インド平均年齢のなぞ

国別の平均年齢でインドは26.7歳。ベトナムが26.4歳なのに「なぜ若いのか？」疑問に思っていました。次のような意見があります。

インドは人口約12億人に達すると言われております。高所得者が20%、1日2ドル以下の中・低所得者の貧困層が80%です。平均寿命は高所得者で75歳、中・低所得者で55歳。

子供は高所得者で2～3人、中・低所得者で5～6人。子供は自然の賜り物でかつ、貴重な労働力であります。法律無視で小さい子にもお金を稼がせます。幼児死亡率が高いので出来るだけ多く産ませ、結婚も親が決め15歳以下で嫁ぐ女性も多いようです。

インド政府も人口抑制には後ろ向きで、80%を超える世帯が子供を増やそうとし、平均寿命が55歳では若くなるのは当然ということです。

問題は中・低所得者の子供たちが世界のニーズに合う技術を身に着けた労働力に育成できるかどうかです。「教育＝生活レベル向上」が伴わない人口増加は、国家の最大のリスクとなります。現在のアフリカを見れば自明です。

インドが教育に力を入れている理由がここにあるのです。