i氏の海外生活体験記

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下関沖の洋上風力

2013-05-09 20:57:44 | 下北の風力発電
5/9スマートジャパンが伝えておりました。

-下関沖に60MWの大規模な洋上風力-

 2年後の着工に向けて環境影響評価へ将来有望な洋上風力発電の建設プロジェクトが着々と進んでいる。前田建設工業は山口県の下関市の沖合に大型の風車15~20基を設置して、合計60MWに達する日本で最大規模の洋上風力発電所を建設する計画だ。2015年4月の着工に向けて環境影響評価の準備を開始した。

 建設予定の海域は本州と九州のあいだで、下関市の沖合0.5~3キロメートルの範囲になる。ちょうど対岸の北九州市の沖合では、2MW(メガワット)の大型風車を使った洋上風力発電の実証実験が6月から始まろうとしている。

 下関沖のプロジェクトは前田建設工業が進めているもので、現在は国の認可を受けるために必要な環境影響評価の第1段階にある。順調に進めば今後1年半程度で認可を受けて、2015年4月から工事を開始する予定だ。

 計画では1基あたりの発電能力が3~4MWの大型風車15~20基を洋上に建設する。対象の海域は港から近くて、水深が10~20メートルと浅いため、発電設備を海底に固定する着床式を採用する方針だ。風車の中心部は海面から80~100メートルの高さに達し、ブレード(羽根)の最高到達点は150メートルを超える可能性がある。


 陸から最も近い500メートル程度の洋上に1号機を設置して、さらに3列で合計15~20基を配置する構成だ。風車のあいだは海底ケーブルでつなぎ、さらに海岸から中国電力の変電所までは地中ケーブルで接続する。海底ケーブルの総延長距離は10キロメートル前後になる。

 工事は2期に分けて実施する計画で、予定通りに2015年4月から着工すれば、1年後の2016年4月には第1期の30MWが運転を開始できる見込みだ。続けて第2基の工事を進めて、2017年4月には合計60MWの日本で最大規模の洋上風力発電所が稼働する。総事業費は250億円を想定している。

 着工までの最大の課題になる環境影響評価では、特に動植物と漁業に対する影響の範囲がポイントになる。周辺の海域は漁業区域になっていて、すぐ近くにある漁業協同組合の年間の水揚高は1億円を超える。

 前田建設工業は環境影響評価の方法書を一般に公開して4月30日まで住民の意見を募った。さらに地元の山口県知事の意見もふまえて第2段階の準備書の作成に進む。最後の第3段階になる評価書の内容を環境省が審査して了承すると、工事の認可手続きに入ることができる。残りの審査などに合計で1年~1年半はかかるとみられる。

-引用終わり-

洋上風力は昨日の東奥日報本紙でも青森県内での特集をしていました。正確には海洋発電(潮流発電、波力発電、洋上風力発電)の実証実験候補地の特集です。

候補地の図は以前このブログでもご紹介しました。津軽海峡を挟む津軽半島と下北半島は絶好の実験場所だと思います。
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