i氏の海外生活体験記

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地域での外国人受け入れ方

2019-01-09 11:39:10 | ベトナム滞在記
日経WEB1/8でありました。ベトナム人に限ると多分こんな感じで交流するのが上手く行く事例ですね。ちょっと長いですが引用します。

-地域で外国人受け入れ 福岡・豊前、スポーツ交流も-

「そっちボール行ったよー!」「モッハイバー!!(1、2、いけ!!)」。2018年12月上旬、福岡県豊前市の多目的ホールでは、地元住民とベトナム人技能実習生らによるソフトバレーボールの試合が行われていた。

この日開かれたのは、豊築地区沿岸警備協力会や県警豊前署などが主催した地元の中小企業で働くベトナムや中国からの実習生との交流会。初めての試みにもかかわらず、100人以上が集まった。同協力会の尾家清孝会長は「1日でも早く地域に溶け込み、知人や友人をつくってもらいたい」と呼びかけた。

自動車部品などを製造するムロオカ産業(栃木県足利市)の九州工場からは約20人のベトナム人実習生が参加した。「彼らにとって運動が最大の娯楽。思い切り体を動かせる機会をつくりたかった」。交流会の発案者の1人、同工場長の永谷繁さんはこう話す。工場では30人以上の実習生が働く。一軒家を寮代わりに生活しているが、食文化の違いなど、ささいなことで近隣住民から苦情を受けたこともある。永谷さんは「仲間内だけでなく、地域とのつながりも必要なんだと痛感した」という。

福岡県警によると、技能実習生を含む外国人の検挙件数は17年に755件。13年の431件から急増している。県警幹部は「様々な形態での外国人入国者が増え、地元住民とのトラブルで検挙するケースも多い」と指摘する。

福岡市東区の香椎浜公民館では17年から、地元住民向けに勉強会を始めた。たわいのない話でも外国人と気軽にコミュニケーションがとれるよう、分かりやすい日本語表現を教えたり、異なる文化を学んだりしている。同区では外国人労働者が増えたことで、ゴミ出しルールを多言語表記にした地域もあるという。豊前市での交流会運営に関わった市職員は「母国から来て慣れない土地で頑張る実習生を、地域みんなで受け入れる環境づくりを続けたい」と力を込める。参加した中国人実習生の1人は「頑張って働きたいと思って日本に来たが、寂しくなることもある。楽しく過ごせた」と笑顔を見せた。

「日本でまた働きたい」。永谷さんのもとには最近、数年前まで技能実習生として働いていたベトナム人から連絡があった。「働いている実習生の心をケアする橋渡しをしたい」。通訳として日本人正社員と同等の待遇で受け入れる準備を進めているという。日本にやってくる外国人労働者の一人ひとりに個性があり、日常生活がある。単に労働力としてではなく、生身の新たな隣人として、社会全体が向き合うことになる。

-引用終わり-

これは警備協会と県警が主催なんですね。この例にあるように外国人と上手く行くキッカケは彼らの興味のある「イベント行事」を一緒に行う事ですね。そこからコミュニケーションが生まれると思います。私がダナンでベトナム人従業員たちとフランクに近づけたのも「店のテーブルでの卓球」や「歓迎ビリーヤード」「日越交流イベントでの露店出店」でした。
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