宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

”憲法違反の法律をつくる権限は国会にはない””国民には平和と民主主義を守る力がある”

2013年12月06日 | 憲法・平和・人権

 昨日午後4時08分、自民・公明の安倍政権与党が、参院特別委委員会で、質問中に自民党議員が秘密保護法案の採決動議を提出。 怒号が飛び交う中、委員長が法案を「強行採決」。 衆院に続く強行採決の暴挙が繰り返されました。 私たちは、ちょうど同時刻に、大和駅で、秘密保護法案の強行採決に反対し、徹底審議・廃案を求める宣伝、署名行動を行っていました。 3日を上回る65名の市民が参加しました。 署名は178筆に達しました。

 「強行採決」を受けて開かれた日本共産党の緊急両院議員団会議で志位委員長は、「憲法の基本原理である国民主権、基本的人権、平和主義を、ことごとく覆す違憲立法であります。 こういう法律は、国会で多数を持っているからといってつくってはならないものです。 国会に憲法に違反する法律をつくる権限などないのです」と憲法政治にかかわる根本問題を指摘しました。

  憲法第98条は、「この憲法は、国の最高法規であって、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない」と規定しています。 まさに、秘密保護法案はこの規定にまるまる該当するものではないでしょうか。

 そして、「『秘密保護法案』反対のたたかいを通じて、日本に未来があるという希望を感じております。 各界、各分野で、政治的立場の違いを超えて、こんなにたくさんの人々が声をあげたというのは、この間にない出来事であります。 ~中略~圧倒的な反対の声が、この間では空前の規模で起こったというのは、日本国民のなかに、平和と民主主義を守る大きなエネルギーが存在していることを示しているのではないでしょうか」と訴え、「たたかいはこれからが大事だ」と強調しました。

 安倍政権は、国家安全保会議設置法案と秘密保護法案を成立させたうえで、「『国家安全保障戦略』を閣議決定し、それにもとづく新『防衛大綱』を策定しようとしている。 それは従来の『専守防衛』の建前さい投げ捨てて、自衛隊の侵略的機能の強化をはかろうとするものである。 さらに、2014年の通常国会で、集団的自衛権行使を現実のものとする『国家安全保障基本法案』を成立させることを狙っている」(「第26回大会議案ー第18項)のです。

 憲法の機能を事実上停止させ、「日本を戦争する国」に変えようとする安倍政権のファッショ的野望・暴走をストップさせる力は、憲法を体現した国民の中にあることは明らかではないでしょうか。 まさに、日本の命運がかかったたたかいが本格的に始まったのです。