今年の初買いは、元旦にAmazonポチっと買いした 飛ケ谷潤一郎・著『世界の夢のルネサンス建築』(エクスナレッジ)だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/3c/a9c17fd961dbb7a54fdde3f08b162bb9.jpg)
「ルネサンス建築とは何か? 今なお世界中の人々を魅了してやまないのはなぜか? 新しくてちょっと変わった、ルネサンス建築の謎と魅力をボリュームたっぷりでお届けいたします。」(エクスナレッジHPより)
https://www.xknowledge.co.jp/book/9784767827902
未だ完読していないので感想は改めて書きたいと思っているが、ふふ...リミニの「テンピオ・マラテスティアーノ」が出てきたので、2015年のマルケ旅行のデジカメ画像をチェックしてしまった。そして、気が付いてしまったのだった。あ!これは....と。
まずは、以前にも紹介したアルベルティ設計の「テンピオ・マラテスティアーノ」だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/4d/e55dbc46c78cc3f8a01f6ec10c9a957d.jpg)
「ルネサンスの時代に建築オーダーを体系的に捉え、それをさまざまな方法に活用した最初の建築家は、レオン・バティスタ・アルベルティ(1404~72)である。彼の最初の建築作品であるリミニのテンピオ・マラテスティアーノは、古代ローマの記念門モティーフを聖堂ファサードに適用した最初の例である。」(『世界の夢のルネサンス建築』10p)
下写真は「テンピオ・マラテスティアーノ」のファサード正面だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/a7/7ae1cd068c8b9ff6879aa687c020a2f5.jpg)
で、次はリミニ市内に残っている「アウグストゥス帝の記念門」だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/a9/50726aa30b18a9cc53e331eae579e9aa.jpg)
確かにこの記念門がモティーフになっているのが了解される。
で、気が付いてしまったのだ!! もうひとつのリミニの建築物に(;'∀')
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/c2/a99d81b78ef34342b7a5a42a124924f7.jpg)
上写真は「リミニ駅」である。下写真は「テンピオ・マラテスティアーノ」の側面である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/d0/b5dbbb1c225b411f28feff7281776f60.jpg)
ねっ!「リミニ駅」は「テンピオ・マラテスティアーノ」をモチーフにしていると思うし、すなわちそれは「アウグストゥス帝の記念門」をも顕彰しているということなのではないだろうか???
以前、磯崎新+新保淳乃+阿部真弓・著『磯崎新の建築・美術をめぐる10の事件簿』(TOTO出版)を読んだことがある。
https://jp.toto.com/publishing/detail/A0308.htm
当時、読みながら「蝶番(ヒンジ)としてのアルベルティ」に興味を惹かれたものだか、その後、自分でアルベルティ建築を実際に観たり、本で読んだりするようになり、やっぱりアルベルティは凄い!と納得できるようになったのだったよ
。