宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

「安倍政治とのたたかいの決着は、総選挙で」ー 志位和夫委員長が 東京・新宿で訴え

2020年09月10日 | 野党連合政権への展望

 早い段階の解散・総選挙がありうる情勢の中、志位和夫委員長が8日の東京・新宿駅、9日千葉県流山市、今日10日は、川崎駅ルフロン前で、はたの君枝衆院議員(比例南関東、神奈川10区小選挙区予定候補)らと訴えます。

「しんぶん赤旗」10日付には、8日の東京・新宿駅前の街頭演説の内容が掲載されました。今後の論戦の基本にもなるものと思われます。演説の冒頭と最後の一部を紹介させていただきます。(全文を是非「赤旗」紙でお読みいただきたいと思います)

「みなさん。安倍首相が辞めても、『安倍政治』とのたたかいには決着がついていません。7年8カ月の安倍政権は、たくさんの『負の遺産』を残しました。その中でも最悪のものは、2015年9月19日に強行された、憲法を踏みにじる安保法制=戦争法です」

「日本をアメリカと一緒に海外で戦争する国につくりかえる。しかも『集団的自衛権は行使できない』という戦後一貫した政府の憲法解釈を、一夜にして改ざんして強行するというひどいやり方をとりました。日本の最高法規である憲法までも私物化したのが安倍政権なのであります」

【「安倍政治」礼賛・継承の異常な大合唱ーー自民党に明日はない】

「それでは、自民党は、安倍政権が残したこれらの『負の遺産』にどう向き合おうとしているでしょうか。今日から自民党の総裁選挙が始まり、3人の方が名乗りを上げています。私は、あの3人の顔を見まして、2015年9月に安保法制=戦争法を強行した際に、3人とも閣僚席に座っていた、その光景を思いだしました。あのとんでもない法律を一緒になって強行した共同責任を負っている面々なのです」

「しかもみなさん、その中でも最有力と言われている方は、”安倍政治は立派だった” ”安倍政治継承する”と言い、そしてその大合唱が自民党内で起こっているではありませんか。目を覆いたくなるような異常な光景ではありませんか。これまでの自民党だったら、首相が代わる時には、多少は目先を変えた新しい方針を出したものでした」

「ところがそういうことは、もはや全くできない。『安倍政治』は行き詰まって終わりになったのに、その行き詰まった道を、『この道しかない』といって暴走するというのですから、私は、自民党に明日はないと申し上げたいと思います」

 志位さんは、「どういう新しい日本をつくるかーー新型コロナの体験を踏まえた「7つの提案」を詳しく話ました。私のブログでも何度か紹介していますので、この部分は、省略させていただきます。演説の最後のところで、次ぎのように訴えました。

【新しい日本をつくる力ーー市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進を】

「私は、安倍政権の7年8カ月を振り返って、一つだけいいことがあると思うのですよ。それは、市民と野党の共闘が始まり、成長し、大きな流れになりつつあることです。私たちは、共闘で、2016年の参院選挙、17年の総選挙、19年の参院選挙、3回の国政選挙をたたかい、大きな成果をあげてきました。共闘を通じて、多くの心を通う友人を私たちは得てきたと実感しています」

「同時に、共闘には大きな課題もあります。自公政権を倒した後に、野党としてどういう政権をつくるのか、政権構想をしっかり話し合って、合意をして、国民に示すことがいま大切ではないでしょうか」

「日本共産党は、他の野党のみなさんと、つぎの3つの課題を一体に、心を開いて話し合っていきたいと思います。一つは、自公政権に代わる野党連合政権の合意をつくること、みんなで一緒に政権をつくろうという合意を確認することです。二つ目は、その政権が実行する政権公約をつくりあげることです」

「三つ目は、小選挙区での選挙協力です。与野党が競り合っている選挙区を中心に一本化しただけでも、全国に100くらいは与野党逆転ができます。そうなれば政権交代です。これを、やろうではないですか。東京でやろうではないですか。共闘の力で、自公政権を倒し、新しい政権をつくろうではありませんか」