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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

新・思い出ダイバー 6(吹奏楽部入部編)

2016-04-07 09:00:00 | 日記
前回の続き。

高校入学後テニス部に入部したものの、「こんなはずじゃなかった・・・」と(照)はガッカリしている!
---

宿題とゲームに明け暮れていたため、日焼けをすることなく1年目の夏休みは終ってしまった。バイトをしてみるとか、運動をして少しでも体を動かさない日を作らないとか、そんな前向きなことは一切行わず、ただ日々を消化していくだけであった。この40日ほどは、私の人生の中でもワースト3に入るくらいもったいない時間の過ごし方だった。

青びょうたんとなった私は、2学期が始まって数週間経っても部活に行くことはなく、ただひたすら家と学校の往復をするだけであった。心の中では「退部届け出さなきゃいけないよな・・明日持って行こう」なんて事を毎日宣言していたが、ソレが実行されるのは随分後のことになる。

今までこんな経験をしたことが無かったため、どうやってモチベーションを上げていけばいいのか分からず、家から漫画を持ってきて授業中に読む、という全く褒められない方法でむりやり楽しみを作っていたが、しばらくすると周囲のクラスメイトにも読ませたくなる。彼らは総じて「面白いじゃん」と
★★★★☆
程度の評価をしてくれた。なので、「もっと面白いヤツを探して驚かせてやるゼ!」と全く違う方向でモチベーションを上げ始め、何とかクラス内の役割を確立しようとしていた。

そのクラスメイトの一人に
「(照)は楽譜読める?」
と聞いてくるヤツがいた。私はこの夏季休暇に入る前にやめてしまったが、ピアノを習っていた
「うん、読めるよ。剣の舞までは練習してた。」
事実を述べただけだが、彼はまず一言だけ発した。
「一緒にブラバンやらない?」

ブラバン・・・だと?確かに興味はある。同じピアノ教室に通っていた幼馴染が中学時代に吹奏楽部でTubaを吹いていた。あいつでも出来るんだったら私でもできるんじゃない?でも途中入部となると結構面倒くさくないのかな?練習見に行ってみようかな?うーん・・・と考えていると、
「ちょうど3年生が抜けて人が足りないんだ。しかもTubaっていう大事なパート。もしも興味があるなら一度練習を見にきてよ」
とピンポイントでキーワードが出てきてビックリした。

高校生の部活で、どうしてもやってみたいことがあった。「合宿」だ。学校ではなく別の場所へ赴き、ひたすらに強化練習をしていくそのストイックなイベントが、練習(球拾いではない)が大好きな私にはとても魅力的に見えた。というのは2%くらいで、残りは「修学旅行みたいだ!夜!楽しそう!女子!」が占めている。まぁ、男子高校生の頭の中なんてこんなもんだよ。

その後の彼の一言が私を吹奏楽部へ入部する気持ちを後押ししてくれた。
「夏休みは山中湖に合宿にも行ったんだ。高校生ともなるとやっぱり違うよ。」
エスパーか?

吹奏楽部に入部しない理由がなくなった私は、その日に練習を見学に行った。全体で25人程度のバンドで、パートのバランスもいい。ただ、やはりと言うか男の先輩は1人しかいない。吹奏楽は女の子がやるもの、という都市伝説はこの時点では真実であった。そんな中で1年生は私を含めて6人。男3人女3人の構成だ。しかもクラスメイトが3人もいる。直ぐに仲良くなった私はその場で入部届けを出した。

この部活で得られた経験が後の人生を大きく変えることになるとは、当時は全く思ってもいなかったがまさにターニングポイントだ。テニスから吹奏楽への転換を果たし、また新たな高校生活を始めることができた高校1年生の秋。もう古本屋で漫画を探すことも無くなった。

---続く

(照)

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うまく仕事をやろうとするな

2016-04-06 11:47:55 | 日記
2016年度が始まった。思えば年度末から息つく暇もなく4月になってしまった感じだ。毎年の事とはいえ、稼働が上がりっぱなしのこの時期は花見にでも行って気晴らしをするに限る。

この流れで花見や桜の事でも書こうと思ったが、過去のログを漁ってみると、4月は新入社員も入社してくる時期でもあり、いつも以上に説教くさい記事になっているようだ。うん、今年もそれで行こう。伝統にしがみつくのはよくない事だが、伝統を理解し、良いものは大事にすることはいいことだ。いいことだよ、うん。


さて、当日になって当番に気づき、困っている空気満点で字数を稼いだところで、本題の「うまく仕事をやろうとするな」である。新入社員や、新しい仕事、役職についた人に向けて今回は書こう。

この時期は新しいことを始める時期であり、不安や失敗も多いと思うが、それは仕方のない事である。何かをやろうとすれば常に失敗のリスクは伴う。新しいことであればそれは尚更であることを理解して認識しておかねばならない。「何も失敗したくない」のであれば「何もやらない」しか方法はない。

まあ好んで失敗をしたいと思う人間もいないだろうが、ここで注意して欲しいのは、「失敗」そのものではなく、「失敗した事により、他者からの評価が低くなる」事を恐れてたり、気にしてはいけないという点だ。
人の意思は組んでも、顔色を窺って仕事をしてはいけない、とは随分前に記事にした記憶があるが、再度このタイミングでも言っておきたい。

皆によく思われたい、評価されたいというのは人間である以上、誰でも持っている欲求なので、仕方ない部分もある。「怒られたくないなー」とか「笑われたくないなー」という思いがムクムクと湧いてきてしまうのは誰にでもあるのだろう。

ただ、上記考えを優先して動いてしまうと、途端にモジモジしだして仕事が遅くなる。
「今話しかけてもいいのだろうか」
「こんなメール送って大丈夫だろうか」
「今電話しても嫌がられないだろうか」
相手(では本来無いのだが)に悪い印象を与えまい、自分の評価を落とすまいとして悩む時間が多くなる。

しかも、目的と目標を完全に取り違えているため、成果が的外れなものになり、結果としてあらゆる行動の品質が落ちていく。

その仕事の本当の目的を見失わなければ、上記は全くの無駄な思考と行動だ。8時間悩んで結局ダメなものを仕上げるなら、1、2時間で1回成果を出し、指摘をもらってプラス1、2時間で直せば半分以下の時間で成果をあげられる。

しかも指摘事項や失敗から学ぶ事は自分で思っている以上に多くの事を身につけさせてくれる。ただし冷静に反省し、理解と納得をすれば、の条件付きだが。

なので、失敗を恐れず、「私はうまく仕事をしたい」ではなく「これは某のためにする仕事なんだ」と思って新たな事に取り組んでほしい。凹む回数も頻度も減っていくはずだ。頑張ってほしい。


というわけでこの記事も失敗を恐れず、見直さずに速攻でアップだ。
いや、大概後で読み直して後悔するわけだが、記事を途切れさせない事が目的と考えれば些細な問題だ。



(過去記事を見る)
・・・いや、やっぱ見直しも必要だな。


それではこれにて。


(刑事長)


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御柱祭でヨイサ!

2016-04-05 10:19:50 | 日記
昨年は出雲大社と伊勢神宮の式年遷宮が重なり、どちらの神社も多数の観光客が訪れたようだが、長野県の諏訪大社も数え年で7年に1回、式年遷宮の代わりに社の四隅建てられた御柱と呼ばれる大木を建て替える御柱祭が行われる。

先週末から上社の山出しが開始され、ニュースでも取り上げられていたのでご存知の方も多いのではなかろうか。妻の実家が諏訪地方のため、私も先週末、この御柱祭で御柱の曳航に参加してきた。

諏訪大社は上社と下社に分かれており、さらに上社は前宮と本宮、下社は春宮と秋宮で構成されている。上社と下社は祭の実施時期も1週間ずれていて、同じ御柱祭でも柱の見た目から内容までだいぶ異なる。詳しくはこちら

私が毎回参加するのは上社の御柱祭で八ヶ岳の山腹から御柱を曳航してきて、斜度25度の斜面から人が乗ったまま柱を引き落とす木落とし、さらに川の流れの中へ柱を落とし土手へ引き上げる川越しが実施された。

御柱の大きさはこんな感じ。これは本宮四の柱で下から2番目に小さい、それでも電線にメドデコの一番上がかかりそうだ。


こんなデカいものをどうやって人力だけで曳くのよ?という気がするが、御柱を曳くための曳き綱は200m以上あり先端から御柱を見ても見えない。1本の柱を1000人位の人で曳いているではだろうか。


集団ができると面白いものでリーダーシップを発揮する人が必ず現れる。御柱祭では基本的に木遣りを歌い、ヨイサッヨイサッの掛け声で柱を曳くが曳き綱は長い。各所で周囲を盛り上げるリーダー的な人たちが自然発生的に出てきてせーのっ、ヨイサッ!とやっている。初日は小学校3,4年生くらいの男の子が周りに乗せられてこの役を買って出ていた。不思議なことにこの男の子が声を出すと今までビクとも動かなかった柱が数十m動く。将来有望だ。


木落としの坂の下からの写真も載せておこう。担当する地区の柱が木落とし坂に差し掛かる時はその地区の氏子だけが木落とし坂に入ることができる。このためその地区の関係者から法被を入手しないとこの角度で木落としを見ることはできない。


引き落とすとこんな様子。


御柱祭でやはり最大の難所はこの木落としだろう。御柱の左右につけられたメドデコの最上部に立っている人が終了後に笑顔をはじけさせてサポートしてくれた人たちにありがとうございました、と言っている姿に魅せられた。

今週末は下社の山出し、さらに来月は社まで御柱を曳く里引きが行われる。里引きは御柱が曳かれる街道沿いに多数のテキヤも並び、街道沿いの会社からは振舞い酒もふるまわれる、This is 祭!といった風情だ。6年に1回しかないので次回は6年後になってしまうので、ちょっと遠出してみてはいかがだろうか。(野)


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再生医療とロボット技術

2016-04-04 08:39:40 | 日記
 iPS細胞の中心地と言えば山中先生のいる京都だが、大阪もまた阪大の医学部長澤 芳樹先生がドクドクと動く細胞シートで心筋の再生医療を成功させて一躍有名になっている。関西は再生医療を中心にした医療分野の熱気が今大変な盛り上がりだ。東に目を転じると慶応の医学部長 岡野 栄之先生が神経細胞を再生させる研究で名を馳せている。これは東京だ。また、山海 嘉之社長が率いるサイバーダイン社はロボット技術で医療分野にも進出して注目を集めている。これは筑波。世界を変えるほどの変革と推進力を持つ再生医療とロボットの分野から東西のリーダ澤、岡野、山海の各氏が一堂に会して自らの夢を語り合う会議が先日兵庫県の淡路島で行われた。2日に渡って行われたその会議を「ITあわじ会議」と呼ぶ。

 年1回行われているその会議は既に15回目だということだったが、毎年異なるテーマで、今年は再生医療とロボットという日本が世界でイニシアチブと取っている分野にスポットライトをあててそのリーダーたちをお呼びして講演してもらうという趣向だった。たまたま私もそこに居合わすことができ直接お話を聞くことが出来た。

 リーマンショック後のアメリカが次の世代の覇権をいち早く握るために国をあげてリソースを集中したのがエネルギーとバイオだったわけだが、その熾烈な競争の中、少なくともバイオの分野ではその一部の非常に重要な再生医療の分野では日本が先頭を走っている状況がはっきり見て取れ非常にうれしかった。アメリカも急激に巻き返しを図ってくるだろうが負けないで進んで欲しいと切に願っている。

 一方産業ロボットの分野では先頭を走っていたのに、それをコントロールする人工知能(AI)分野の研究開発でアメリカに遅れをとりつつある日本の技術も人間の脳が直接ロボットをコントロールするという、昔見たサイボーグの世界を実現する技術の実用化で先頭に出ようとしている。

 AIが進化して人間の仕事を奪うという話題はあるが、人間自体が進化する話しのほうはあまり聞かない。しかし、これから数年のうちに人間の神経回路で直接機械をコントロールする技術が実用化される。例えば事故で下半身まひになってしまった人がロボットの外骨格を着て健常者と同じように動き回ることが可能になる。この技術が進めばさらにその先、人間の能力の拡張に向かっていくだろう。また、機械(マシン)の力によって能力向上したサイボーグだけでなく、遺伝子操作によってデザインされた高機能人類が誕生してくる可能性もあるだろう。

 ITあわじ会議には日本医師会の理事が聴衆の一人として参加しておられ、質問の時間に手をあげて一言述べていらっしゃった。その言葉が印象的だった。先進医療や先端技術は世界を変えて行くだろうが、それらは経済的に豊かな人と豊かでない人を大きく分ける技術でもある。私たち医者はどんな人たちに対してもあまねく医療を実施したいと考えて努力しているし、平等な医療こそが日本が世界に先駆けて実現した誇るべき制度である、と。そう、先進医療は金がかかるのだ。未来の技術が身近になるのはまだ相当先のことのようだ。このギャップを埋めて行くのも、私たち技術者の仕事だと痛感した。(三)


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アベンジャーズ計画

2016-04-01 02:03:18 | 日記
研修担当になって3度目の春を迎えた。

3月31日の17時になると、明日からいよいよ始まるぞと今一度気合いを入れ直し、次はどんな代になるのだろうかと想像しながら新入社員たちの席やPCを綺麗に拭きあげるのは、もう私の中で儀式のようなものだ。

新人のまま冷凍保存されていたと表現された5年目の私は、ショックというよりはぴったり過ぎて笑ってしまうくらい、その通りだったと思う。一般的によく言われているのは、3年くらいである程度仕事ができるようになり、全てが見えた気でいるのだが実際はそんなことはなくて、しばらくしてプロジェクトのリーダーを任されたり役職がついたりとステップが上がると、これまで見ていたものとは比べ物にならないくらい大きな世界がそこには広がっていて、そこで今まで何をやっているのか分からなかった管理職の人たちが、あっちに行ったりこっちに行ったり、部下のことで真剣に悩んだり喜んだり、忙しく動いているのを目の当たりにする、という話だ。そして自分はなんて小さな世界にいたのだろうと、自分なんて全然まだまだだと思い知らされる。私は幸か不幸か、それを一気に経験した気がする。5年目に現場から本社勤務になり、自然解凍を待ってられん!と電子レンジで一気に解凍したような、そんな目まぐるしい1年を過ごして研修担当になった。

研修では一貫して「チーム意識」を重視して行っている。なぜなら我々SEの仕事はチームで行うからだ。ある目的の元、目標に向かって協力し合うチーム。そういう意味で、会社も一つのチームだ。お客様の「困った」に応えたい、世の中の「これは面白い(便利、あってよかった)」を提供したい、そのためにひとりひとりがしっかりと目的を理解し、目標のために協力して動けなければならない。協力には仲間への理解と信頼、尊敬が必要だ。私は具体例を出すのが上手くないようで腑に落ちる伝え方に毎度苦労するのだが、今年も何とか新しいメンバにそのことを伝えていきたい。自分のスタートが少し遅れてしまった分、彼らにたくさんのことを伝えていきたい。そして、社員がジェイエスピーの一員であることを、ジェイエスピーとして世の中に貢献していることを誇れる会社にするのが私の夢である。

今年のテーマは「アベンジャーズ」。どんな敵(困難)が攻めてこようと、世界の平和の(SmileEngineeringをする)ために一丸となれる最強チーム。

さあ、アベンジャーズ計画始動だ。

(い)

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