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海洋エネ実証実験誘致を目指す

2013-02-10 08:42:02 | 津軽海峡の海流発電
2/10読売新聞青森版で伝えておりました。

-海洋エネルギー 実証実験候補地7市町村に-

 洋上風力や潮力、波力などの「海洋エネルギー」の実証実験誘致を目指す県は、誘致先として八戸、つがる、深浦、外ヶ浜、大間、階上、六ヶ所の7市町村に候補を絞り込んだ。実証実験を進める国が2013年度中に行う全国公募に名乗りを上げる考えだ。福島第一原発事故後、全国的に高まる海洋エネルギーへの関心。県は、実験誘致を地域振興につなげたいとしている。

◆県、自然条件などで絞り込み

 洋上風力は、風を遮る障害物がないため陸上風力よりも発電効率が優れている。潮力は、海中のプロペラを潮流で回転させて電気を作るもので、波力は、海に浮かべたブイの中などにタービンを設置し、波の力で回す仕組みだ。

 青森県は太平洋、日本海、津軽海峡と三方を海に囲まれ、海洋エネルギーの可能性に専門家などから注目が集まっている。県は昨年から、沿岸22市町村を対象に実験地としての適性を調査。風力8・5メートル以上、潮力1・3ノット以上、波力2メートル以上といった自然条件に加え、送電網が整備されているか、施設建設に適した遠浅の地形か――などの点も考慮し、1月下旬までに7市町村を選んだ。

 7市町村などへの意識調査では、「電力を地元のために利用したい」「新たな産業を創出したい」との前向きな回答が約8割に上っており、地域振興への期待感は高い。ただ、漁業関係者を中心に誘致への不安が根強いのも事実だ。

 同じ意識調査で、実証実験について「不安や懸念がある」「どちらかといえばある」と回答した人は約6割。その多くが「漁場に影響を与える」「海の生態系に影響を与える」を理由に挙げた。風車などの発電設備が海上に建設されることで潮流の変化や騒音、振動が起き、魚が逃げるなどの影響を心配しているという。

 1月に開かれた県海洋エネルギー実証フィールド検討委員会では、「漁場への影響などを調べないと地元の理解は得られない。合意形成を図るためデータをしっかり提供することが重要」(金藤正直・弘前大人文学部准教授)、「波力や潮力が適する場所は異なるので、候補地は複数箇所あるべき」(金子祥三・東京大生産技術研究所特任教授)などの注文が出た。

 国の実証実験への公募要件は今年度中にも決まる見通しで、県はその後さらに誘致先を絞り込む方針だ。八戸良城・県エネルギー総合対策局長は、「三方を海に囲まれた本県の潜在能力を地域活性化につなげたい」と話している。

-引用終わり-

良いタイミングで詳細記事が出てきました。お気付きかも知れませんがここ再エネに関して順序良く報道発表が出てきています。

先の報道では、東通り村は村として海洋開発に反対、とありました。私は唖然としました。ここではあまり言いたくありませんが・・・。地図もわざと隠しています。

さて、各候補地の数値をご覧ください。海流のみならず風力も波力も立派です。これはあくまで実験候補地であり実際の事業化の出来る可能性の地はもっと多いと考えられます。

今後の状況を注視したいと思います。
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