヌ夫人の肖像》で...

ポール・セザンヌ《セザンヌ夫人の肖像》(1885-86年頃)

その後に意表を突くようにジャコメッティの素描が並んでいたのだ(それも西美所蔵)。

アルベルト・ジャコメッティ 左:《セザンヌの模写ーセザンヌ夫人の肖像》               右:《レンブラントの模写ー窓辺で描く自画像》(1956年)国立西洋美術館

今回の展覧会は「ピカソとその時代」を扱ったものであり、確かにジャコメッティも同時代の芸術家なのである。

ジャコメッティは彫刻家だからか、セザンヌ夫人もレンブラントも立体としての顔の彫り込み線が印象的だ。この素描もだが、彼の絵画作品を観ると、線がどんどんエネルギーを凝縮していくように見える。

そして、思ったのだが、セザンヌもレンブラントも、ジャコメッティにとってリスペクトする画家たちなのではないかと。それに、自画像を描いているレンブラントを描くって、なんだか自己投影っぽいよね。

ちなみに、渡辺晋輔氏の「国立西洋美術館所蔵のジャコメッティの素描について」を読むと、ジャコメッティは昔から多くの絵画作品を模写しており、画家として特にセザンヌとレンブラントがお気に入りだったようだ。

https://nmwa.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=738&item_no=1&page_id=13&block_id=21

セザンヌはルネサンス以来の西洋絵画の表現形式を壊してしまった。この展覧会に登場する画家たちは皆、セザンヌの破壊を糧に自らの方向性を模索し、彼らの更なる破壊の軌跡が展示されていたと言えるかもしれない。

なにしろ、ピカソだってセザンヌ紛い(?)の作品を描いているし😉。まぁ、キュビズムと言うべきなのだろうけど。

パブロ・ピカソ《丘の上の集落(オルタ・デ・エブロ》(1909年)

で、今回の展覧会で私的に特に興味深かったのは、ピカソの頬杖をつく「メランコリア」ポーズの女性像シリーズ!! なんと多様な「メランコリア」だこと!!!

パブロ・ピカソ《水差しを持ったイタリア女》(1919年)

パブロ・ピカソ《緑色のマニュキアをつけたドラ・マール》(1936年)

パブロ・ピカソ《横たわる裸婦》(1938年)

パブロ・ピカソ《多色の帽子を被った女の頭部》(1939年)

パブロ・ピカソ《女の肖像》(1940年)

ピカソがこの時代、頬杖「メランコリア」(デューラーやレンブラントを想起させる!)ポーズの女性像を多く描いているのがわかる。私にはメランコリーな時代の空気がこのポーズに凝縮しているように思えた。

会場内の解説「両大戦間のピカソー女性のイメージ」でも、彼自身の女性観や不穏な時代の空気を反映しながらますます多様な形式に展開した、とあり、蓋し!とうなずいてしまった。

今回の展示作品を眺めていても、ピカソは長生きしたからこそ、その表現形式の多様さと変遷は実に興味深い。そのピカソと同時代の画家たちも、それぞれの表現形式の変遷が作品から窺うことができ、本当に面白かった。キュビズムの盟友ブラック、ドイツのパウル・クレーの変遷、フォービズムのマティスのその後の展開、そして見えるがまま彫刻のジャコメッティ...。

今回のボリュームのある展示作品の数々は、画家達がいかに独自の表現を創造するか、その挑戦と模索の軌跡をも教えてくれたような気がする。

ということで、サックっと感想ではあるが、現代美術とは言え、かなり満足感のある展覧会だったと思う


大人の休日作戦-真冬編。

2023-01-18 22:22:50 | 展覧会

久々に大人の休日作戦を実行。仙台⇔東京 ×2回 という、ハードでタイトな日程を無事終了した。もちろん、お目当ては美術館の展覧会・小企画展。

(1)国立西洋美術館「ピカソとその時代―ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」

   https://picasso-and-his-time.jp/

(2)国立西洋美術館(版画素描展示室)「版画で「観る」演劇」展

   https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2022watch.html

(3)丸紅ギャラリー「美しきシモネッタ」展

   https://www.marubeni.com/gallery/exhibition/index.html#exhibition

(4)東京都現代美術館「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展

   https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/Christian_Dior/

ということで、展覧会感想は追って、ぼちぼちと


大崎八幡宮(仙台)「どんと祭(松焚祭)」に行った。

2023-01-14 22:46:20 | Weblog

大崎八幡宮(仙台)の恒例「どんと祭」に行ってきた。

https://www.oosaki-hachiman.or.jp/festival/matsutaki/index.html

毎年、正月飾りを納めに行っていたが、去年はコロナ怖さで行けなかったので、今年はなんとか行きたいと思っていた。

例年、午後6時過ぎに行くと混雑が酷いので、今日は早めに家を出て、着いたのは午後4時15分頃。人はかなり集まっていたものの、なんと、まだ火入れがされていなかった。

係りの人に聞いたら、火入れは午後4時30予定とのこと。もうすぐだし、今まで火入れ場面を見たことがなかったので、待って見ようと思った。

しかし!予定は未定の通説通り、時間より遅れて神事が始まり、さんざん待たせた挙句、ようやく火入れが始まったのは午後5時半頃!! あたりはすっかり暗くなり、人の輪もどんどん膨らんでいた。

 (恒例「裸参り」の人々)

無事、どんと祭の御神火に今年の健康を祈り、御社殿に参拝に行こうと場を離れた。が、すごい人波!!

御神火の周囲は左回りで御社殿に行くのがルートなのに、その中で立ち止り、道を塞いでいる若者が多くて、コロナ禍なのにもの凄い過密状態。韓国の梨泰院事件の状況が頭を過ってしまった。

年寄の偏見かもしれないが、今どきの若者って群れたり密になるのが好きなのだと思う(コロナ禍の中なのに)。さらに、自己中で視野が狭いから、人の流れに逆らって(御神火を見るために)立ち止まることがいかに危険か認識できない。

人混みをかき分けようやく脱出できた時は、ホッとしたのと同時に、「コロナ禍の密」にゾッとしてしまった。御社殿でも今年の健康を祈ったが、今はこの「どんと祭」でのコロナ避けを祈っている


東京国立博物館《花車図屏風》。

2023-01-12 19:47:53 | 美術館

多分、私は屏風絵が好きなのだと思う。やはり、今回の東博常設展示で一番目が惹かれたのも《花車図屏風》だった。四季の花々もだが、螺鈿蒔絵の車の漆黒が金地に実に映える。

《花車図屏風(6曲1双)》右隻(江戸時代・17世紀)東京国立博物館

《花車図屏風(6曲1双)》左隻(江戸時代・17世紀)東京国立博物館

https://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0009745

「絢爛に金で装飾された花車(花見の車ともいいます)5輛それぞれに藤、牡丹、杜若、紫陽花、菊など、四季の花々を載せています。花車図は江戸時代はじめ、大名家の間で人気のあったモティーフで、主に狩野派の絵師たちによって描かれました。」(colbaseサイトより)

《花車図屏風(6曲1双)》右隻 一部拡大

咲き乱れる季節の切り花の数々が四季それぞれの花車に、それも螺鈿蒔絵の車なのだ!! 近寄って見てみると、本当に螺鈿細工が散りばめられた蒔絵として描かれていることがよくわかる。もしかして、昔の車(花車)には実際に蒔絵装飾が施されていたのかもしれない。東博には豪華な螺鈿や高蒔絵の鞍も展示されているが、車も一種の乗り物と見れば、装飾の美々しさを競う当時の心意気みたいなものが偲ばれる。

で、面白いのは、同じ17世紀、欧州でも花卉画が流行をみせているが、そこにはヴァニタス的意味合いが多分に含まれている。しかし、この日本の花車図は四季の花々と装飾デザインの豪華さをただただ愛でる風流趣味(大名趣味?)のように思えるのだ。

いずれにせよ、美しいものを見るのは目の喜びだよね


東京国立博物館《胴服 水浅葱練緯地蔦模様三つ葉葵紋付》。

2023-01-08 14:33:47 | 美術館

東京国立博物館で「国宝展」を観た後、当然、常設展も観た。ということで、サクッと感想を。2022年10月の時期、特に目が喜ぶ展示品がいくつかあった。

まずは、今年の大河ドラマの主人公である徳川家康ゆかりの《胴服 水浅葱練緯地蔦模様三つ葉葵紋付(辻が花染)》から。

https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/I-4270?locale=ja

《胴服 水浅葱練緯地蔦模様三つ葉葵紋付(辻が花染)》(安土桃山時代 16-17c)東京国立博物館

《胴服 水浅葱練緯地蔦模様三つ葉葵紋付(辻が花染)》背面

「現代の羽織の原形で、武士が普段着として小袖の上に着用した綿入れの上衣です。縫い締め絞りで地色と黄や萌黄の葉を染め分け、細い墨線による描絵で模様をあらわします。行徳における農民の争論を沈めた恩賞として、鷹師・荒井源左衛門威忠が徳川家康より拝領したと伝わっています。」(東博サイトより)

繊細な絞り染めの上に更に墨絵で描く「辻が花染」の技法が、デザイン的にも色彩的にも実にセンス良く、この《胴服》を格調高くしているように思えた。実際、この実用的かつ美しい《胴服》(綿入れ)を欲しくなっちゃったほど。ガウンとして寒い東北の冬にぴったりだわ

この《胴服》、徳川家康から拝領したからには、きっと家宝として大切にされてきたものだと思う。素敵な《胴服》なので、現代まできれいに保管されていて本当に良かったと思った。


東京国立博物館「国宝 東京国立博物館のすべて」展 遅ればせサクッと感想。

2023-01-06 12:05:53 | 展覧会

昨年末に書けなかった「遅ればせサクッと感想」の続きをぽつぽつと書いていこうと思う。ということで、まずは東京国立博物館「国宝 東京国立博物館のすべて」展のサクッと感想から。

https://www.tnm.jp/150th/project/202210/exhibition_tokubetsuten_tnm.html

私が観たのは第1期で、長谷川等伯《松林図屏風》に久しぶりに会いたかったからだ。東京に住んでいた頃は1月に観ることができたが、仙台に戻ってからはご無沙汰気味になっていた。

長谷川等伯《松林図屏風》(安土桃山時代 16c)東京国立博物館

第1期の展示はオープニングがこの《松林図屏風》であり、人混みの中での鑑賞ではあったが、静寂な松林の間から霧靄が確かに流れてくるのを感じることができた。この松林の霧の中に自分が溶け込む刹那が味わいたくて会いたくなるのだ。

《松林図屏風》の隣に展示されていたのが狩野長信《花下遊楽図屏風》である。安土桃山の絢爛たる花の宴はもしかして当時のパラダイスを描いたのではないか? と、ふと思ったのは 左隻であった。

狩野長信《花下遊楽図屏風》 左隻(安土桃山時代 16c)東京国立博物館

《花下遊楽図屏風》 左隻 一部拡大

なぜならば、左隻を眺めながら土田麦僊《湯女》を想起してしまったのだ。かつて(2006年)観た、東京国立近代美術館「モダン・パラダイス展」の中で一番パラダイス感が強く魅了された作品である。日本の(大正時代の)桃源郷かもしれない、と思った記憶がある。

http://archive.momat.go.jp/Honkan/Modern/index.html#detail

土田麦僊 《湯女》(1918年)東京国立近代美術館

《花下遊楽図屏風》が安土桃山のパラダイスとしたら、隣に並んだ久隅守景《納涼図》は江戸初期の庶民のパラダイスなのかもしれない。

久隅守景《納涼図》(江戸時代 17c)東京国立博物館

「国宝展」の宣伝番組の解説では、戦国時代の理想的楽園図かもしれないとの話が出ていたが、戦国のの安土桃山から、戦乱を経た江戸時代初期のパラダイスが、つつましやかな家族の《納涼図》であるのが了解できる。多分、近代的な視点と技量を持った久隅守景だからこそ描けた新時代のパラダイス感だったのだろう。

私的にはこのオープニングの屏風図並びだけで満足感を味わってしまい、あとはオマケ的に楽しんだのだった

ということで、前半は「国宝」だらけ、後半は「東京国立博物館のすべて」で、最後のお見送りが《見返り美人》というのは気が利いていたかもね

菱川師宣《見返り美人》(江戸時代 17c)東京国立博物館
 
国宝展を観終えた後、ショップをチェックしていたらクリアフォルダーが並んでいた。「松林図屏風」を買おうかなと手に取ったのだが、その下方に酒井抱一「夏草秋草図屏風」を見つけ、悩んだ挙句抱一を選んでしまった
 
 
ちなみに、展覧会の後に常設展も観たので、そちらの感想もサクッと書きたい

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が実写映画化!!

2023-01-05 18:17:10 | 映画

いやぁ、驚いてしまった。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が実写映画化のニュースが!!

https://news.yahoo.co.jp/articles/7805a12403a5d0a098dfed8a846eb49c2c6bcbd3

特報動画:https://www.youtube.com/watch?v=wetqJZ4HphM

岸辺露伴先生も泉京香ちゃんもNHK「岸辺露伴は動かない」の延長線上って、はやり嬉しい

ちなみに、渡辺一貴監督:映画「暗殺の森」で描かれるパリは退廃的で陰鬱だ。って!!

ベルナルド・ベルトルッチ監督「暗殺の森(Il conformista)」と言ったら、あのダンスシーン。ドミニク・サンダが美しかったなぁ。撮影監督ヴィットリオ・ストラーロの腕も良かったと言うべきかも。

https://www.youtube.com/watch?v=PS7h9vnsUs8

懐かしい作品だが、今もう一度見るなら、イタリア語にも耳を傾けたいなぁと思う。


デスクトップの背景写真。

2023-01-04 12:41:40 | Weblog

12月にPCを買い替えたのだが、デスクトップの背景が無機質なデザインで気になっていた。ということで、正月は暇だからデスクトップの背景変更に挑戦した。

背景写真を選定するにあたり、Windows11の設定から入ると選べるストック写真がつまらない。じゃぁ、自分で撮った写真を使うしかない。

しかし、私の写真は圧倒的に美術作品か教会等の有名建築物だったりが多くて、背景写真にすると画面が密すぎて息が詰まりそうになるのだ。ははは...なんと、カラヴァッジョ作品さえ

ということで、数少ない風景写真から選んでみた。候補にした写真がみな海を撮ったものだったのが自分でも面白い。

風景写真を撮るなんていう時間があったのは、宿泊したのがたまたま海に近いリゾートホテルだったからだ。特にタオルミナは映画「グラン・ブルー」であこがれたカポ・タオルミナだったし。

(1)タオルミナ

(2)タオルミナ

(3)ペーザロ

(4)ペーザロ

この4枚の写真画像を実際にデスクトップ画像として当て嵌めてみると、結局シンプルな画像の方が心理的にほっとすることがわかった。

ということで、結局採用したのは(4)のペーザロで撮った朝焼けのアドリア海だった。しばらくの間、PC画面でアドリア海を眺めることになりそうだ。

風景写真はめったに撮ったことがない。春になったら、背景写真のために桜を撮りに行きたいなぁ