とっくに鳴り止んだはずの拍手が延々と鳴り続き何も進展しない。友達を紹介しないタモリが画面の真ん中で口を開けたまま、じっとこちらを見つめている。あるいは、少しも見つめていないか、タモリは偽のタモリと入れ替わっているのもしれない。家のテレビは、また風邪をひいたようだ。#twnovel
自分の足がやたらと長いと考えられた日、信号があってもなくても赤でも青でも点滅していてもあのローソンまで一跨ぎでたどり着けると考えられた。前提をちょっとだけどうにかすれば後はどのようにでも考えることができたのだった。今、自分は生まれたばかりで、まだ始まったばかりだ。#twnovel