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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

食 その2

2013-06-14 11:12:49 | 日記
美味しかった話のあとに、美味しくなかった話。

私は毎週ハローワークに行っている。
と言っても決して求職中なのではなく、求人票を出しに、である。

お昼時は職員さんがほとんど昼食に行ってしまい対応に時間がかかるため、私はだいたいその前後の時間を狙って行き、近くのドトールかジョナサンか、駅ナカのイートインできるパン屋で昼食をとって戻るのが水曜日のお決まりである。

その日は時間的にちょうどお昼時になってしまったので、先に昼食をとることにした。
たまには他の、チェーン店じゃないところに行きたいと思いググってみるのだが、馬車道は正直、ない。
駅名的にお洒落なカフェが立ち並んでいそうなので最初はそれを期待してお昼時を狙ったのだが、毎週来て思う。ビルが立ち並ぶだけで近くをちょっとばかし歩いても、ない。
どうしようかなーと思いながら、なさそうだがとりあえず小道を歩いていると、ふと、良さげなお店が目にとまった。
扉を開け放しているので、オープンキッチン、カウンター、背の高い椅子、そしてワインも並んでいるのがよく見えた。イタリアンバールのような雰囲気だ。

あるじゃん!!

ランチメニューがハンバーグプレート、ライスボウル、カレーとジャンルがよくわからないが、値段は800~1200円くらいなので、早速そのお店に入った。

イケメンの店員さんが爽やかな笑顔で案内してくれて、私はライスボウルとアイスティを注文した。店内には美味しそうなメニューがたくさん書かれていて、サラダだけでも5種類はあった。夜はちょっとしたパーティができそうだ。
期待に胸を膨らませながら待っていた私のもとに、ライスボウルが運ばれてきた。のだが…

…んっ、すっぱい!すっぱいぞ!?なんだこのすっぱいにおいは!

酸味のある爽やかな、とは言い難い、とにかくすっぱいにおいがした。
イケメンの店員さんが、私が食前にアイスティを頼んでいたことを思い出し慌てて持ってきたことなんてどうでもよくなるほどだった。
あまり食欲のそそる匂いではなかったが、食べればきっと美味しい、美味しいはずだと思い、とりあえずセットのスープを飲んだ。

…ん?

塩か?胡椒も足りないのか?そもそも何ベースだ?
不味いとは言わないが、…ん?と思ってしまうような味付けだった。

気を取り直して、すっぱいサラダボウルを食べることにした。

…。

もう、何なのだろう。
本当に美味しいものって、口に入れた瞬間「美味しい!」と言ってしまうものである。
そこまでじゃなくても、せめて普通に美味しいくらいのレベルであってほしかった。
期待が大きかっただけに、残念な気持ちでいっぱいだった。

一応フォローしておくが、ライスの上に乗っている具とソース(すっぱいにおいの元?)は、まあまあ美味しかった。
スープも具だくさんだし、ランチ全体の彩りもよかった。
本当に残念だ。
外食でこんなに???となる料理を食べたのは初めてかもしれない。

たまたまだ、たまたま、その日シェフに何かあったのだ。
または、私の口と合わなかったのだ、ただそれだけのことだ。

そう言い聞かせ、お腹は満たされても心が満たされないまま、ハローワークに向かった。
(い)

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2013-06-13 09:35:58 | 日記
最近、「ブログ読んだよ」とか声を掛けていただける機会も何度かあり、月に1度ではありますが、モチベーションアップにつながっています。

以前書いた『俺のフレンチ』について書いた記事が、「今度行ってみようと思うよ!」など、反響も良かったので、今回もオススメのお店を紹介させていただこうと思います。

今回は、週末に友人と行った、六本木の『つるとんたん』です。芸能人の夏木マリさんがフランチャイズオーナーもしている東京・大阪で人気のうどんのお店で、東京だと他に新宿や丸の内にもあります。店舗によって全てコンセプトも、趣も違い、土地それぞれの性格に合わせたお店づくりをしているそうです。

日曜日の20時位にお店に着いたのですが、10組以上待っている人がいましたが、カウンター、テーブル、お座敷と、お店は広く、回転も早いので15分位の待ち時間でした。

お店の雰囲気が良く、花が生けられていたり、落ち着いた様子で1人でも入りやすいと思います。

メニューも豊富で、ユニークなものだと、すき焼きうどんや明太子クリームのうどんなど、数十種類もあり、初めて行く人はどれを頼むか悩むと思います。

値段も手頃だし、1玉~0.5玉きざみで3玉まで同じ値段で量を選ぶこともでき、大食いの人でも満足できると思います。

自分は写真に載せたすき焼きうどんを食べたのですが、もちろん味も美味しく、大変満足でした。写真ではわかりづらいかもしれませんが、うつわが鍋のように大きいのも特徴です。

料理と雰囲気も味わうお店だと思うので、興味を持った人はぜひ行ってみてください。(庄)



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金利上昇

2013-06-12 09:41:08 | 日記
今回話題にしたい金利とは、住宅ローン金利のことである。私も住宅ローン利用者で約9年前にマイホームを購入した。私がマイホームを購入した時は、住宅ローン金利が底値だといわれていたが、銀行の金利優遇のパーセンテージもどんどん良くなり、今が底値という状況となっている。
一般的に、固定金利の住宅ローンの金利の決定には10年物国債の金利が使われ、変動金利の場合には短期プライムレートが利用される。

今が底値という表現をしたが、まさに今住宅ローン金利が上がろうとしている。すでに固定10年の金利は、10年物国債金利上昇の影響を受けて数ヶ月前から上昇傾向にある。
2012年12月の1.3%が底値で、3月に0.05%上昇して1.35%に、5月にはさらに0.05%上昇。6月からは、一気に0.2%も上昇して、1.4%から1.6%になった。固定10年に大きく影響を与える10年物国債金利の推移は以下のとおりだ。



すでにご存知の方も多いと思うが、この10年物国債金利の上昇は、アベノミクスの副作用であるという声が上がっている。政府としては、金融緩和により金利低下を想定していたが、逆に上昇するという結果となってしまった。金融緩和前の予想では、2013年12月頃が住宅ローンの金利が底値になるだろうという大方の予想であったが、急な上昇で住宅購入の需要が下がるとの見方もある。

なぜ政府の想定とは逆に金利が上昇してしまったのか?その理由を少し調べてみた。政府の予想としては、以下のような効果を期待していたらしい。

 日銀が国債を買い入れる
   ↓
 出回る国債の量が減る
   ↓
 国債の価格が上がる
   ↓
 国債利回りが悪くなる
   ↓
 金利が下がる

ところが、実際はどういうことだったかというと、日銀の行動を先読みした金融機関が保有している国債の利回りが下がるのであれば、売ってしまおうと考えたわけだ。その結果、

 国債を売る
   ↓
 国債の価格が下がる
   ↓
 国債利回りが上がる
   ↓
 金利が上がる

という結果となってしまった。

私も毎日ドキドキしながら、10年物国債金利をチェックしている。
我が家もそろそろ住宅ローンの借り換えを検討しなければと考え始めているところだ。

(岳)

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移転一周年

2013-06-11 08:40:00 | 日記
 我が社が新横浜から横浜に移転して今日でちょうど一年たった。振り返ってみるときは大概そう思うものだが、もう一年かとも、まだ一年かとも思う。

 新横浜から現在のビルに移転し良かった点を挙げてみる。まず、交通のアクセスが格段に良くなった。複数の路線が乗り入れている横浜駅の便利さは格別で、どの方向にも非常に行きやすい。逆に社員達も寄りやすいためか、3か月に一度実施している全体会議の参加率も非常に高くなっている。

 次に会社のステータスを上げることが出来た。それなりに歴史のあるビルだが、外観、内装ともに綺麗に維持されており、横浜では名が通っている。大事なの中身だとお叱りを受けそうだが、やはり本社オフィスがどこにあるかで受ける印象は随分異なる。応募してくる学生さんやお客様に与える安心感は以前とはかなり違っているのではないかと思う。

 次の良かった点は非常に環境が良いこと。立地的には横浜駅から5分と非常に近い。しかもどちらかと言えばビジネス街であるため、西口に比べて人通りも少なく非常に静かである。ビルは管理がしっかりしていて、設備も充実しており、景色も非常にいい。事務所側からはみなとみらいが一望でき、反対側からは冬場に富士山がくっきり見える。天候の関係からそれほど多くは無いが、夕焼けに照らされた富士山は非常に趣深い。

 以前と比べて不便になった点も挙げてみる。まずは昼食の選択肢が減ったこと。少し足を伸ばせば山のように飲食店はあるが、昼休みの限られた時間を考えるといけるお店は極端に少なくなる。この点ではコンパクトにお店がまとまっていた新横浜に軍配があがる。

 次に不便になったことは公共機関等の距離が離れていること。新横浜はいろいろなものがコンパクトにまとまっており、銀行、ハローワーク、税務署、監督署、年金事務所、郵便局などの施設がすべて徒歩で廻れる距離にあった。残念ながら横浜では各施設が点在しており、以前のように気軽に出かけることは出来なくなってしまった。

 多少不便になった点はあるものの、それを差し引いたとしてもプラス面の方が高く。移転して良かったと本当に感じている。

 移転して一年たったものの、あまり近辺は開拓できていない。少し周りの歴史について調べてみた。現在の本社のある場所、横浜市西区高島。この名前は横浜三名士の一人、高島 嘉右衛門の名から取られたらしい。日本初の鉄道路線である新橋-横浜(現在の桜木町)間を開業するにあたり、路線短縮のため野毛から青木町まで横浜港の埋め立てを実施。その偉業を記念して高島町と名付けられたとのことだ。高島 嘉右衛門は横浜の地にガス灯を灯した人物でもあり、また易経の「高島易断」は嘉右衛門が実業会を引退後、易の研究に没頭し著わしたもので、今でも「易聖」と呼ばれているらしい。

 地域の場所一つとっても多くの歴史が隠れている。あっという間の一年だったが、この地にしっかりと根を張り、未来に向けて歴史を刻んでいきたいと思う。(池)

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梅雨の記憶

2013-06-10 08:17:19 | 日記
 梅雨に入っても雨が降らない。天気の話で会話を始めることが多いので、から梅雨話は話題に上がることが多い。天気予報などでも梅雨入り宣言を弁解するように梅雨に入ったのに雨が降らない状況を解説する。「今年は」「平年は」というキーワードを聞くうち、自分の経験してきた過去の梅雨はいったいどんなものだったのか振り返ってみたくなった。
 
 私の一家は私の小学校入学に合わせて神奈川県中郡伊勢原町に引っ越した。学校までは田んぼのあぜ道や沼の脇などを歩いて2キロ以上歩かなければならない新居だった。おそらく水田や用水路を間近で見るのはそれが初めてだったからだろうと思うが、春の入学時期には見渡す限りどこまでもレンゲの花で覆われたピンクの絨毯のような田んぼに驚き、それがすぐさま掘り返されて黒々とした土に変っていくさまを見てまた驚いた。そこに用水路から水が流し込まれ、ついこの前まで大地だと思っていた地域が遠くのかなたまで水を張ってキラキラと輝く湖のように生まれ変わった。田んぼだけでなく畑も春には耕されて柔らかい黒い土でウネが作られ、野菜の種が植え付けられた。わが家の周囲の畑では里芋が植えられ、梅雨の時期にはもうだいぶ大きく育った葉っぱの上で雨粒がコロコロと踊る様子がとても綺麗だったのを覚えている。
 
 田んぼには稲の苗が植えられ、梅雨の頃にはシュッと伸びた稲の葉の緑が水田を柔らかい緑色に色づかせていた。集落に近い地域では農家の軒先に巣を作ったつばめのつがいが用水路の上や道路脇の雑草の周囲を勢い良く飛び、雑貨屋兼駄菓子屋のおばちゃんがそれを見て、今日はつばめが低く飛んでいるから雨だなどと訳知り顔で子供たちに話しかけたりしたものだった。
 男の子も女の子もテレビまんがの主人公たちがプリントされた派手な傘やビニール長靴を持っていたかもしれない。ただし、今のように男の子女の子自由に好きな色を持つということはほとんどなく、男の子は青系統、女の子は赤系統としっかり区分けされていた。道路はほとんど舗装されていなかったので、あちこちに濁った水たまりがあり、雨の日はできるだけたくさんの水たまりに足を突っ込んで歩きたいと考えている子供たちにとって長靴は必需品だった。
 
 学校の裏手にはこんもりとあじさいが密生している場所があり、どこかその辺で捕まえてきた大きなかたつむりを教室に持ち込んで歩かせている子もいた。かたつむりが歩いた跡がネバネバとはっきりわかるのをその時初めて知った。かたつむりは授業が終わるまで教室の中に足跡を残し続け、子供たちが帰る時間になって元いた場所に戻された。あじさいの葉にかたつむりを乗せると、形の小さな春のアゲハ蝶がその上をひらひら舞い、そこに梅雨の合間の陽の光が差し込んで、振り仰ぐとぼんやり虹が見えて子供たちが歓声を上げる、そんな光景が蘇った。(三)
 

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