ベトパフォーマー

ベトナムの大道芸人とでもいいましょうか。

ホーチミンの動物公園（入場料2万ドン：100円）でパフォーマンスをやっていました。

見ての通り、瞼の上を洗濯バサミみたいなもので挟み、信じられないくらい重いオモシをぶら下げる、という至ってシンプルな見世物です。

眼球が飛び出るくらい瞼を引っ張られたお顔は、笑えないくらい悲壮感が漂っていました。

次の芸では、大勢の観客の中から私を指名してアシスタントをやれ、というのです。

用い出した大きな甕は、100kgはあろうかと思われるくらい堅くて重いものでした。　私に「叩いてみろ」というのです。

思い切り叩きましたが、危うく骨折しそうになりました。堅い甕であることを観客に証明できました。

しかし、次の瞬間、彼は思いがけない芸に出ました。　甕を頭に乗せて自由に操り始めたのです。

私への「叩いてみろ」のアシスト要求は何だったのでしょう。