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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

耳を澄ます

2020-07-17 09:00:00 | 日記
 先週末ぐらいにニイニイゼミが力なく鳴き始めたのだが、このところちょっと涼しくなって鳴くのを止めてしまった。その代わりウグイスがとてつもない大音量でホーホケキョではない特別な文句を叫び始めている。
 近所のバイクおじさんがドドドドッと家の前を走ったりアイドリングしてエンジンを吹かしたりしている音や、家の前に停まったトラックのエンジン音などは騒音でしかないのだが、なぜか虫や鳥の音(声)はすんなり入ってくる。
 
 そういえば隣の家で半年ほど前にお孫さんが生まれた。いわゆる里帰り出産である。生後2ヶ月ぐらいはずっとお隣で暮らしていた。わが家にも何度かお披露目されて、小さなレディにご挨拶させてもらった。窓の灯り越しに、か弱い泣き声がたまに聞こえていた。その子が先週末に帰ってきたらしく、もうすっかり自己主張する大きな声で元気よく泣いている声が聞こえた。コロナと豪雨のニュースの向こうから聞こえてくる赤ちゃんの泣き声は何だか元気の素のようだった。面倒を見ているお隣さんにはご迷惑かもしれないが、心の中でもっともっとと泣き声を応援してしまう。
 
 このところ風も強かったので道を挟んだ家の前にある林があおられてゴウゴウと大きな音を立てているのをずっと聞いていた。路面に落ちる雨の音、自己主張しているカラスの声。家が丘の上なので、遠くの音もよく聞こえる。谷沿いを走る相鉄線の車両走行音とホーン、まれに横浜港から汽笛も聞こえてくるし、谷を越えた向こうの丘のスタジアムからはサッカーファンの声援が風に乗って来ることもある。
 
 新型コロナが大騒ぎになり始めたころはニュース番組、ネットニュースなど、とにかくニュース映像ばかり見ていたような気がするのだが、何事もそればかりというのは飽きて来るというか疲れて来るというか。その反動で、今や、にわかRadikoファンである。
 
 ラジオを聴く、というのは車を運転する時かかっている、ぐらいのまれな行動だったのだが、今は夜な夜な運動不足解消散歩に出る時には必ず聞いている。これほど豊富な楽しみの世界が広がっているとは思いもしなかった。特に面白いのはそれぞれの番組が強い個性を持っていて、それを研ぎ澄ます努力を常にしていることがはっきりわかるところだろう。強い個性は、ある時強い主張にも繋がり、それが多くの共感と逆に反発も招く。テレビでは気が付かなかったような物の見方に出会って驚くことが多い。またラジオ番組はリスナーと番組制作者が協力して番組を成立させている感じが強い。聞いているだけで大きなファミリーの一員になった気がしてしまう。一方的に流されている感が強いテレビ番組とはかなり違う。映像を伴わないことが逆にイメージの世界を膨らませてくれているのだと思う。
 
 生活の中に聞こえる様々な音が心を遠くまで飛ばす手伝いをする。家の中に閉じこもっていることが誰かの為になる時代だ。遠くで暮らす様々な人と繋がる旅に出るために耳を澄ましてみる、というのも今話題のキャンペーンに代わる手ではないかと思う。(三)
 

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(moniシリーズ)、それに農業も手がけるIT企業
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