花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

CARAVAGGIO:The Final Years 展 (9)

2005-05-12 01:43:11 | 展覧会
(6)で書いた、何故メッシーナ美術館が2作品をナポリ展、ロンドン展と連続貸出しをしたのか?という疑問が何と解決してしまった!
検索で偶然ラ・トゥール愛好家・桑原靖夫氏のブログ『時空を超えて』を見つけたのだが、その愛情溢れる「ラ・トゥールを追いかけて」(12)で「The Final Years展」作品融通の裏話に触れておられたのだ。
http://blog.goo.ne.jp/old-dreamer/e/a7bbbfac372c8bf2d5b8fe377a18d22f

メッシーナ美術館はナショナルギャラリーに2作品を貸出す代わりに「エマオの晩餐」を借りる約束を取り付けたらしい。あの一見地味な美術館のホスピタリティ溢れる館員さんたちを思い出すに喜ばしいことだ。あ、一見地味と書いてしまったが、CARAVAGGIO2作品とともにアントネッロ・ダ・メッシーナの作品コーナーは必見である!

作品融通と言えば、ロンドンの後に廻ったベルリン国立絵画館のラ・トゥール「豆を食べる人々」が残念ながらパリ、ボンへと出張中だった。6月に戻るらしい。パリと聞いて、もしかしてルーヴルの「ダイヤのエースを持ついかさま師」の代替用かも…と思ったのだが、ルーヴルで見掛けた方はいないだろうか?