花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

新型コロナウィルス「国立西洋美術館」も閉館するのか?? 追記:臨時休館決定。

2020-02-26 19:29:40 | 美術館

私の聞き間違いだろうか?? NHKの午後7時のニュースで、新型コロナウィルス拡大のため、政府(文部科学省)は(2週間ほど?)、国立の博物館・美術館を閉館する、と。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020022601143&g=soc

国立西洋美術館のサイトを見たが、2月25日付けの「イベント中止のお知らせ」だけで、まだ言及はされていない。

https://www.nmwa.go.jp/jp/index.html

3月3日(火)から「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が始まるが、どうなるのだろうか??

https://artexhibition.jp/london2020/

追記:臨時休館が決定。

【全館臨時休館】2020年2月29日(土)~3月16日(月)


映画「パラサイト-半地下の家族」を見た。

2020-02-25 20:46:04 | 映画

今年のアカデミー賞作品賞を受賞した韓国映画「パラサイト」を見た。

http://www.parasite-mv.jp/

外国語映画賞ではなく作品賞であることが話題になったが、多分、テーマが韓国だけでなく米国も(日本も世界も)抱える大きな課題である「格差」だからこそだろう。それをアイロニカルで上質なエンターティメント作品に仕上げたところが勝因だったのかもしれない。

半地下の家に住む無職で貧乏な家族が、高台にあるお金持ちの家に就職し寄生して行く。その寄生計画の実行過程が実に面白い。しかし、その豪邸には秘密があった…。豪雨のある日から一家の計画が狂って行く。

豪雨の出水が「階段」を、道路を、奔流となり下って行くシーンは象徴的であり見事である。氾濫した汚水が流れ込む半地下の家の様子と言ったら…。

ネタバレになりそうなのでこの辺でやめるが、最初から最後まで目が離せない映画的面白さを楽しみながらも、格差社会の悲哀を想う時、やはりポン・ジュノ監督の手腕を称賛したくなる。


「宮城県美術館」移転→検討。しかし...(-_-;)

2020-02-20 22:27:25 | 美術館

「宮城県美術館」移転案が出ていることは、以前にもこのブログで触れたが、今日、宮城県の「基本方針の最終案」が出たようだ。

https://www.fnn.jp/posts/2020022000000006OX/202002201941_OX_OX

市民団体などが県に対して美術館の移転に反対する署名を提出。さらにパブリックコメント(私も一県民として「反対」意見を送った)の集計では、221件のうち「賛成」とするのはわずか5件。

それなのに、宮城県は「移転そのものを変更する方針は示していません。

移転の結論ありきで、県民の声を無視。現宮城県知事が文化的素養もセンスも無いのが本当に残念だ。個人的意見だが、ごり押しを続けるような知事はいりません。


Eテレ「日曜美術館」でヤン・ファン・エイクが♪

2020-02-11 23:42:23 | 展覧会

ゲストの通りがかりの者さんからの情報です。(感謝です!!>通りがかりの者さん)

(1)2月16日(日)NHK-Eテレ「日曜美術館」(9:00~9:45)の特集は「光の探求者ヤン・ファン・エイク よみがえる"ヘントの祭壇画”」です。

https://www4.nhk.or.jp/nichibi/x/2020-02-16/31/34935/1902832/

(2)ライターの青野尚子さんのtwitterに「ファン・エイク展」取材記事が出ています。

https://twitter.com/najapan

後日、「Pen-Online」で別途記事化予定とのこと。

https://www.pen-online.jp/

やはり「ヘント祭壇画」および「ファン・エイク展」は日本でも関心を呼んでいるようですね(*^^*)

ちなみに、西洋美術史の某先生がおっしゃっていたのですが、ブリュッヘ《ファン・デル・パーレの聖母子》の聖ゲオルギウスの盾の部分にヤン・ファン・エイクの自画像が映り込んでいるとのことです。ガラスが嵌め込まれているため、肉眼では確認が難しいとのこと。単眼鏡でもやはり無理でしょうかね??

 

さらに聖ゲオルギウスの甲冑の間接部分に取り付けられた小さな丸楯(バックラー (en:buckler))の反射表現に、ヤン・ファン・エイクの高い技術を見ることができる。赤いターバンを巻き、イーゼルのそばに立つヤン・ファン・エイクの自画像も描かれており、ロンドンのナショナル・ギャラリーが所蔵する、自画像ではないかとされている『ターバンの男の肖像』とよく似ている」(Wikipediaより)


アカデミア・カッラーラで「Tiziano e Caravaggio in Peterzano」展。

2020-02-03 01:38:46 | 展覧会

ボローニャのFさんから展覧会情報を頂いた。ベルガモのアカデミア・カッラーラでシモーネ・ペテルツァーノ(カラヴァッジョのミラノ時代の師匠)に焦点を当てた「Tiziano e Caravaggio in Peterzano」展が開催されるとのこと。(Grazie!!>Fさん)

https://www.lacarrara.it/en/event/tiziano-e-caravaggio-in-peterzano/

◆「Tiziano e Caravaggio in Peterzano」展(ペテルツァーノにおけるティツィアーノとカラヴァッジョ展)

・会期:2020年2月6日(木)~5月17日(日)

・会場:アッカデミア・カッラーラ(Accademia Carrara)(ベルガモ)

シモーネ・ペテルツァーノ《風景の中のヴィーナス、クビドと二人のサティルス》(1570-73年)ブレラ美術館

「ティツィアーノの弟子であり、カラヴァッジョの巨匠であるシモーネ・ペテルツァーノは、ルネッサンス芸術の重要な人物でした。彼の絵画には、ベネチアの色とロンバルディアの地に足を踏み入れた自然主義的な伝統があります。 そして、カラヴァッジョの作品に圧倒的に現れる彼の遺産。ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ、カラヴァッジョによる豊富な傑作の展示では、イタリア美術史上最高の名が並ぶの中で、ペテルツァーノの作品の再発見がふさわしい舞台として示されています。」(美術館サイト)

もちろん観には行けないが、ペテルツァーノがカラヴァッジョに与えた影響はどのようなものだったのか、興味津々である。


ヘント(ゲント)美術館「Van Eyck展」がいよいよ始まる。

2020-02-01 01:21:36 | 展覧会

ヘント(ゲント)美術館「Van Eyck展」が今日(2月1日)から始まる。

◆「Van Eyck - Optical Revolution」展

https://vaneyck2020.be/en/

・会期:2020年2月1日(土)~4月30日(木)

・会場:ヘント(ゲント)美術館(ベルギー)

ゲストの通りすがりの者さんから、公式サイト(プレス用)に内覧会の模様が掲載されたとの情報をいただいた。会場設営や展示作品など、臨場感にあふれる写真がたくさん紹介されている。(感謝です!!>通りすがりの者さん)

https://www.dropbox.com/sh/dvn2x1s053fpnyc/AAAinnQmYb5maU1-Nh9LimrXa/Installation%20shots?dl=0&subfolder_nav_tracking=1

世界各地からファン・エイク作品が集い、更に、あの!「ヘント祭壇画」パネルを間近で観られるという、貴重な展覧会である