i氏の海外生活体験記

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下北半島独立論を読んでみた

2013-10-11 23:18:17 | しもきた
10/11下北半島研究会の「下北半島独立論」を読みました。正確には独立論に関する所を中心に読んでみました。先ず全体像を掴むために目次を記載してみます。

【第一編 終戦までの下北半島】
第一章 大湊興業創設まで
第二章 下北半島発展の始動

【第二編 終戦後の下北半島の開発と挫折】
第一章 戦後の大湊興業用地の変遷
第二章 産業立地の変遷
第三章 軍の解体、自衛隊創設と地域
第四章 下北の地下資源とむつ製鉄㈱
第五章 政策のゆれに翻弄された農業開拓
第六章 青森県の畑作振興とフジ製糖㈱
第七章 原子力船むつ
第八章 むつ小川原開発をめぐる地上げ
第九章 八戸新産業都市からむつ小川原へ
第十章 下北半島の交通の変遷

【第三編 下北半島の独立へ向けて】
第一章 下北半島独立論
第二章 独立に向けた4つの提案
1.広域連携を強化する
2.長期的視点で使える基金の創設
3.エネルギーを核とした産業起こし
4.暮らしと産業の基盤強化

【資料編 関係年表】

-引用終わり-

本書の中で印象に残ったのは以下のような文章でした。

・東北開発が遅れることの真の原因は、東北人自身にある
・下北半島は青森県から離れない限り、成果を見ることはできないと感じる
・下北半島は漁業と外部からの開発で成り立つ土地柄である
・陸奥湾は我が国唯一の津波安全地域である
・地域に人が何人いるかではなく、そこで何を行うかによって県の力が向上し、効果を上げ、豊かにすることができるかが判断の前提でなければならない。
・これまでの対応の歴史を見ると、どうもその都度「是々非々」と言えば是々非々であるが、いつも「相手」や「周囲」に振り回されていて、常に歴史の「客体」に甘んじてきたのではないか。国がどうこう言っている、じゃあどうしよう、県がこう言っている、じゃあどうしよう、と。その場当たり性は国も県も同罪なのかもしれないが、それに振り回され、主体性を持って取り組まなかったのも地元なのである。

結構ズバズバ書かれています。特にエネルギーで私と同意見なのは「中間貯蔵施設を何回転もしながら管理してゆくほかない」「風力発電開発の余地はまだまだある」「小水力発電の実践と研究を行う場としてかなり適切」「他地域より安い(可能なら無料)電力供給を行う」などの文章もあります。

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