i氏の海外生活体験記

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外国人実習生考

2018-01-09 16:39:10 | ベトナム滞在記
都内成人式で外国人の割合が急増しているニュースがありました。20歳の留学生と実習生ですね。実習生の色々な記事を拝見してみてまとめてみました。
・制度の建前と実態が大きく乖離している
・実習生を変更するシステムが無い
・中間搾取が横行している
これが実態の問題点でしょうか。結果今までは24万人のうち失踪6千人(40人に一人)という感じでした。法務省も以前は「何が原因か分からない」という事でしたが、日本は既に外国人の手を借りずにはやっていけない事が分かってきましたね。つまり国の制度が後手後手だったのです。企業側としては業者任せではダメでチェックが必要です。3年居て貰って初めて利益になるのです。3年で合計約800万で雇うのですから。10人なら3年で8千万ですね。一方、実習生は実は多大な貢献をしている事を忘れてはなりません。
・中小企業の雇用調整の弱点をフォロー
・地域に在住する人口が増加
・受け取る事のない年金、健康保険の財源の補充
・使われるはずのない雇用保険料の積み足し
・所得税の増加
・地域の衣食住消費増加
・簡易宿舎、アパート空家の有効利用
その他に渡航交通費、母国への送金、帰国時お土産などもありましょう。噂を聞いて多分インバウンドも増えるでしょう。
しかしながら、ここで終わってはなりません。私が「良質なベトナム交流」と言っているのは「双方のビジネスにつながる交流をすべきだ」という事です。こんな田舎でも海外への窓口があればビジネスチャンスもあり若者の流出を防ぐ方法にもなり得ると考えるからです。視察してみて思ったのは先ずは日本語及び日本の習慣を教える日本人が圧倒的に不足している事です。また日本の生活を体験した外国人の情報発信力は凄まじいものがあります。積極的に利用すべきです。中には私のように国際結婚する人も出てくるかも知れませんね。

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