花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

三菱一号館美術館「プラド美術館展」にフォルトゥニーが♪

2015-08-30 23:22:43 | 展覧会

10月10日(土)から開催される三菱一号館美術館「プラド美術館展」に、マリアーノ・フォルトゥニー作品が複数点展示されるようだ。(koguさん情報に、Gracias!) 

先の「極私的ひとこと(^^;)」の記事で、フォルトゥニー作品が来ないのは「わかるけど、残念!」と書いてしまったが、ゲストのkoguさん情報によると、フォルトゥニー作品が複数来るらしい。

私的予想(希望?)で、これも来そうな気がする ↓ 《日本風サロンでの画家の子供たち》。男の子は後にデザイナーとして有名になる。

フォルトゥニー《The Artist's Children in the Japanese Salon》(1874年)プラド美術館 

それにしても、先の記事はどうやら杞憂だったようで、早とちりでごめんなさい(^^ゞ。でも、嬉しいのだわ~♪♪


仙台育英×東海大相模

2015-08-20 20:22:14 | NEWS

お盆休みを挟み、今日は久々のイタリア語教室だった。みんな一応に「残念だったよね~!」が合言葉。そう、高校野球決勝戦の「仙台育英×東海大相模」の結果に落胆しての挨拶だ。

仙台育英は健闘むなしく東海大相模に6対10で敗れ、準優勝となってしまった。選手の皆さん、お疲れ様でした!! 

優勝旗が白河越ええをするはいつの日になるのだろうね。ということで、今日は下記↓を覚えたのである (>_<) 

・deluso(形) がっかりな  ・delusione(名) 落胆


三菱一号館美術館「プラド美術館展」に極私的ひとこと(^^;

2015-08-18 23:07:23 | 展覧会

三菱一号館美術館「プラド美術館展-スペイン宮廷 美への情熱」が2015年10月10日(土)から2016年1月31日(日)まで開催される。 ヒエロニムス・ボス作品も来日とのこと♪

ヒエロニムス・ボス《愚者の石の除去》(1500-10年頃)プラド美術館 

今日届いたDCカード会員情報誌『Partner』に「プラド美術館展」特集があり、高橋館長へのインタビューが載っていた。 

「今回の展覧会の原型は、プラド美術館が自分たちのために作った『Captive Beauty,Fra Angerico to Fortuny(囚われた美)』という展示を再編成したものです。小さいサイズの作品が集中的に集められていたので、三菱一号館の空間にぴったりだと感じました」(p22) 

え~っ、フラ・アンジェリコからフォルトゥニーまで?!(・・;)

まぁ、なんと副題の方に過剰反応してしまった(汗)。このブログを読んでくださっている方はご存知かもしれないが、何故か私はフォルトゥニー好き♪ とは言え、今回はフラ・アンジェリコもフォルトゥニーも端折った作品が来るのだろうと思う。扱う時代に早すぎる画家と遅すぎる画家ということになるのだろうなぁ。 

マリアーノ・フォルトゥニー(フォルチュニー)・イ・マルサル(Mariano Fortuny y Marsal,1838 –1874)は日本では多分マイナーだけど、副題でわかるようにスペインではメジャーなのだ。プラドの展覧会(過去)サイトに出ている画像も彼の《Nude on the Beach at Portici》。できたら来てほしかったなぁ…。 

Mariano Fortuny y Marsal《Nude on the Beach at Portici》(1874年)プラド美術館

いえ、良いのですよ。今回の展覧会はわたしの好きな時代作品が並ぶのだから文句は言いません(ロベルト・カンパンやデューラー等にも涙を呑むよ)。ヒエロニムス・ボス作品が来るなんてすこぶる画期的なことだしね。 

ただ…プラドの展覧会動画を指をくわえて見るだけなのが悔しいのだ。2013年の展覧会だし仕方ないのだけど…。まぁ、そんなこんなで、極私的にただ、「わかるけど、残念!」と言いたかったのだった(^^;;


仙台市博物館「ご覧あれ浮世絵の華」展を観た。

2015-08-16 00:41:12 | 展覧会

仙台市博物館「ご覧あれ浮世絵の華- 歌麿・北斎・広重 平木コレクションの名品」展を観た。チケットは昔の同僚の旦那様から頂いてしまった(^^)v

 平木コレクション所蔵の浮世絵で綴られた「浮世絵の歴史」とも言える内容で、モノクロ浮世絵→二色刷り→錦絵、そして全盛時代を経て小林清親に至るまでがわかる展示だ。摺りの技法についても丁寧な解説があり、私的にとても勉強になった。

で、中でも特に目が惹かれた作品がある。喜多川歌麿《橋下男女魚釣》だ。この色男、釣りに飽きたのか酒に酔ったのか、川面に杯を潜らせながら映る自らの姿を見ている。

喜多川歌麿《橋下男女魚釣》(1789-1801年)

観た瞬間、これってカラヴァッジョ《ナルキッソス》の歌麿版じゃない?!と思った。だって、なにより立ち膝のヒザカブを見てご覧なさいな。あの膝株と同じなのだ!!(同様に構図的にも放物線(弧)の連続・連環を意図している。)

カラヴァッジョ《ナルキッソス》(1598-99年)パラッツォ・バルベリーニ

あのサルバドール・ダリ《ナルキッソスの変貌》もこの膝株が重要なモチーフになっているほどで、カラヴァッジョ《ナルキッソス》のある意味誇張されたキモなのである。 

サルバドール・ダリ《ナルキッソスの変貌》(1937年)

私的に見れば、橋下の色男は釣りよりも綺麗な女よりも「自分」が一番好きな江戸のナルキッソスということになる。歌麿は女をよく観察しているけど、男もよ~く見ているなぁ~(笑)。

 


「日本イタリア国交150周年」公式ロゴ決定。

2015-08-11 11:27:08 | NEWS
外務省Twitterによると…

「日本イタリア国交150周年」(2016年)の公式ロゴが決まりました。
358点の応募作品の中から、日伊両国の有識者等9名から成る公式ロゴ選考委員会により選定。制作者はナポリ県在住のデザイナー Antonio Di Rosaさん 。(「外務省やわらかツィート」より)




国立西洋美術館のサイトでも、先の「日伊修好通商条約150年記念「カラヴァッジョ展」」から「日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展」に変更されていたので、2016年の「カラヴァッジョ展」でもこのロゴはきっと使われるのだろうなぁ~☆

ついでだけど、「カピトリーノ絵画館」は「カピトリーナ絵画館」とは表記しないのだろうか?? ほら、通常「パラティーナ絵画館」って表記するでしょ?(イタリア語超初心者の疑問です)