i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

北海道に原料木材は無い?

2015-05-30 01:05:59 | しもきたインフラ
5/29日経新聞WEBで伝えておりました。

-王子系企業、青森・むつに木質チップ工場 バイオマス発電用-

 王子グループの王子木材緑化(東京・中央)は青森県むつ市にバイオマス発電の燃料に使う木質チップの工場を建設する。6月に着工し、11月に操業を始める予定だ。下北地域のスギなどを原料に年間3万トンのチップを生産し、全量を北海道でバイオマス発電を計画している王子グループの企業に供給する。

 このほど県、むつ市と立地協定を結んだ。県有地約9千平方メートルを借り受け、延べ床面積200平方メートルの工場を建設する。投資額は約2億円。現地子会社の下北王子林産(むつ市)が地元採用4人を含む5人で工場を運営する。

 生産したチップは当面、全量を2016年初めにもバイオマス発電事業を始める王子グリーンエナジー江別(北海道江別市)に供給し、年間売上高2億4千万円を目指す。将来は東北地方のバイオマス発電所にも販売していく方針だ。

-引用終わり-

日経の記事にしては一番大事な発電能力の数字が書かれてありませんね。ちょっと調べてみると25MWと規模が大きいのが分かります。年40億円の売り上げ目標ですね。

材料のチップをわざわざ下北から船で室蘭当たりに運び、そこからトラックで江別まで運ぶんですね。そこまで輸送コストを掛けるなら下北で直接発電してほしいですよね。北海道でさえ、まとまった原料木材が不足している、という事でしょうか? 何か不思議な気がしますね。

という事でネットで調べてみると

(2013年7月プレスリリース)「設置するバイオマスボイラーは、豊富な森林資源を有する北海道の山林未利用材を主な燃料とする計画であり、燃料集荷にあたっては、当社グループの社有林や木材生産拠点の一層の活用を図る予定です」

(2013年8月スマートジャパン記事)「バイオマス発電所は燃料の供給が重要だ。江別の発電所が利用する燃料のうち、王子グループの森林から供給できる量は1割に過ぎない。残りの9割は北海道全域から集める予定だ」(王子グリーンリソース)
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ダナンスシバー、弁当企画 | トップ | 多分、時代は再生エネ »
最新の画像もっと見る