遥かな尾瀬

最近寒くなりましたね。
先月あたりは夏が終わらないなんて嘆いてましたが、壊れた空調が急に直ったかのように当月らしい気温に。
昼間と夜で温度差が激しいところにまだポンコツ感を感じたりします。

さて、ようやく月相応の涼しさがやってきたことで山の方も紅葉シーズンに入っております。
夏日が続いたため若干紅葉が遅れてるとこもありますが、大幅な遅れはないようです。
つい先日平地より一足お先に紅葉を楽しんでまいりました。

というわけで紅葉話・・・、といきたいところですが今回は夏登山の話です。
季節がズレるなら話題もズレます。

夏は暑いので涼しいところに行きたくなります。
今年の夏は特に暑かったので余計にですね。
というわけで夏に尾瀬に行ってまいりました。



尾瀬は福島、新潟、群馬にまたがる本州最大規模の高層湿原で、標高1500m級前後で夏でも涼しいです。
湿原は国立公園に指定されており、春にミズバショウ、夏にニッコウキスゲが咲き、秋は辺り一面が紅葉に包まれるため、季節通して美しい風景を楽しめます。
また、今回スケジュール都合上行けませんでしたが、百名山かつ尾瀬を一望可能な至仏山と燧ヶ岳もあります。



さて、尾瀬と聞くと名前だけ聞き覚えがある方もいらっしゃるかもしれないですね。
「夏が来れば思い出す　はるかな尾瀬　とおい空」
音楽の教科書にも載っている童謡「夏の思い出」のワンフレーズです。
この曲によって尾瀬は一躍有名になりました。

尾瀬は今回初めてではなく、実は子供のころに一度来たことがあります。
親に連れられて行ったのですが、子供のころから運動嫌いな自分。
風景なんか知ったことかと、広大な尾瀬の永遠に続く道に文句言いながら嫌々歩いていた記憶があります。
そんな自分が風景に誘われ自分から尾瀬に行ってしまうんですから人生分からないものですねぇ。

ちなみに子供のころは永遠に思えた道のりですが、尾瀬ヶ原見て帰るだけであれば往復5時間程度。
今はなんてことないと思えるのはいいことなのか、悲しいことなのか。

また、尾瀬ヶ原以外にも透き通るような美しい尾瀬沼、高さ100m、幅30mの三条ノ滝、百名山の至仏山、燧ヶ岳と見所がたくさんあり、全部を見て回るには一日ではとても足りません。
尾瀬には宿泊可能な山小屋が多数あるため満喫するのであれば一泊するのがおすすめです。
尾瀬の山小屋は比較的設備が整っており、山小屋とは思えないくらい快適に過ごせます。



尾瀬ヶ原は木道が通っており、平坦で初心者でも歩きやすいのですが、注意点があります。
尾瀬には熊が生息しており、木道周辺に出没したりすることがあります。
昨今熊の出没ニュースが増えていることもありますので、訪れる際は熊対策を忘れないようにしましょう。



というわけで今回尾瀬を一泊二日で満喫してまいりました。
子供の頃の思い出にも触れられた郷愁的な旅でした。
皆さんの夏の思い出はなんでしょうか？
宿題？締め切り？うっ・・・。
月末近いので締め切りはお忘れなく。(村)

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