花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

苦労続き(^^ゞ

2018-11-26 22:21:56 | Weblog

ブログ夏休みの理由は色々重なったものですが、その内の一つがマンション上階のお宅の台所排水管亀裂による排水漏れであり、直下の我が家が被害を被りました。原状回復の修理について、上階お宅、管理会社と保険会社と修理業者との調整が長引き、実施が決まったのは10月、旅行直前でした。実施日は11月26日から3日間、旅行から戻ってからということになりました。

ということで、今日から内装修理が始まり、明日・明後日は特にPC環境が厳しそうです。皆さんのコメントへのレスも環境が整いましたら再開しますのでご了承くださいませ。「ブリューゲル展」の感想も書きたいのですがね

ちなみに、捻挫の足を病院で診て貰ったら、骨に損傷が無かったのでホッとしました。貼り薬を貼って動かないことですね、と言われても、内装修理で荷物移動が必要なのにね 瑕疵が無いのに苦労をしなくてはいけない状況って酷いわ


ロンドン(4)

2018-11-24 22:29:26 | 海外旅行

ロンドン・ナショナル・ギャラリー通い3日目で、やっと日本人の話し声を聴いたのは、なるほどなぁ!で、なんと印象派作品展示室でした

モネとかゴッホとか...

多分、日本人(老若男女)にとって日本絵画(例えば鈴木基一など)より親しみを持っているのは印象派の画家作品なのではないだろうかと思うのです。イタリア人がイタリア古典絵画の前でなんだかんだ語るように、日本人が印象派絵画の前で語ることはごく自然の情景のように感じられます。

ということで、階下の展示室も含めてLNGをほぼ踏破しました。毎日通ったこの美術館を去るのがなんだか少し寂しかったです

で、ホテルからピックアップした重い荷物を転がしながら、コベントガーデン駅でホームに向かっていいると、英国老婦人がリフトの乗り方を教えてくれたり、ホームへの階段に出くわた時には英国人紳士が荷物を持ってくれたり、一見クールそうな英国人が見せる自発的な親切が、日本人オバサンにはちょっと感激でした♪

ということで、色々なアクシデントもあったりしましたが、長かったようで短かった今回の旅も無事終わることができました


ロンドン・ナショナル・ギャラリー。

2018-11-23 05:36:14 | 美術館

今回のロンドン・ナショナル・ギャラリーでは写真を色々撮ったのですが、その中から取りあえず数点だけピックアップして紹介したいと思います。要するに私好みの作品ですね

カラヴァッジョ3枚並びです♪♪

多分、LNGの売りはこのレオナルドでしょう。

やはりピエロ・デッラ・フランチェスカは時代を超越してますね。

ヤン・ファン・エイクって写真写りが悪いですねぇ💦

ボスの描くキリストって、なんか悲壮感が感じられないんですよね

今回面白いと思ったのは、イタリア絵画の展示室ではイタリア語が、スペイン絵画の展示室ではスペイン語が聞こえて来たことです。私もMETに行くと日本美術展示室に行っちゃいますしね


ロンドン(3)

2018-11-23 05:02:40 | 海外旅行

今日も開館時間からナショナル・ギャラリーに入り浸りでした。


で、昔の記憶で間違っていたのですが、平常展に関しては写真撮影(フラッシュ禁止)大丈夫!でした。先の記事も訂正しました 

ということで、写真を撮りながら作品を観まくったのですが、時間切れでイーストウイングまでは辿り着けませんでした。明日はイーストウィングの攻略です。と言っても、ロンドン滞在も明日の午後までで、後はヒースローから日本へ帰国予定です。無事に帰国したいです!!

それにしても、今回のロンドン滞在は、毎日ホテルとLNGとの往復のみ、という単調な日々です。まぁ、目の果報は余りあるものですけどね


ロンドン・ナショナル・ギャラリー「マンテーニャとベッリーニ」展 超サクッと感想(^^;

2018-11-22 07:43:43 | 展覧会

「マンテーニャとベッリーニ」展の取りあえずの超サクッと感想を。記憶のみで書いているので誤記があったらすみませぬ

さて、この展覧会、確かに見応えはある。期待していた通り、ハンプトンコートからマンテーニャ《カエサルの凱旋》3作品が展示されていた。ルーヴル、プラド、ベルリン、ワシントン&MET等々、イタリア以外の主要美術館からも作品が収集構成され、質的にも量的にも満足でき、さすがLNGだと思った。

私的に嬉しかったのは、義兄弟ふたりの《神殿奉納》が並んだことで、展覧会ではこの二人の影響関係と作風の違いが、同一テーマ作品を並べながら見て取れる、ある意味贅沢なことでもあるのだが。もしかして、二人のアエムラティオ(aemulatio)と言っても良いのかな??

私見を言えば、初期作品ではやはりマンテーニャの力量の方が際立って見えたが、段々とベッリーニの作風が大気と光を纏うことにより、ヴェネツィア派の抒情的作風を大成していく様がわかったような気がした。

まぁ、マンテーニャはとことん古代彫刻好きだから硬質かつ静的でありがちなのだけど、それが魅力でもあるのだよね。今回人体ポーズ習作素描も多く出展されていて、ブレラ《キリストの死》短縮法への習作のように見えた。

で、展覧会構成で特に興味深かったのは、ふたりの宗教画や神話画の背景である「風景画」展示室であり、ベッリーニなんて風景の方を描きたかったんじゃないだろうかと思うほど。解説では、ヤン・ファン・エイクやディレク・バウツなどの北方の画家からの影響が言及されていた。

超サクッとなので詳細は端折るけど、今回は質的量的に満足はできても、ハンプトンコート作品以外の大型作品が少なく、以前観たローマ「ベッリーニ展」の大型祭壇画が並ぶ威容を体験している身としては少し物足りなさも残ってしまったのだった


ロンドン(2)

2018-11-22 05:42:57 | 海外旅行

今日はナショナル・ギャラリーに開館から閉館まで、ず~っと入り浸りでした。館内の展覧会3展をすべて観てしまったので、常設展示の方は全然観ていません(笑)

先ずは、「マンテーニャとベッリーニ展」をじっくり観過ぎて足がすっかり疲れ、館内のレストランで昼食を食べながら休憩、その後は「コートールドの印象派展」をサクッと、そして「ロレンツォ・ロット展」をじっくりと

レストランでベジタブル・サンドウィッチとミントティーを頼んだら、どちらも大型で驚いてしまいました。お茶はなんと!南部鉄瓶を使用(・・;)

ナショナル・ギャラリーは通常展は大丈夫なのですが写真撮影が禁止なのでもちろん展覧会は禁止です。私的お気に入りのマンテーニャ&ベッリーニですから、図録は明日購入しようと思っています。本当は重くて荷物になるので嫌なんですけどね。

そういえば、「マンテーニャとベッリーニ」展の会場では、各章ごとの解説が英語とイタリア語、さらに、会場のあちこちからもイタリア語が聞こえました


ロンドン(1)

2018-11-21 03:40:09 | 海外旅行

ミラノから移動し、今、ロンドンです。小雨交じりでとても寒いです。ミラノもトリノも寒かったですが、ロンドンは冬の寒さです。日の暮れるのも早くて、外に出るのが億劫になりそうです。 

さて、ゲストのA.Taurasiさんのご推察は当たりで、今回はナショナル・ギャラリーに日参予定です。なので、ホテルも歩いて通える距離です(笑)。

で、コベントガーデンも近くなので、ちょっと足を踏み入れてみました。

もうクリスマス用のライティングになっていて、クリスマスツリーも飾られています。

写真も取り込めるようになったので、以前の記事に写真を挿入していこうと思っています。


続・ミラノ。

2018-11-20 05:17:49 | 美術館

今日は午前中から教会巡りをしました。西洋建築史講座のプリント持参で地下鉄移動の便利なところだけという、かなり安易な教会&建築物巡りです

まずは、ずっと行かなくちゃと思っていたサンタンブロージョ聖堂から。ロンバルディア・ロマネスクの代表選手ですからね。

ところが、以前にFさんとモデナの聖堂をご一緒した時、ロマネスク建築は後ろを見なくちゃいけないという話を聞いていたのに、何と後ろ見物を忘れてしまいました!!

 その後は、近世ミラノ建築巡りで、サン・フェデーレ聖堂、カーサ・デリ・オメノーニ、カーサ・デリ・ジュレコンスルティ、サン・ジュゼッペ聖堂と、ドゥオモ(もちろんゴシックね)近辺をウロウロしました。特に興味深かったのはオメノーニのヘルメス柱で、ヴァザーリも「美術家列伝」で、奇妙な建物でミラノには類例がない、と評価したほどの独特さです

サン・フェデーレ聖堂

カーサ・デリ・オメノーニ

パラッツォ・デイ・ジュレコンスルティ

サン・ジュゼッペ聖堂

で、建築巡りもほどほどに切り上げ、月曜日でも開いている「ポルディ・ペッツォーリ美術館」を久しぶりに訪れました。

ピエロ・デッラ・フランチェスカ作品とベッリーニ作品が不在で寂しかったですが、やはり珠玉作品の数々を堪能してしまいました。本当によくぞ収集したものです。 

ということで、美術館から近場なもので、今回は珍しくもモンテ・ナポレオーネ通りに足を踏み入れました。でも、ゼロの多さが桁違いなので見るだけでしたけどね 

そんなこんなで、ミラノ滞在は今日までで、明日は移動日になります。また疲れるのだろうなぁ


ミラノ。

2018-11-19 17:37:29 | 海外旅行

本当は昨日、ピアチェンツァに行きたかったのですが、捻挫の足と美術館の開館時間(昼休みが長い!)を考慮し、残念ながらあきらめました。 

ということで、ゲストのmomoさんもコメントで触れてらっしゃいましたが、今ミラノで開催中の「CARAVAGGIO OLTRE LA TELA」映像展に興味津々出かけました。

日曜日ということで観客の入りは良いようで、家族連れも多く見かけました。しかしですね、3D映像とかなんとか言ってますが、そんなに画期的なものでないし、良かったのはカジノ・ルドヴィージの天井画を天井画として再現した映像のみでしたね。 

4室を観客が移動して鑑賞する上映システムで、ロケ映像や絵画イメージの編集のみというところ、美術史的なものは既に皆さんも知っているものだし、《マタイと天使》なんて描き直しに言及もしてませんし、手近の映像だけで作った安直感が否めません。これで14ユーロだなんてはっきり言って暴利です。 

内容の薄さにちょっと腹を立てていたので、口直し(?)に去年パスしたアンブロジアーナ絵画館に一応「また来たよ♪」と、カラヴァッジョ《果物籠》に挨拶に行きました。

アンブロジアーナも変わりましたね。館内作品の撮影(フラッシュ無し)OKになりました!!昔なんか隠れて撮ったりしてましたし

ちなみに、ラファエッロの《アテネの学堂》カルトンは今回展示していませんでした。どうしたのでしょう?? 

ということで、捻挫の足も痛いし、早めにホテルに引き上げ休んでしまいました。もう無理が効かない歳なんだなぁと、しみじみ…哀しいものです