宮応かつゆきの日本改革ブログ

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首都圏が危ない。ハワイのオスプレイ墜落事故、鉱物吸い込みが原因、米海軍が9月に報告書。

2015年10月26日 | 基地

 「しんぶん赤旗」23日付は、今年5月のハワイでのオスプレイ墜落事故について次のように報じました。

 「米航空専門誌『アビエーション・ウィーク』電子版は19日付で、今年5月にハワイで起きた海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイの墜落事故に関し、巻き上げた砂に含まれていたカルシウムやマグネシウムなど複数の鉱物がエンジンの燃焼室で溶けてタービン翼に固着し、エンジンが出力を失ったと分析した米海軍航空システム司令部の今年9月の報告書の中身を伝えました」

 「同誌はまた、アフガニスタンで10年4月に発生したCV22オスプレイの墜落事故についても、鉱物によるエンジンの出力喪失が原因だった可能性があるとの、当時の事故調査官のコメントを紹介しています。 日米両政府はCV22を米空軍横田基地(東京都)に配備する計画です」

 「ハワイの事故では、事故機の左エンジンが約45㍍の高度で突然、出力を喪失。 事故機の乗員に、エンジンの状態は十分伝わっていませんでした。 編隊を組んでいた別の機体も出力を失い、事故寸前だったといいます」

 「同誌は、オスプレイは他の回転翼機のように出力低下しても安全に着陸できる自動回転機能を有していないので、墜落を避けられないと指摘。 同機の構造的欠陥に言及しています」

 いままで、米海軍などは、5月のハワイの演習場でのオスプレイの墜落事故の原因を明らかにしていませんでした。 しかし、一部では、砂を吸い込みエンジン出力が低下して墜落したのではないか、と指摘されていました。

 こうした事態の中で、厚木基地を含む8月以降の首都圏でのオスプレイの頻繁な飛行、離着陸訓練が繰り返される中で心配されているのが、”市街地等での墜落事故”です。

 特に、東・北富士演習場では機体が見えないほどの大量の土埃を巻き上げて、離着陸訓練が行われています。この土埃のなかに、ハワイでの事故原因になった鉱物が含まれていないのか、科学的、また化学的検証が強く求められていると思います。

 31日~11月1日には、御殿場市で2015年日本平和大会が開かれます。 戦争法が発動されようとしている情勢の中で、米軍、自衛隊の動向と市民、住民のたたかいの交流をしてきたいと思います。