海底埋没林

この陸奥湾には考古学的に貴重な海底埋没林というものが存在します。

写真左側の岸から10mくらいのところに干潮時にのみ樹木が少し顔を出すのです。

しかし地元にとってはそんなに珍しくありません。

津軽海峡や太平洋側にも既に発見されていますし、内陸の泥炭層の田んぼの中からも発見されています。

この陸奥湾周辺の4,000年前は平均3度くらい暖かく、温暖な気候であったであろうことが分かっています。


また、陸奥湾を挟んだ反対側の青森市の丘陵地では縄文特別史跡「三内丸山遺跡」が発見されました。日本最大級の大規模縄文集落は「縄文時代の中心地であった」と分析する人もいます。ヒスイリングは糸魚川産のものが出土しています。

子供のころ、山菜採りのついでに何かも分からず普通に土器やヤジリを拾って集めていました。

気候の変動が住居環境を変えてしまったのです。