i氏の海外生活体験記

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「青函下北魅惑の旅」って何?(その6補足)

2016-11-22 21:30:36 | しもきた

標記を補足しています。ベトナム人訪日観光のイチゴ収穫体験の補足です。

<イチゴのプチ植物工場補足>
・前回「廃校利用のプチ植物工場研究栽培」のアイデアを提唱しました。一般企業の植物工場は全国に300余りありますが70%が赤字です。20%はギリギリとんとんで10%くらいしか利益プラスになっていないと聞きます。設備コストが高く、補助金が無ければ全く勝負になりません。例えば3億のうち2億が補助とかですね。それでも震災復興で期待された会社なんかも倒産しました。作物も思い通りに供給できず、野菜単価も安いために体質的に脆弱になりがちです。
・そこで、コストを掛けずに栽培する研究が必要な訳です。勿論、規模は全く違いますが・・・。単価が良く、下北のヤマセ冷夏気候に適合する四季成りイチゴ栽培を選択しました。寒さにも強く-10℃まで大丈夫です。
・先ず冬場は越冬管理するだけで収穫しません。暖房施設のコストが掛かるからです。積雪から逃れるだけですね。3/中に開花させ、4/末に収穫体験させたいのです。温泉など熱源があれば簡単かも知れませんが、廃校に温泉はありませんので。
・美味しいイチゴは苗で7割は決まります。四季成りイチゴの苗は私の研究栽培しているものから提供できます。
・プランターはホタテやナマコで使う発泡スチロール箱の利用です。培土は木炭作りで出るおが屑がメインです。北海道なんかは高設栽培でこのおが屑方法を取っているようです。おが屑は奈良や栃木でもやっていますね。持ち運びにも軽いです。また土から感染する病気をかなり回避できるようです。イオウ病とか炭疽病ですね。
・子供たちに任せるのは、イチゴを4~5年観察していれば「この地でイチゴ栽培をやってみたい」とか「イチゴ料理を考えてみたい」と自発的に考える子供が出てくるのではないかと考えます。また彼らの栽培成果が訪日観光の国際交流に繋がっていく訳です。

今年は自分の部屋の窓際でこの試作品を越冬させてみようか、と考えています。
キーワードは「廃校利活用」「プチ植物工場」「地場産農業」「ジオパーク教育」「中小一貫校」「訪日観光」「国際交流」です。

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