日本共産党の志位和夫委員長は2日、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏と都内で懇談しました。 3日付の「しんぶん赤旗」は両氏の懇談内容を紹介しています。
両氏は、「安倍政権が歴代政権のなかでも立憲主義破壊、国民の意思のじゅうりんなどの点で最悪の政権であり、『独裁政治』といえる状況になっているとの認識をそれぞれ述べあいました」
「一方、戦争法案反対のデモで示された国民のエネルギーについて、志位氏は『一種の市民革命』につながるものであり、だからこそ私たちも『国民連合政府』の提起を行いました。 『ありとあらゆる力を注いで頑張らなければならないと思います』と表明」しました。
「鳥越氏は、『ピンチは絶好のチャンスであり、これを逃す手はありません』『私もできることは協力していきたい』と語りました」
同日、小池晃副委員長は「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」提案について都内で同志社大学大学院教授の浜矩子氏と懇談しました。 同紙によれば、浜矩子教授は、「私たちが目の当たりにしているのは21世紀型の市民革命です。 それが第2ステージに入る。 市民が立ち上がった姿の中に現れています。 老いも若きも、顔ぶれも多彩。 ここに希望がある。 その希望にかなった国民連合政府になっていけば、今の時代状況に適合したものになる」と表明しました。
2日、都内で取り組まれた「安倍政権NO!☆大行進」で、SEALDsの大学院生千葉泰真さんは、次のようにスピーチしました。
「戦争法が成立しました。 しかし、このたたかいで得たものの大きさは、失ったもののそれを大きく凌駕するものだったと確信します。 それは、全国で立ち上がった仲間の存在であり、政治に無関心でいることをやめた、声をあげることをためらうことをやめた、この国民の意識の変化こそが、僕たちが得た財産なのではないでしょうか」
「僕たちは国会前で声をあげ続けました。 国会の中では、多くの野党議員が尽力しました。 野党のみなさんに強く念を押したい。 どうか9月19日の悔しさを忘れないでください。 僕たちの悔しさを共有し続けてください。 安倍政権は僕たちの代表ではありません。 主権者は国民一人ひとりです。 民主主義に対する重大な挑戦を絶対に許しません。 必ず退陣に追い込みましょう」(「しんぶん赤旗」4日付)
未来を担う若い世代の気持ち、強い決意を感じさせられました。
こうしたエネルギーが結集し、「一種の市民革命」につながっていくのではないでしょうか。