花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

「カラヴァッジョ展」更に2点の追加。

2015-12-27 05:05:34 | 展覧会

「カラヴァッジョ展」特設サイトに「プレスの方たちへ」というボタンがあるのですが、まさに「ファッション・プレス」というサイトに「カラヴァッジョ展」の出展作品画像(多分)が出ていました。ということで、「ファッション・プレス」で紹介されていた出展作品(追加分)をピックアップします。ふ~ん、特設サイトよりもメディアを利用するわけなのね。なんかねぇきっとファン心理を知らぬのだろうなぁ。>広報担当

 ・カラヴァッジョ《マッフェオ・バルベリーニの肖像》(1596年頃)個人蔵

数年前に真筆とされた作品です。美術ド素人の観た感想になりますが、衣服の折り返し部分あたりが「らしい」気がしますが、別の個人蔵《マッフェオ・バルベリーニの肖像》(未見)と比べると、ちょっとなぁ、と思ってしまう作品です。あくまでも、ド素人眼ですので悪しからず(^^;;;

・カラヴァッジョ《メドゥーサの首》(1597-98年)個人蔵

ウフィッツィ作品は何度も観ていますが、この個人蔵作品は私も初見になります。なので、観るのが凄く楽しみです!♪ 

ちなみに、2006年デュッセルドルフのクンスト・パラスト「カラヴァッジョ展」の時も、真作、レプリカ(?)、コピー作品が多数並列展示され、カラヴァッジョ作品の真作判定の難しさがわかるような気がしたものです。 

出展作品☆作者不明《カラヴァッジョの肖像》(1617年頃)アカデミア・ディ・サン・ルカ

この肖像画は2011年のサンティーヴォ・アッラ・サピエンツァの公立古文書館「ローマでのカラヴァッジョ展」でも、当時のサン・ルカ組合のご同業者の面々の肖像画と一緒に展示されていました。なにしろ展示されていたカラヴァッジョ事件簿などの一次資料にも登場したりする画家たちなもので、同展示されていた作品と見比べても、ああ、やっぱりカラヴァッジョには到底及ばないわね♪と思ったものです(^^;;; 

当時のサン・ルカ組合の画家たち 

さて、先の6点と今回追加の2点で、カラヴァッジョ作品が合計8点になりました。 2001年の東京都庭園美術館「カラヴァッジョ展」は8点でしたから、公式サイトによれば、今回はそれ以上の数になるはずです。う~む、どの作品が追加されるのでしょうね??


Merry Christmas!

2015-12-24 22:51:26 | Weblog

メリー・クリスマス!

ボローニャのサンタ・マッジョーレ広場のクリスマス・ツリーです↓。ボローニャでお世話になった皆さま、Buon Natale!!

こちらは↓ミラノのモンテナポレオーネのクリスマス・ツリーです。ブレラ美術館からの帰り道ですが、お買い物はしていません(笑)。ちなみに左のビルはARMANIです。

 で、クリスマスらしい絵と言えば...

カラヴァッジョ《パレルモの生誕(聖フランチェスコと聖ラウレンティスのいる生誕)》(1609年) 盗難のため現在も行方不明です...。


『視覚のイコノグラフィア』を読み始めました。

2015-12-23 23:01:25 | 読書

某先生が紹介されていた『視覚のイコノグラフィア』(ありな書房)を読み始めました。初っ端からマンテーニャだったので、にんまりしながら読み進んでいます。マントヴァの思い出もよみがえります。

表紙でもわかるように、第3章「闇の発見」ではカラヴァッジョが扱われています。なんだか、あとからゆっくり読みたい気分です。苺ショートの苺は最後に食べる派なもので(笑)


「カラヴァッジョ展」音声ガイド付きチケット。

2015-12-15 23:57:25 | 展覧会

師走のこの忙しい時期に東京に行ってきました。イタリアに出かける前、サントリー美術館で《曜変天目茶碗》(藤田美術館)を観て、やはり静嘉堂文庫の《曜変天目茶碗》も久々に観たいなぁ、と思ったからです。日程調整をしていたら、ちょうどOご夫妻から三井記念美術館の招待券を頂き、それではということで三菱と三井を廻ることにしました。二子玉川(砧)と日本橋を移動するのは疲れましたが、それぞれ流石の展示内容に眼はしっかりと喜んでしまいました♪ 

で、三井記念美術館で美術展チラシを何枚かピックアップして持ち帰ったのですが、もちろん、その中に新たな「カラヴァッジョ展」二つ折りチラシもありました。

相変わらずの(こっぱずかしい)惹句ですわねぇ(^^;;; 

ちなみに、「カラヴァッジョ展」特設サイト「音声ガイド付きチケット」の情報が出ていました。かなりお得な割引料金になっています。200枚限定とのことですので、お求めになる方は早めの方がよろしいかと…。

で、私ですか? もちろん、「音声ガイド付きチケット」は購入しません(笑)。普通の前売り券をローソンで購入し、音声ガイドも当日借りる予定です。(だって、個人情報をお渡ししたくなんぞございませんもの(^^;;; 

なので、国立西洋美術館にぜひお願いしたいことがあるのです。

昔のように、音声ガイド領収書で図録割引していただきたいのです!!「カラヴァッジョ展」の時だけで良いので(^^;;;;; >西美さま

本当に自分勝手なことばかり書いていますよね(反省!&大汗!!)。

ということで、またもや、何から書いたら良いのか悩んでいるところです(^^ゞ


レッジョ・エミリア駅。

2015-12-13 02:44:09 | 海外旅行

ボローニャからパルマ近郊のマニャーニ・ロッカ美術館に向かう高速(ストラーダ)から見た、レッジョ・エミリア駅の真っ白な流線型を描く美しい姿を忘れることができない。スペインのサンティアゴ・カラトラバ設計の駅舎はアートと言っても良いのではないかと思うような佇まいだった。 

サンティアゴ・カラトラバ設計「レッジョ・エミリア駅」 (画像はYoutubeから拝借(^^ゞ)

フレッチャ・ロッサはレッジョ・エミリア駅では停車しない。ボローニャ⇔ミラノを往復した時、列車はあっと言う間に駅を通過したが、その白く斬新な駅舎の内側は車窓からでも面白く見ることができた。 

ミラノへは展覧会を観るのが目的だったが、実はレッジョ・エミリア駅の内部を通過するのも楽しみのひとつだった。ホームはどうなっているのだろう?と興味津々だったので、ちょっとの間でも嬉しかったのだ(#^.^#)


コペンハーゲン空港。

2015-12-08 03:23:45 | 海外旅行

帰国してほっとしたものの、約1カ月半の不在は様々な滞りを呈していて、ひとつひとつ対応すべく奔走中です。ゆっくり食事する暇も無く、お腹を空かして走り回る始末。師走を実感してしまいました(^^;。今日はやっと病院にも行くことができ、耳鳴り用の新しい薬をもらってきました。イタリア滞在中、体調が悪くなることなく過ごせたのは幸いです。 

さて、そんなこんなで、まだ気持ち的に落ち着かないので、今回は成田⇔ボローニャ便の経由地コペンハーゲンで発見した色々などを書こうと思います。(お茶濁し?)

先にも書きましたが、今回はSASスカンディナビア航空を利用しました。コペンハーゲン経由ボローニャ往復の料金が欧州航空会社の中ではダントツにリーズナブルだったからです(^^ゞ。

それに、ぴのこさんのお嬢さんのS美ちゃん(スウェーデン留学中)情報によると、コペンハーゲン空港はデーニッシュ・ペストリーが美味しい♪らしいのです。 往路は乗り継ぎ時間が少なすぎて、見つける暇も無かったので、復路はボローニャを発つ時からデーニッシュっ♪と楽しみにしていました。コペンハーゲン空港に到着し、入国ゲートを通り過ぎながらも、目はひたすらデーニッシュを探します(^^;

空港内クリスマスツリーもアンデルセンの国デンマークらしく人魚姫とセット♪

しかし、Barはあれどもパンニーニ類ばかりで、どこにあるのだろうとキョロキョロしているうちに出国ゲートを過ぎてしまい、閑散とした免税店のある成田行きの出発ゲート付近に着いてしまいました。見つけそこなってがっかりした目が、そこにちょっと(・・;)状態になるものを発見!

どうして、コペンハーゲンにセブンイレブンがあるの?? 

さっそく店内探検です! 商品は食品ばかりのようで、配置は日本の誇るコンビニ風。品揃えもパックされたサンドウィッチやフルーツや…デーニッシュ?! ええ、もちろんコンビニですから美味しさは期待しません。とにかく地元でデーニッシュを食べることに意義があるのだ、と自分を慰めながら買いました。

で、驚いたことに金額表示がなんか変なのです。ユーロの桁数じゃないのです。レジでユーロは使えないと言われ、初めてデンマークは英国と同じで自国通貨を使っているのだ!!と知りました。デンマークはクローネだったのですねぇ。ということで、デーニッシュ1個のためにカードを使いました。日本で言えばコンビニおにぎり1個をカードで買ったということですかね(^^ゞ 

さらに驚いたことには、レジ隣りにガラスケースがあり、焼き鳥も売ってるよぉ~(・・;)。おそるべし、セブンイレブン(笑)。で、気が付くのが遅かったのですが、コンビニ横に同じくセブンイレブンのカフェ(Bar)まで併設されていたのです。そこで見つけたドリンクです。

オシャレだし、なんだかヘルシーな感じだわ♪と、購入しました。ミントときゅうりが入ったミネラルウォーターと言うべきなのかなぁ、甘味料も入っていないし、お水代わりに飲めます。カフェのテーブルで、このドリンクとデーニッシュ(シナモン味)を食べながら搭乗時間までの暇つぶしをしたのでした。

ちなみに、SASの機内食はあまり期待しない方がよろしいかもですが、チーズはとても美味しかったです(#^.^#)


ポッジョ・ア・カイアーノ(3)オリーブオイル工場

2015-12-05 01:53:50 | 海外旅行

どこから書こうか迷ったのですが、ポッジョ・ア・カイアーノの続きから行きます。 

メディチ家のお屋敷を出ると、もうお昼の時間でした。日本人はお魚好きということで、Fさんご夫妻が調べてくださったのはお魚の美味しいと評判のお店でした。私はアンティパストを魚介類のサラダ、プリモは蟹リゾットにしました。久々の魚介類が美味しかったです♪ 

 魚介類のサラダ

 蟹のリゾット(人参でできた蟹の足)

ちなみに、Fさんのアンティパストのムール貝のピリカラトマトソースに目が惹かれ(汗)、一口分けていただいたのですが大変お美味しゅうございました(#^.^#)。お酒が進みそうな一品でしたね(^^;。Fさんの御主人のMさんはイタリア人らしくチーズとハムがお好みのようでした。  

 ムール貝のトマトソース煮

さて、ポッジョ・ア・カイアーノはプラート県にあります。Fさんご推薦のイタリアでも高名な「Pasticceria Mannori」に連れて行っていただきました。ケーキ類も甘さ控えめで上品な味なのだそうです。シェフのルカ・マンノーリは菓子大会でも連続優勝するほど有名とのことで、日持ちのするものを少しだけ購入しました(^^ゞ

 パスティッチェリア・マンノーリ

ところで、ご主人のMさんは小さい頃おばあちゃんっ子だったそうで、イタリアの伝統食が好きとのことでした。ゆえに、素材が大切なのだとか。パルマのマニャーニ・ロッカ美術館の帰りも、地元のチーズであるパルメジャーノを1kgご購入されていました。ということで、今回は絞りたてのトスカーナのオリーブオイルです♪ ! シチリアや南部のものはピッカンテだけれど、トスカーナのものはマイルドで美味しいのだそうです。

車を走らせて小高い丘の頂にある石造りの建物へ。そこはオリーブオイル抽出工場の直売場でした。直売場と言っても、ちいさな作業場の隣の暖炉のある部屋で、パンに垂らして試飲をさせてもらい、気に入ったら購入するというシステムのようでした。工場のおじさんは、やおらガラス瓶を持ち、ステンレス容器の蛇口をひねってオリーブオイルを注ぎ入れます。それを切ったパンに振り注いて、「どうぞ」と。 

 工場というより作業場?

 右のオリーブオイル容器の蛇口から 

私も一口頂いたら、なんとフレッシュでマイルドなオリーブの香りと美味しさ!!!そして、後味がフルーティーなのですよ~♪♪ ああ、これはオリーブ絞りたての生ジュースなのだと、初めてわかったのです。黄緑色した天然絞りたてエクストラ・バージンオイルなのです!! 

 フレッシュでマイルドそしてフルーティ!

試飲(試食)するまでは、荷物になるから私は見学だけにしよう、と思っていたのですが、あまりの香りの素晴らしさに、私も1本買います!と手を挙げてしまいました(笑)。Fさんご夫妻はリットル缶とそれに瓶入りも購入されていました。

 購入した1本

ちなみに、工場のおじさんは同じ蛇口から缶とガラス瓶にオイルを注ぎ入れ、え~っとラベルがどこかな?と探して、それを容器&瓶に張り付けて渡してくれました。これって工場というよりも、やはり作業場ですよね(笑)。Mさんによると、多分協同組合方式の工場なのではないか?とのことでした。

ということで、帰りはちょっとホクホク顔になっていた私たちでした(^^ゞ


無事帰国しました(ほっ)。

2015-12-03 18:18:09 | Weblog

おかげさまで、無事帰国しました!

体と身の回り品だけが仙台着で、スーツケース類は明日夜届くので、荷物整理もできす、なんだか中途半端な感じです(^^;

今回のイタリア旅行&ボローニャ「少し住み」では本当に色々ありました。できるだけ不精せずに(汗)書いていきたいと思います。

ということで、取りあえずの帰国報告でした(^^ゞ


ボローニャ「少し住み」も終了です。

2015-12-02 05:10:44 | 海外旅行

ボローニャ「少し住み」も今日までです。学校が終了してからは、特にあっという間に時間が過ぎてしまい、出発準備もバタバタ状態です。 

昨日はFさんと「ブリューゲル展」を観て、今日は一人で教会巡りをして、結局ボローニャ観光(?)は最後になってしまいました。アパートがチェントロなので、いつでも行けると思っていたのが迂闊です(^^;; 

とりあえず予定は終了したので、明日の午前中にボローニャを発ち、帰国予定です。帰りの荷物が重くって(オリーブオイルを買ってしまいました)、アパートの3階から荷物を降ろすのが目下のところの懸案事項です(エレベーターが無い)。 

とにかく無事に帰りたいです!!! 帰国したら、書ききれなかった色々をブログに載せていきたいと思っています。