宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「発達した資本主義国での社会変革は、社会主義・共産主義への大道」-不破さんの発言から

2020年01月18日 | 第28回党大会関係

 不破さんが、大会討論の一番手の発言者となったことに驚きました。大会中のどこかで発言するのではないかと期待していましたが。

 不破さんの発言は、現綱領の構成から規定的認識と判断等に関わって重要な役割を果たした立場からのものだったと思っています。不破さんは2点目の注目点として、「発達した資本主義国での社会変革は、社会主義・共産主義への大道」について発言しました。全文は、「しんぶん赤旗」16日付に掲載されていますので、ご覧いただきたいと思います。

 不破さんは、次のように発言しますた。

【新たな覚悟と世界の最前線に立つ開拓者の喜び】

「これは、マルクス、エンゲルスの時代から、当然の見かたとされていた問題です。これまでは、資本主義的発達の遅れた状態から出発して社会主義をめざしつつある国が、いわば世界史的な流れとして存在していたために、簡単にその断定を繰り返すわけにはいかない状況がありました」

「今日では、その状況が根本から変わりました。今後も資本主義の発達の遅れた状態から社会変革の道へ踏み出す国は、当然ありうるでしょう。しかし、旧ソ連や中国の経験は、それが多くの困難を伴う道であり、挫折や変質の可能性が大きくある道であることの、何よりの実証となりました」

私は、提案報告が提起した『発達した資本主義国での社会変革は、社会主義・共産主義への大道である』、この規定は私たちに新たな覚悟を求めると同時に、世界の最前線に立つ開拓者としての新たなよろこびと決意を呼び起こしていることを、強調したいと思います」”社会主義的変革が、資本主義のもとでつくりだされた諸成果を継承・発展させることによって実現される”とし、継承されるべき資本主義の諸成果の内容を五つの項目で具体的に指摘しています」

「これらはすべて、マルクス、エンゲルスが力説したものです。しかし、これまで社会主義的変革の事業に取り組んだ一連の国ぐにでは、ほとんど無視され、そのことが、これらの国の諸変革を、社会主義とは異質の道に導く重要な要因ともなったものでした」

【マルクス、エンゲルスの遺訓は民主共和制】

 不破さんは、「自由と民主主義の諸制度と国民のたたかいの歴史的経験」の例をあげ、次のように語りました。

「(前半部分ー略)スターリンによって、反対政党の存在や活動を認めず、社会主義の名のもとに一つの党による政権の独占、これを憲法上の制度とするという、社会主義とは無縁の反民主主義の政治体制が持ち込まれました。こうした専制的な政治体制は、マルクス、エンゲルスの遺訓とはもちろん、人類社会の未来をひらく社会主義・共産主義の事業とも本来、まったく無縁なものであります」

 今月30日には、90歳の誕生日を迎える不破さんの、張りのある声、ぐっと感情を抑えながら、党への信頼と期待を全身で表現した歴史的発言だったのではないかと深く心に響きました。

 

 


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