甘利前大臣の辞任記者会見から2週間が経過しました。 この間、URの甘利前大臣の秘書との面談記録が公表され、「週刊文春」も連続して報道を行いました。 また、国会での集中審議も行われました。
こうした経過の中で、甘利前大臣の”口利き疑惑”がいっそう深まっているといえるのではないでしょうか。 しかし、甘利氏本人は説明責任を果たす様子がありません。 また、安倍首相にも任命責任を果たす姿勢はありません。
大和市内で運送会社を経営している私の知人は、「俺は、何十年も甘利議員を手弁当で、無報酬で応援してきた。 秘書を接待したこともある。 何でこんなことになったのか。 予定されていた後援会の賀詞交歓会も中止になったよ」とくやしさをにじませながら語っていました。
市内の有権者、支援者の中には、「秘書が悪かった。 本人がかわいそうだ」「大臣を辞任して責任をとったのは、さすが甘利議員だ」との声もあります。 「経済再生大臣 甘利明」と印刷されたポスターも張り出されたままです。
今日付の「朝日」の「お客様オフィスから」欄(2016年1月9日~2月12日では、「甘利氏の現金授受問題追及を」の声が紹介されています。
「会見で『美学』『生き様』と言っていたがそれなら議員を辞職すべきだ」(神奈川県、70代男性)。 「『秘書が』という言い訳が繰り返される。 ほんとうにうんざり」(30代男性)。 「甘利氏の発言が本当か、秘書を国会に呼んで確かめるべきだ」(茨城県、40代女性)。 「徹底的に追及してほしい」(東京都、50代女性)
日本共産党国会議員団は12日、「甘利氏疑惑」問題で現地調査を行いなした。 以下、「しんぶん赤旗」13日付から紹介します。
「千葉県議会内で同県企業庁や県の道路管理部門などから聞き取り調査を実施。 提示された資料を基に、甘利氏の秘書(当時)らが補償交渉に介入した土地の所有関係や、事業の経緯などを確認しました」
工事現場では、「URとの補償交渉を進めていた建設会社敷地と道路用地との境界部分や産業廃棄物が埋まっている同地の現況などを見て回りました」
甘利氏が神奈川13区選出の国会議員であるということと、「甘利氏疑惑」の背景には、国政の問題と共に、地方行政に関わる問題もあることを明らかにしていくが重要になってきているように感じています。
今日の小池晃副委員長の街頭演説会に多くの方のご参加をお願します。