花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

2022年2月、国立新美術館(東京)に「メトロポリタン美術館展」巡回!♪

2021-03-31 17:51:37 | 展覧会

ゲストのむろさんさん情報によると、「メトロポリタン美術館展」が東京の国立新美術館に巡回予定だとのこと!!(むろさんさんに感謝です!!)

確かに!独立行政法人国立美術館の2021年度計画の表P34に「国立新美術館 企画展 メトロポリタン美術館展(仮称) 2/9(水)~ 5/30(月)(2022.2.9~5.30の97日間)」と出ている

http://www.artmuseums.go.jp/04/0404-2021.pdf

◆「メトロポリタン美術館展(仮称)」

・会期:2022年2月9日(水)~5月30日(月)

・会場:国立新美術館

東京に巡回するのなら本当に嬉しい!!

なお、むろさんさんもご指摘されているように、ほぼ同時期に同じ国立新美術館で「オルセー美術館展(仮称)」も開催予定になっている。

◆「オルセー美術館展(仮称)」

・会期:2022年2月2日(水)~5月9日(月)

・会場:国立新美術館

まるで、プラド美術館での「ボス展」と「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展」の重なりのようで嬉しくなるのだわ


大阪市立美術館「メトロポリタン美術館展」にペトルス・クリストゥス作品も!♪

2021-03-26 16:51:48 | 展覧会

今日、「芸術新潮」4月号を書店でチェックした。むろさんさん情報の通り、表紙はカラヴァッジョの《合奏》だった!!

で、内容をチェックしていたら、嬉しいことにペトルス・クリストゥス《キリスト哀悼》も来日予定とのこと!! 嬉しさも倍増♪

ペトルス・クリストゥス《キリスト哀悼》(1450年頃)メトロポリタン美術館

https://www.metmuseum.org/art/collection/search/435898

ちなみに、クリヴェッリの名も出ていたが、《聖母子》も来日するのだろうか??

https://www.metmuseum.org/art/collection/search/436052

さて、今回の大阪市立美術館「メトロポリタン美術館展」は、どうやら、6月から開催予定のブリスベン(オーストラリア)での展覧会の巡回展のようだ。

Youtube動画:https://www.youtube.com/watch?v=CuQVIK9kONE&t=2s

◆「EUROPEAN MASTERPIECES:FROM THE METROPOLITAN MUSEUM OF ART, NEW YORK」展

・会期:2021年6月12日(土)~10月17日(日)

・会場:Queensland Art Gallery & Gallery of Modern Art(ブリスベン)

https://www.qagoma.qld.gov.au/whats-on/exhibitions/european-masterpieces

多分、近いうちにブリスベン情報なども多く出てくるだろうし(展覧会ブログもあるようだし)、より詳しい内容もわかってくると思う。楽しみだわ


大阪市立美術館「メトロポリタン美術館展」にカラヴァッジョ《合奏》が!♪

2021-03-25 17:14:42 | 展覧会

ゲストのむろさんさん情報によると、大阪市立美術館で今年(2021年)11月13日から開催予定の「メトロポリタン美術館展」に、なんと!カラヴァッジョ《合奏》も来日展示されるようだ!!(*^^*) (むろさんさんに感謝です!!)

カラヴァッジョ《合奏》(1597年)メトロポリタン美術館

https://www.metmuseum.org/art/collection/search/435844

「メトロポリタン美術館展」について既に拙ブログでも紹介したが、改めて概要を...。

https://blog.goo.ne.jp/kal1123/e/04aebd7c5a605c89f14b46cfb2914c73

◆「メトロポリタン美術館展(仮称)」

・会期:2021年11月13日(土)~2022年1月16日(日)

・会場:大阪市立美術館

https://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/metro

それにしても、ジョルジョ・ド・ラトゥール《女占い師》とともに、カラヴァッジョ《合奏》までが来日するなんて!! 

なんとか、大阪に観に行きたいものだ。11月までに感染拡大が収束することを祈ってしまう。


続・色鉛筆。

2021-03-23 21:31:54 | 使うもの

仙台の感染状況がとんでもないことになっている

去年、コロナ禍の外出自粛用に始めてみた「塗り絵」。以前、その塗り絵用の色鉛筆について書いたことがある。

https://blog.goo.ne.jp/kal1123/e/f50bd20557d6ee9ewa56a82b896edcc7e

迷った挙句、購入した油性色鉛筆は下記3セットだった。

・ファーバーカステル「ポリクロモス」60色

・サンフォード「カリスマカラー」48色

・三菱鉛筆「ペリシア」24色

ということで、時間がある時に時々塗ってみたのだが ...  初心者のお目汚しでスミマセンです

塗ってみると、一番使い勝手の良いポリクロモスにはパステルカラー、特にピンク系が少ないのが残念だった。ピンク系を使う場合はカリスマカラーを使ったりするのだが、塗り感こってりの割には粒子が粗いのが気になっていた。

じゃぁ、ということで、新たにパステルカラーセットのあるホルベイン「アーティスト」の12色セットを買ってみることにした。

で、塗った感じは ... う~ん 、確かに滑らかには塗れるのだけどねぇ。あくまでも初心者の個人的な感想だが、パステルカラーだからかもしれないが、塗りの手応えや色の付着具合がイマイチ自分には合わない感じがしてしまった(スミマセン)。

そーすると、やはり次はカランダッシュ「ルミナンス」か??  いやいや、そこまでハマったら怖いかも。ということで、取りあえずは色鉛筆4セットを活用しながら、気ままに楽しく塗りたいと思っている。当分、自粛は続きますものね


ウォーレス・コレクションで「フランス・ハルス:男性肖像画」展が。

2021-03-14 19:59:16 | 展覧会

ロンドンのウォーレス・コレクションで2021年9月22日から「フランス・ハルス:男性肖像画」展が開催予定だ。

◆「フランス・ハルス:男性肖像画(Frans Hals: The Male Portrait)」展

・期間:2021年9月22日~2022年1月30日

・会場:ウォーレス・コレクション(The Wallace Collection)

https://www.wallacecollection.org/art/exhibitions-displays/frans-hals-the-male-portrait/

ウォーレス・コレクションの所蔵するオランダ黄金時代の画家フランス・ハルス(Frans Hals, 1582年 - 1666年)の傑作《笑う騎士》を中心に、欧米各地からハルスの男性肖像画が一堂に会す展展覧会になるようだ。 

「ハルスは巧みなポージングと絵画的なテクニックを通じ、男性肖像画を刷新する新鮮な革命を起こした。その方法を実証し、前例のないモデルの性格把握の極みを解明しながらの展示を目指す。また、彼の男性肖像画での特徴的スタイルの進化を、細密に描写された作品から晩年の益々自由でラフな筆致作品まで網羅する予定だ。」(公式サイトより:意訳・誤訳すみません

フランス・ハルス《笑う騎士》(1624年)ウォーレス・コレクション

《笑う騎士》については、以前、拙ブログで触れたことがある。恥ずかしながら抜粋再録する

https://blog.goo.ne.jp/kal1123/e/2956f91202e5567ecbc9175f356f9421

「ロンドンのウォーレス・コレクションにフランス・ハルスの傑作「笑う騎士」の絵がある。ハルスの闊達な筆のタッチが今にも噴出しそうな笑顔を生き生きと描き出し、繊細なレースや細やかな刺繍描写も素晴らしい作品だ。少し離れたところに立っていた私は騎士の笑顔に魅せられ、絵の前まで近寄ってみた。絵は私の目の位置よりもやや上方に展示されおり、私の視線は少し仰ぎみるように騎士の視線と出会った。ところが、あの愉快な笑顔が急に傲慢な人を見下すような視線と笑みに豹変したのだ!今でも変わっていなければウォーレス・コレクションのガイド本の表紙はこの騎士の絵だし、画集にも載っていると思うので、お持ちの方は試しに下から仰ぎ見ていただきたい。私には未だに画家の意図なのか偶然なのかよくわからない。とにかく視線の位置によって絵の印象がこんなにも変わるものかと驚いてしまった。」

今回の展覧会の詳細をチェックしようとウォーレス・コレクションのサイトを見ていたら、私の持った印象は「やはり!!」だった。なんだか、スッキリ!!

https://www.wallacecollection.org/blog/october-treasure-of-the-month-2020/

「この絵は何がそんなに人気があるか? そして、なぜ訪問者はそれを観て喜ぶのか? おそらく答えは欺瞞的なタイトルにあるだろう。そのタイトルにもかかわらず、男は笑っていない。その理由について興味をそそられるのだ。現在のタイトルは、実際には19世紀後半に絵に与えられ、画家の意図やパトロンの意図を反映していない。男の笑いは、強いて言えば、私たちに笑顔を連想させる彼のダイナミックな上向きの口髭であろう。」(美術館サイト:意訳・誤訳すみません

英国もコロナで大変だろうけど、ワクチン接種で無事開催されることを遠い日本から祈ってしまう。


NHK-BS「バチカン 秘密の宮殿」を見た♪

2021-03-07 22:23:03 | テレビ

3月6日(土)、NHKプレミアム「バチカン 秘密の宮殿」を見た。

https://www.nhk.or.jp/info/pr/toptalk/assets/pdf/soukyoku/2020/11/004.pdf

コンスタンティヌス帝のキリスト教の歴史からバチカン宮殿成立の歴史、そしてサン・ピエトロ大聖堂建築の歴史まで、美術も建築も織り交ぜた盛りだくさんの内容で見応えがあった。

(バルダッキーノからカテドラ・ペトリを臨む)

バチカン宮殿の全容は一般入場者には謎だったが(まさに秘密?)、今回、平面図だけでなく3DCG画像などを使い、宮殿建築の概要と威容が推し量れるようだった。更に、歴史の重層性も地下礼拝堂などから了解され、聖ペテロの墓の上に建てられたバチカンの歴史が現在まで続く様が興味深い。

私的には前半にロレンツォ・ロット《受胎告知》が出てきのが嬉しく、後半は圧巻のミケランジェロ特集! 。もちろん、ユリウス2世のパトロネージやラファエッロとのライバル関係を含め、システィーナ礼拝堂天井画に《最後の審判》とフレスコ絵画制作大活躍だが、晩年は建築家としてクーポラ設計にも関わり、特に自筆のクーポラ付け柱の図面発見など興味深いお話満載だった。

と言うことで、まず、キリスト教会絵画の説明で紹介されたロレンツォ・ロット(Lorenzo Lotto、1480-1556/7年)の《受胎告知》。私的に「えっ?!」と驚くこのマリアさまがフツーの女の子っぽくて好感度抜群なのだよ

ロレンツォ・ロット《受胎告知》(1528年)レカナーティ市立美術館

そして、番組で紹介されていた悪魔の手先?の猫さん。マリアにしか見えない天使の気配を感じてビックリしているところだとか。

でもね、かわゆいのよぉ~♪ 論より証拠、レカナーティ市立美術館のトレードマークはこの猫さんだもの

さて、番組後半はバチカン宮殿成立の歴史とミケランジェロ特集と言っても良かった。今回、パトロンである教皇ユリウス2世にかなりスポットライトが当たっていたのが興味深かった。(私的にジュリアーノ・デッラ・ローヴェレがどうも好きでないのはチェーザレ・ボルジア贔屓のためかも

ちなみに、下↓はシスティーナ礼拝堂の天井画に苦労しているミケランジェロの愚痴満載手紙に描いた自画像。文句言いながら描いて、結局あの天井画になるんだから、その才能はやはり「神のごとき」なのだと思う。

ミケランジェロ「システィーナ礼拝堂天井画を描いている自画像」(1508-12年)カーサ・ブオナローティ

ミケランジェロ建築については2016年のパナソニック汐留美術館「ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝」を観ていたし、ちょうど「世界の夢のルネサンス建築」も読んでいたし、彫刻家&画家であるミケランジェロの建築家としての凄さも改めて勉強させてもらったような気がする。

https://panasonic.co.jp/ls/museum/exhibition/16/160625/ex.html

晩年、難航していたサン・ピエトロの大聖堂クーポラの最終的設計を任されたミケランジェロが、近年の自筆のクーポラ付け柱の図面発見などから、当時、設計だけではなく現場監督のように指示図まで描き、老体にもかかわらず、生真面目に精魂を傾け仕事に取り組んでいた様子が偲ばれ心を打つ。その才能と努力が人知を超えて凄すぎるのだ!!だからこそ「神のごとき」ミケランジェロなのね。

ということで、盛りだくさんの内容で「バチカン宮殿の秘密」が了解されたのだが、私的に不満なことがあった。それは「パオリーナ礼拝堂(La Capella Paolina)」が出てこなかったこと。もしかして紹介されるかも?と、密かに楽しみにしていたのに、残念!!

https://www.vatican.va/various/cappelle/paolina_vr/

ミケランジェロの描いた2つのフレスコ画、《サウロの回心》と《聖ペテロの十字架》(1542-49年)は、美術ど素人の私見ではあるが、カラヴァッジョの聖ポポロ教会チェラージ礼拝堂の2作品(オデスカルキ=バルビ《サウロの回心》とチェラージ《聖ペテロの磔刑》)に大いに影響を与えていると思っているのだが...??

ちなみに、最後のエンドロールに「取材協力」としてH先生のお名前があった。あらためて、H先生情報に感謝です!!


仙台PARCO「羽生結弦展 共に、前へ」サクッと感想。

2021-03-05 22:16:35 | 展覧会

仙台PARCO「羽生結弦展 共に、前へ」を観た感想をサクッと。

https://www.tomonimaee.jp/index.html

「2011年3月11日、東日本大震災。当時16歳だった羽生結弦選手は宮城県仙台市で震災にあいました。この展覧会では、羽生選手自身の避難所での経験、そして、羽生選手が被災地で出会った人々の「あの日」と「今」を伝えます。」(公式サイトより)

あの日、羽生君は仙台で被災し、近くの学校で避難生活を送った。一家4人のスペースは二畳ほど。会場にはリアルに実感できるように、そのスペースが床に枠取りされていた。大人4人が身を寄せ合っても眠れないだろうほど狭い。多分、羽生家だけでなく多くの被災者も狭い空間で、余震に怯えながら眠れない夜を過ごしただろう。その日の夜空は美しい星空だったと言う。

会場には IL Volo の「Notte Stellata」が流れていた。

https://www.youtube.com/watch?v=xWpKLeg46Xc

スケートリンクも自宅も被災し、多分、狭い避難所の中で彼のやる気は本物になったのではないかと思う。

その後の羽生君の快進撃は私も皆も知っている。その合間に東北の被災地を慰問している羽生君の写真が並ぶ。石巻にも来てくれたのね。ありがとう!!

展覧会場の最後には2点の衣装(「天と地のレクイエム」と「ノッテ・ステラータ」)が展示されていた。

下↓は「天と地のレクイエム」の演技動画

https://www.youtube.com/watch?v=WlSCcal6YY0&t=2s

下↓は「Notte Stellata」の演技動画

https://www.youtube.com/watch?v=1gRoIy0YWQo

宮城県民、仙台市民として、やはり羽生結弦は私たちの希望の星のように思える。


3月6日(土)NHK-BSで「バチカン 秘密の宮殿」が♪

2021-03-01 13:15:33 | テレビ

NHK-BSプレミアムで「バチカン 秘密の宮殿」が放送予定だ。(H先生情報に感謝です!!)

・日時:3月6日(土) 19:00 ~20:59(BS3 プレミアムチャンネル)

(その後1年間、BSプレミアムチャンネル、BS4Kチャンネルで随時再放送予定。)

https://tvguide.myjcom.jp/detail/?channelType=3&serviceCode=103_4&eventId=20814&programDate=20210306

・番組概要 「カトリックの聖地バチカンの非公開エリアにカメラが特別に潜入!壮麗な大聖堂や歴代教皇たちが暮らした宮殿に秘められた知られざるバチカンの「美の秘密」に迫る。」

・番組内容 「ローマ教皇庁の特別許可を得てバチカンの非公開エリアにカメラが潜入。サン・ピエトロ大聖堂の地下深くに眠る「謎のモニュメント」や機密文書館の史料から聖地バチカンの「美の秘密」を探る。さらにローマ帝国時代の「幻の大聖堂」もCGで再現。日本初公開となるルネサンスの巨匠ミケランジェロ「自筆の図面」からは、天才芸術家の知られざる素顔と聖地の秘密が明らかに…。」
 
(アパルタメント・ボルジアの天井には赤い牛がいたっけ
 
もしかして、「カラヴァッジョ《キリストの埋葬》展」開催に合わせた放送予定だったのではないか?と想像してしまう(昨年12月放送予定を変更してるし)が、しかし、せめて映像だけでも、ヴァチカン宮殿の美と秘密を堪能したいものだと思う