i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

シェールガス採掘で地震誘発

2012-04-26 04:26:30 | しもきたインフラ
4/26ロイターが伝えておりました。

-シェールガス採掘、地震誘発? 米中部、M3以上6倍-

 米中部で起きるマグニチュード(M)3以上の地震が、10年前に比べ6倍以上に急増していることが米地質調査所(USGS)の調べでわかった。もともと地震があまり起きない地域で、研究チームは、日本でも輸入に向けた動きがあるシェールガスなどの採掘活動などに伴う「人為的な地震」が関係しているとみている。

 米地震学会での発表によると、米大陸中部でM3以上の地震は、1970年から00年までは平均年21回。それが01~08年には平均29回、09年は50回、10年は87回、昨年は134回と6倍以上になっていた。昨年はコロラド州とオクラホマ州でM5を超える観測史上最大級を記録した。

 研究チームは「自然原因とは考えにくい」とし、この地域で増えているシェールガスや石油の採掘との関連を指摘。採掘で出てくる大量の廃水を深井戸から高圧で地下に戻しているため、これが地震を誘発している可能性を挙げた。

 メンフィス大地震研究情報センターのホールトン研究員によると、地下に戻された水が、断層の隙間に入り込んで滑りやすくなり、地震が起きやすくなったと考えられるという。

-引用終わり-

この現象は水を戻す地熱発電にも似たような事が言えます。水圧による亀裂破砕の影響と言われます。シェールガスの場合はそもそも亀裂を発生させてガスを採掘しています。ただ地震の規模は大きくてせいぜい震度3程度のようです。

日本の大地震発生は深さ20~100kmの断層であり、種類、規模が違います。地熱のボーリングはせいぜい深さ2kmです。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 貞子の「のろい球」 | トップ | 中間貯蔵施設、全量再処理以... »
最新の画像もっと見る