i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

学生が中心商店街活性化案

2013-02-25 20:42:57 | あおもり
2/24産経新聞が伝えておりました。

-商店街活性化に攻めの姿勢を! 学生アイデアに光明-

 既存の発想を超えた若い人の感性に感服した。青森市にある3大学の学生が中心商店街活性化へのコンセプトをまとめ、市内で報告会が開かれた。席上、大学生からは「カップルの街として定着を」「高齢者が集う街に」といった、にぎわい創出の指針となる若者らしい斬新なアイデアが次々と出された。郊外型の大型店の進出で、地元店が多く軒を連ねる中心商店街の空洞化が叫ばれて久しい。「中心市街地の生き残り策」に、学生の柔軟な発想は大きなヒントとなりそうだ。(福田徳行)

 青森公立大、青森大、青森中央学院大に通う19人が6チームに分かれ、一般財団法人・青森地域社会研究所の協力で、昨年10月から青森市の「新町」「柳町」「昭和通り」「夜店通り」「ニコニコ通り」「いろは通り」の6商店街で店主へのヒアリングや調査、分析をして活性化策への道筋をまとめた。

 青森公立大の学生は、昭和通り商店街について、ファッションの街という魅力がある一方で、夜間の歩行者や駐車場が少ないと分析。「2人のアトリエ」をコンセプトにカップルの街として活性化しようと、2人で来店すると割引や特典が受けられる「カップル割引」や相合い傘の貸し出しなどを行い、若い世代の集客と新規顧客の開拓につながると提案した。

 柳町商店街に関しては「復刻」をコンセプトに、飲食店がたくさんある特徴を生かしてグルメロードとしてPR。空き店舗対策も兼ねて学生がカフェを経営するアイデアを披露した。

 青森中央学院大の学生はニコニコ通り商店街をバリアフリー化や休憩スペース、ベンチの設置など、くつろぎ空間として整備し「笑顔あふれる高齢者が集う街」をコンセプトに進めていくよう提案した。

 また学生からは「6商店街が個別に取り組んでいたのでは客は来ない。連携することが大事」との意見も出され、各商店街の特徴を生かしたにぎわいづくりの必要性を指摘した。

 学生が示したアイデアに商店主らは一様に関心を示していた。昭和通り商店街のある店主は「昼と夜の顔が変わる。今回出された指摘をベースに今後も学生と活発に意見交換したい」と語り、新町商店街の別の店主も「郊外型大型店にはない専門店のなじみ感を大事にしていきたい」と話していた。

 青森市の中心商店街はこれまで、「いろんな物が1カ所で買える大型店には、かなわない」「古くからのなじみの客を大事にしたい」といった“守りの姿勢”が強かったのではないだろうか。青森地域社会研究所によると、学生が自ら商店に足を運び、提言をまとめたのは初めてという。いかに商店街が若者の斬新なアイデアを欲していたのかがうかがえる。

 昭和通り商店街の活性化策を発表した青森県六ケ所村出身の青森公立大2年、橋本聖樹(まさき)さんは「若い世代が楽しい街にしたい。自分たちが大人になって子供が生まれても、子供に誇れる街を目指したい」と目を輝かせていた。

 郊外型店は大型の駐車場があり、客足のキャパという点では中心商店街はかなわない。だからといって、ただ手をこまねいていては衰退の一途をたどる。ならば、学生が指摘したように6商店街が一致結束して客足を呼ぶような共通のイベントや駐車券を発行したり、店で買い物をしたら料金を割安にするといった思い切った取り組みが必要ではないかと思う。さらに、6商店街が他自治体の商店街を視察して何らかのヒントをつかむ努力も大事だろう。

 中心商店街の元気のなさは街のイメージの低下にもつながりかねない。青森市中心市街地協議会の加藤博副会長は「受け入れ側の商店街が本気になって何かをやろうという意識が大事。今日で終わりではなく、これからがスタートだ」と店主の意識改革に期待を寄せた。その通りだ。客が来るのを待つ「殿様商売」ではなく、こちら側から何かを仕掛ける「攻めの姿勢」が大事だということを訴えたい。

-引用終わり-

高校生に街づくりのアイデアを募集してみたら、と昨年政策提案して「もうやっている」と見事に却下されました。ちなみに合計14項目も提出したんですよ。

記事のTwitterの意見を拝見しても「素晴らしい発想だ」「地元の学生の意見が大事」「どうせ単位のためでしょ」「今まで商店街が無策なのが情けない」「陳腐な地域活性化策にはイライラする」などなど様々です。

しかしながら、重要な視点として「自分たちの学ぶ街に関心を持つことが地域の愛着心を育てる」ということです。私は「たとえ県外に就職しても必ずUターンする気持ちは忘れない」とか「きっと、ふるさと納税が増えるに違いない」みたいな効果がある、とコメントしたのが失敗でした。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 廃炉の使用済み核燃料は何処へ | トップ | 大分銀、温泉熱発電を支援 »
最新の画像もっと見る