花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

美術館ランチ(2)カフェテリア篇

2017-02-28 23:21:24 | 美術館

私は所謂グルメではなく、どちらかと言えばシンプルな料理が好みだし、それに開放的な空間も好きだから、前回ご紹介したレストランも皆さんが考える「良いレストラン」と少し違うかもしれない(汗)。

あのふたつのレストランもロケーションの魅力があって写真を撮ったので、料理は案外気が向いた時にしか撮っていない。ということで、 今回の「カフェテリア・レストラン篇」も、たまたま撮っていた写真からの紹介になるので、お薦めでも何でもないから、念のため(^^;

 ◇プラド美術館(マドリード)

去年はマドリードに2回も行ってしまい、殆どプラドに入り浸っていたような気がする(笑)。ティッセン=ボルネミッサのカフェレストランはちょっとスノッブな感じで落ち着かず、プラドの広々としたカフェテリア・レストランの方が自由で利用しやすかった。夕方、レストラン部が閉まった後のカフェ(Bar)も利用したし。大体において、展覧会&あの膨大なコレクション鑑賞のためには、休憩を取りながらでないと体力が持たない。なにせ年寄りなもので(^^;

鶏肉のグリルと温野菜の付け合せ&ガスパチョ。夏の冷たいガスパチョは大好き!! 次の日はパエリアにしたり、このメニューと交互に食べていたような気がする(笑)。ちなみに、脂っこいもの苦手&野菜好きなので、このようなシンプルな料理が一番口に合う。

◇ヴァティカン博物館(ヴァティカン)

システィーナ礼拝堂や絵画館を訪れても、レストランまで利用する日本人は案外少ないかも。一日中、朝から晩までヴァチカンに入り浸った日に利用させてもらった。 さすがのヴァティカンだから、レストランも世界各国からの観光客で混みあっていた。イタリアの美術館はカフェ(Bar)はあってもレストラン併設の所は少なく、それもカフェテリア方式というのは私の知る限りここヴァティカンだけだ。あっ、ヴァティカン市国はイタリアではなかったね(笑)。

パスタ(ペンネ)と細切れズッキーニのサラダ?とフルーツサラダ。見た目はあまりぱっとしないが、さすがイタリア(の中)だから味は結構イケる。でも、ロケーションは良くないし、混んで落ち着かないし、食後はさっさと見学に戻った。 だって観るべきものが山ほどありますもん(^_-)-☆

◇メトロポリタン美術館(ニューヨーク)

日本人も多く利用している館内のカフェテリア・レストランだ。料理の種類も多いし、自分に合った量で調整できるし、私的には利用しやすい。街中のレストランだとチップで悩んでしまうし、美術館カフェテリアって意外に楽かも(^^ゞ

あっさりランチ。鶏肉のグリルとトマト・いんげんの付け合せ、そしてサラダ。旅先では「野菜を食べなくちゃ」という強迫観念にとらわれてしまうのだよね(^^; 

ちなみに、メトロポリタン美術館やMoMAなどはメニューが充実しているけれど、アメリカの地方都市美術館は、どこも皆似たようなメニューで驚いてしまった。次回は、そのワンパターンぶり(私のチョイスがワンパターン)を特集したい(笑)


美術館ランチ(1)

2017-02-26 01:48:45 | 美術館

美術館の展覧会や常設展を観ていると目も足も疲れてしまう。大体は午前中から午後にかけて観るわけだから、観終わった後はお腹も空いていて、やはり美術館併設のカフェやレストランでやや遅めのランチを食することになる。目録やチラシを広げながら余韻に浸る楽しい時間でもある。 

なので、どちらかと言うと、カフェよりも落ち着いたレストランの方が好きだ。と言っても、海外の場合は時間的余裕もないので(観たいものが多すぎるから)、レストランでも軽食を注文することも多い。大きな美術館(例えばルーヴルやプラドなど)の場合は大抵カフェテリア方式で、料理や飲み物を簡単に選び、急いで食べられる点は助かる。が、落ち着けるかどうかはちょっとね(^^;;

もちろん、レストランでもカフェでも、やはり一番に期待するのは美味しい料理だが、サービススタッフが気持ちよく対応してくれ、それに広々とした空間と眺望があると更に嬉しい。私が訪ねた海外の美術館(それほど多くはないけど)の中で、その全てを満たしてくれたお薦めレストランをふたつ紹介したい。 

◇シュテーデル美術館「HOLBEIN’S

シュテーデル美術館(フランクフルト・ドイツ)

HOLBEIN’S」の店内。高い天井と広々とした空間、大きな窓から美術館の中庭を臨む。

以前にも書いたことがあるのだが、ホテルで朝食をたっぷり食べ過ぎたので、ランチは軽くパンニーニを頼んだ。そのパンニーニがめちゃくちゃ美味しかったのだ(#^.^#)。シンプルな料理こそ作り手の力量がわかると思う。カリッと焼けたパンの中にフレッシュなトマトやチーズがジューシーに収まって、イタリア本家以上に美味しかったのだよ~♪ ♪ スタッフもテキパキ対応してくれ、とても気持ちよく食事をすることができた。

リンクしたサイトの動画を見ると、本格的なレストランであることがわかる。私が行った時も、美術館の客だけでなく、ビジネスマンやパーティを開いている人たちもいて、フランクフルトでも評判の良いレストランなのだろうなぁと思った。まさか日本の料理人さんまでいるとは思わなかったけどね(^^;

◇シカゴ美術館「McKinlock Court Restaurant」 

シカゴ美術館(イリノイ州・U.S.A)

McKinlock Court Restaurant」 (マッケンロック・コート・レストラン)

人気のレストランらしく混んでいて、20分ぐらい待つことになった。スタッフもフレンドリーで親切。面白かったのは、番号札のようなものを渡され、順番が来るとその札が教えてくれるのだ。合理的であり、どこかと違って横入りもできない公平なシステムだ(笑)。

美術館中庭のマッケン・コートにはネプチューンとイルカの噴水池があり、その周りにテーブルがセッティングされている。ちょうど9月下旬の晴天の日で、リンクしたサイトにも書いてあるが、ロケーション的にも絶好の当たり日だった。気持ちよかったです~♪

アメリカなので、アメリカ料理(笑)。見たところ普通のベジタブルハンバーガーだが、食べてみたら熱々で、本当に美味しかったのだ!!マックのとは全然違う代物で、今まで持っていたハンバーガーへの偏見が覆されてしまった。どうやら伝統的アメリカ料理+多国籍風も加味しているレストランのようだ。

ということで、この口直し企画(笑)を楽しみながら続けたいと思っている。展覧会の感想文を書くよりもずっと楽だし(^^ゞ


宮城県美術館「ルノワール展」を観た後...

2017-02-24 00:43:25 | 食べもの

先に触れた「不快な話」を書くのだが、これを読んで不快になる人がいたらごめんなさい、と先に謝っておきたい(^^ゞ 

さて、宮城県美術館「ルノワール展」を観た後、小腹が空いたので、併設のカフェレストランで食事をしようと思った。入口のメニューに「ルノワール展」特別メニューが出ていたので、ちょっと期待してしまう。しかし、どうやら満席らしく、名前を書く用紙が置かれていて、先客が呼ばれて席に案内されて行ったところだった。私も名前を書いて呼ばれるのを待つ。 

その間、すぐ後ろのミュージアムショップでウロウロ、ふとカフェの方を眺めると…ちょうど空いた席に二組ほど座るところだった。え~っ?! 思わず係の女性に「名前を書いてさっきから待っているんですが…」と言ったら、用紙をあわてて確認し、ばつの悪そうな顔をし、「どうぞ空いてる席に座ってください」と言うではないか!それも、きちんと謝りもせずにね!! これって失礼だし、一体何のために用紙を用意しているのか?? 

その時断って帰ってしまえば良かったのに…と今は思う。でもね、「特別メニュー」が気にかかるじゃありませんか(食い意地が張ってる?)。結局、誘惑に負け席に座ってしまったのだった(-_-;) 

で、当然、横入りの客よりも先に私の方にメニューを持って来るものと思っていたら、何と横入りのお洒落風カップルに先に渡したのだ!! ここで私もようやく気がついた。オバサン(私)は侮られているのではないか?と(年寄りのヒガミか?)。こんな接客って有りだろうか??さすがの私もショックだった(>_<) 

近くに置いてある雑誌などを読みながら怒りを鎮めて待つこと暫く…注文した「特別メニュー」が来た。予想よりもショボイのは地方美術館併設だから仕方がないのかも。 

ビーフシチューをメインとするこのお値段は1,500円+セット紅茶200円=計1,700円也。 

で、このメニューには小さなカマンベールチーズ1個・小さな生ハム2枚・小さなドライ無花果1個が付いている(全部小さいのだ)。それでも、私的にパンにチーズを塗りたいな、イチジクを切って生ハムと一緒に食べたいなと思った。なのに、付いてきたカトラリーはフォークとスプーンのみ!ナイフが無い!! もちろん、ナイフを持って来てもらった。店側はこのメニューにはナイフは必要ないと思っているのだろうか?? それとも、ナイフを必要と思った私がおかしいのだろうか?? 

更に…これは私の嗜好なので、あくまでも個人の感想だが、ビーフシチューが脂ぎってギトギトしてマズイ私の口に合わない。ソース部分は殆ど残してしまった。こってり好きの人には良いのかもしれないが、私的にはアウトなメニューだった。

ということで、店を出る時には、先の接客への不快感と食べた気のしないメニューへの不快感とが相俟って、かなりムカムカしてしまったのだった(ストレス耐性が低い? )。

でもね、私としてもただのクレーマーになりたくないので、お節介ながらお店への提言(?)をさせてもらう。まぁ、このブログを読むはずもないのだけど(笑) 

1)ボードを用意して、混雑時用に「只今混みあっておりますので、用紙にお名前を書いて、係の者がお呼びするまでお待ちください」と、裏には「空いている席に自由にお座りください」と書いて、状況によって表裏を使う。その際は用紙をチェックすることを忘れない。(これは普通のお店でフツーにやっていることです)

2)カトラリーはフォーク・スプーン・ナイフを用意する。(これも普通の店でやっています。こんな節約はケチ臭く思われるだけです) 

結局のところ、この店のサービス(ホスピタリティー)の理念と、責任者のスタッフへの教育のあり方が問題なのだと思う。混雑時にどう対処するのかマニュアル化しておくべきだし、また、サービスの本質を教えなければいけないとも思う。それに、地方ではスタッフ自身が素晴らしいサービスに触れる機会が少ないから、サービスの質は個人の資質に頼ることになり、サービスのばらつきの要因になっているように思われるのだよね。 

な~んて、ぐだぐだと書いてしまったが、口直し企画を思いついたので、追々…(^^ゞ


メトロポリタン美術館「Image and Data Resources」

2017-02-22 23:54:38 | 美術館

ブログで絵画作品の画像を出す際は、著作権に抵触しないように、できるだけ自分で撮ったものを出すようにしているが、素人カメラマンなものでピンボケも多い(汗)。 

で、何とメトロポリタン美術館のパブリック・ドメインにある画像がフリーで使用可能になったようだ。

http://www.metmuseum.org/about-the-met/policies-and-documents/image-resources

これは喜ばしいことですね♪


宮城県美術館「ルノワール展」サクッと感想。

2017-02-21 22:01:13 | 展覧会

宮城県美術館で「ルノワール展」を観た。

去年観た国立新美術館「ルノワール展」とは異なる内容の展覧会であるが、国内外からの寄せ集め的作品構成が良い意味での手作り感を醸し出し、地方限定の展覧会としては及第点をつけても良いかもと思った。(美術ド素人が偉そうにスミマセン(^^;;;)  

さて、オープニングはシュトットガルト美術館《ヴィクトル・ショケ夫人》で、ルノワールらしいドレスの輝くような白が印象的な肖像画だった。

ピエール・オーギュスト・ルノワール《ヴィクトル・ショケ夫人》(1875年)シュトットガルト美術館

その輝く白がレフ効果のように夫人の優しげな顔を明るくしていて、背後に映る影がより光の効果を強調しているように見える。初期の肖像画らしいが、背景の奥行描写を含め、室内に座る夫人との親密な距離感が面白い作品だった。 

私的にルノワールは肖像画に惹かれる作品が多い。とは言っても風景画の煙るような緑の諧調も好きだ。この展覧会では古典主義に走った時代を含め、風景と人物が混然となった画面に至る画家の変遷がコンパクトにまとめられ、版画作品やブロンズ作品も併せて展示されていた。 

しかし、何といっても今回の目玉作品はワシントン・ナショナル・ギャラリー《バレリーナ》であり、「お久しぶり~♪」と挨拶してしまった(笑)。

 

ワシントン・ナショナル・ギャラリーの壁

ピエール・オーギュスト・ルノワール《バレリーナ(The Dancer)》(1874年)ワシントン・ナショナル・ギャラリー

今回、日本語解説により、バレーの回転後の足のポジションを描いていることを初めて知った。だからチュチュのスカートも翻っているのね(^^ゞ。そして、あらためてしみじみ観ると、バレーシューズの淡紅と白色の筆致がサテンの微妙な光沢を描写しているのがさすがであり、リボンとチュチュの青から白の諧調と背景の淡青緑の諧調のなかで、彼女の頬と唇の紅色とともに愛らしいアクセントとなっているのに気付く。ルノワールの赤の使い方は本当に上手いと思う。 

私的に古典絵画を観る時はどうしても身構えてしまうのだが、印象派作品の場合はゆったりとその光り輝く色彩のハーモニーを眼で楽しむことにしている。特にルノワールの場合、背景の近代化・工業化された社会とか、踊り子の社会的位置とか、殆ど画面上に社会性を持ち込むことはしないから、私もただただルノワールの煙るような筆致と色調の美しさを十分に堪能させてもらった。ちなみに、今回の展覧会の惹句も「画面の隅々まで幸せな情感に満たされた光り輝く表現」だったしね。 

で、展覧会場を気持ちよく出て、小腹がすいたなぁと、美術館内のカフェに行ったのだが、ここで想わぬ不快な応対を受け、この幸せ気分が一遍で吹き飛んでしまった。その話をイタリア語教室で話したら、先生に「E’ andata via?」と聞かれたが、今思うと本当にそうすべきだった! ということで、その詳細は次回に(^^;


ボルゲーゼ美術館「イタリア静物画の起源」展について。

2017-02-16 00:14:27 | 展覧会

ボルゲーゼ美術館「L'origine della natura morta in Italia  Caravaggio e il Maestro di Hartford(イタリア静物画の起源 カラヴァッジョとハートフォードの画家)」展も2月19日で終了予定だ。 

ボローニャのFさんから送って頂いたレプブリカ紙の展覧会ページをご紹介する。(Fさんに感謝!)

紙面中央は当時の無名画家(Maestoro della fiasca di fioli )による《La Fiasca》で、どうやら今回の展覧会での衆目を集めたようだ。実は私も2011年2月に「Caravaggio a Roma」展で観ている。 「Caravaggio a Roma」展については、以前も触れたことがあるので、興味のある方はご参考まで→ ここ と ここ 。

 ピンボケですみませんね(^^ゞ

《La Fiasca:Fiasca spagiata con fiori》 (1625-1630年頃)

花を挿したフィアスコがカラヴァッジョ的明暗法で描かれており、その存在感ゆえに、或る意味カラヴァッジョを髣髴させ、この無名画家の技量の高さが推し量れる。 このフィアスコの藁の秀逸な描写...カラヴァッジョの影響の大きさがわかるのだ。

ついでにYoutubeで見つけた動画 “GALLERIA BORGHESE: "L'ORIGINE DELLA NATURA MORTA IN ITALIA"も紹介しよう。

https://www.youtube.com/watch?v=PBrkY1J_mhc 

今回の展覧会はアルチンボルドやフィジーノの作品も展示されたようで、カラヴァッジョの修業したミラノの静物画の系譜が見て取れる。カラヴァッジョはその系譜をローマに持ち込み、アンブロジアーナの《果物籠》で、真にイタリアの静物画を確立する。そのカラヴァッジョに影響を受けた静物画家たちの作品が集結したのが今回の展覧会といったところだろうか??

う~む、やはり観に行けばよかったかなぁ(^^ゞ


東北歴史博物館で「ラスコー展」が。

2017-02-14 00:34:56 | 展覧会

国立科学博物館はいつも親子連れで混むので、私的にちょっと苦手な展覧会場である。なので、「ラスコー展」も興味はあったけれどパスしていたら、なんと宮城にやって来るらしい!!

特別展 世界遺産 ラスコー展

・会期:2017年3月25日(土)~5月28日(日)

・会場:東北歴史博物館(多賀城市) 

会場の東北歴史博物館は結構スカスカだから好きかも(^_^;)。でも、やはり春休み期間や黄金週間は混みそうだから避けるべきだろうなぁ。

 

 


見るのが遅すぎた映画「ミケランジェロ・プロジェクト」(^^;;

2017-02-12 23:37:39 | 映画

恥ずかしながら、遅ればせで(汗)映画(DVDで)「ミケランジェロ・プロジェクト」を観た。もちろん、ナチスの美術品略奪と発見については知っていたが、それが映画化されたなんて全然知らず、それもジョージ・クルーニー主演で、まるで「オーシャンズ7」じゃありませんか(^^;;

オープニングがファン・エイク兄弟の《ヘント祭壇画》だったもので、涙がでそうになったけど、これまた、ラストがミケランジェロ《聖母子像》で…その時、ようやく気が付いたのですよ。去年の汐留ミュージアム「ミケランジェロ展」のオープニングが何故ブルージュの《聖母子像》(模刻)だったのか!! 

そう、映画のことを知らなかった私は、何故唐突に《聖母子像》なのだろう??と思っていたのだけど、世間では「ミケランジェロ・プロジェクト」のおかげで有名作品になっていたのね(>_<)

ということで、内容は面白かったけど、私的に見るのが遅すぎた映画となったのだった(^^;;; 

ちなみに、ベルリンのカラヴァッジョ3作品もあの頃に、本当に焼失してしまったのだろか?? 


塚本邦雄の本に寺山修司のサイン(^^;

2017-02-01 23:11:40 | 読書

今日のNHK番組「探検バクモン」で神田神保町の古書店街を特集していた。近代文学の専門店で寺山修司のサイン本も紹介されていて、私も持っていたなぁ、と本棚から探し出してみた。

塚本邦雄 著『麒麟騎手-寺山修司論』新書館(1974年刊)に寺山修司のサイン 

本人に直接サインをお願いしたのだが、なにしろ寺山の著作ではない。意図を探るようにあのギョロっとした眼がチラリと私を見た。あせって、すみません、と謝った記憶がある。当時の私は寺山よりも塚本(の小説)にハマっていたのだ。 

今更ながら思う。塚本邦雄の寺山修司論に自分がサインをすることを、寺山はどのように思ったのだろうか?? 若気の至りを反省するとともに、今は亡き寺山に尋ねてみたいような気がする。