i氏の海外生活体験記

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揚水発電の重要さ

2012-08-26 02:30:20 | かわうち湖の海水揚水発電
ここで、私が「下北再生エネ半島」で提案している「海水揚水発電」について、少々補足しておきます。

再生エネルギーで一番参入しやすいのは「太陽光発電」でしょう。各地でメガソーラーや住宅用ソーラーが急増しています。また下北では「風力発電」でしょう。ただ個人では手掛けられませんが、大手資本から県内業者も興味を示しています。8/24の県再生エネ産業ネットワーク会議では125団体が集まったようです。

さて、ではこの「太陽光発電」と「風力発電」の不安定電力をカバーするのは何でしょう。
それは「火力発電」です。一般に再生エネの普及と同時に火力発電がバックアップに回ります。しかし火力発電は効率が良くなったとは言え、CO2の排出量が増加し、燃料コストも掛かります。

しかしながら、もう一つ出力調整可能な電源があります。それは「揚水発電」です。5分で発電開始できる蓄電池と言われています。これは原発の夜間電力を利用しているものが多かったようです。

今後「揚水発電」の役割はとても重要です。特に再生エネの増加する北東北ではバックアップ電源として「揚水発電」がかなり重要なのです。

問題点もあります。当然ながらコスト増です。ダムが上下に2か所必要なのと、夜間水を汲み上げるためのロスです。30%程度のロスと言われています。設置可能な場所も殆ど無いとも言われています。

そんな背景から着目したのが、既存ダム湖と津軽海峡を利用する「かわうち湖海水揚水発電」なのです。現在、課題整理を行っていますが、もし実現すればピーク時のバックアップ電源の救世主となることでしょう。

(写真は経産省資料から)

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