i氏の海外生活体験記

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地熱発電の可能性

2011-11-28 12:24:28 | 下北の地熱発電
地熱発電はベース電力としても有効であり、CO2は原発、水力と同等に殆ど排出しません。
初期コストは火力発電より割高ですが、10年後に逆転するということです。つまり補助率を国が改善すれば済む話です。

前述したように問題は「国立公園規制」と「温泉地理解」です。 
これについて実は国も震災後に気が付いて、環境省が7月に検討会を立ち上げました。
「地熱発電事業に係る自然環境検討会」と「地熱発電事業に係る温泉・地下水への影響検討会」です。来年3月までにまとめる、としていますが、如何にも後手で遅すぎます。

もともと、世界の地熱発電のプラント設備は日本メーカーで70%以上もシュアがあり、技術は世界一なのですから、国は早期に本腰を入れるべき問題でした。

さて、地熱発電とセットで温泉地の活性化に繋げたらどうか、という方法も考えられます。
地熱電力は温泉地の冷暖房設備やハウス栽培、養殖等の農漁業施設、消融雪設備などへの利用方法は考えられそうです。

この地熱発電に私が注目する理由は、そうです「下北半島に大間原発の代替に地熱発電村を作れないか」という発想からです。原発半島から地熱半島に変身です。

添付図にあるように適地の火山帯は下北半島を横断しています。恐山などは日本地熱開発協議会の想定する東北の19候補地にも入っているようです。

下北の各温泉地に1個ずつで10か所くらい作れば、3万kw×10=30万kwとなり、小ぶりな原発1基くらいにはなりましょう。



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