飢餓海峡の温泉

この写真は45年まえのロケです。今日はこの温泉でゆっくりすることにしました。

併設されている食堂は美味しんぼ100号で一躍脚光を浴びたあの「あっちゃのまま」です。

飢餓海峡は後世に名を残す不朽の名作と言われています。

大湊の娼婦杉戸八重役は左幸子ですが、彼女は自分なりの演技に拘りがあり納得するまで監督と言えども口論が絶えず、扱いにくい女優さんとして有名だったようです。

しかし、この映画での彼女の演技は主演（犯人樽見京太郎）の三国連太郎をも凌ぐ名演技として称賛されています。

さて、タイトルの飢餓海峡についてですが、当時の生活の貧困さと船の沈没した仏ヶ浦の断崖絶壁の荒涼たる風景を掛けたものかと思っていました。

違いました。

時効後に刑事（伴淳）の執念で捕まり、本州から函館までフェリーで護送されている時に犯人樽見は「もう、ここから北へは戻りたくない」と海へ身を投げるのです。犯人樽見の心の飢餓を表わした拘りの海峡なのでした。

はやてで新青森まで

早速、お正月帰郷で乗車してみました。

記念写真を撮る人も多く、人気は高いようです。

ただ問題は、新青森駅は旧青森駅と一駅離れていて、在来線で一駅戻ることになります。