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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

できるだけ早めに

2010-08-30 08:43:29 | 日記
人の名前、物の名称が思い出せず、「あの人」とか「あれ」とか言ってごまかすことが多くなったな、と頻繁に思う今日この頃である。ああ、自分も歳をとったな、と思っていたのだが、よーく考えてみると、確かに歳は取っているわけだが、それだけでもないことに気が付いた。
実は私は、はるか以前から人の名前や物の名称はすぐ忘れてしまうやつだったのだ。だから「あのほら、例の、あの件の状況はどうなってるんだっけ?」とか「あの、熊とキリギリスのキリギリスのほうの人、あの人が言ってた件、対応しといてよ」などと、昔からかなりテキトーな発言で仕事を振っていたことは、物忘れがひどくてもなぜか覚えている。
以前と変わらず「あの件」とか「あのほら、あの人」と言っているにもかかわらず、以前より発言回数が多くなっているように感じてしまうのは、つ まり、以前のように話が通じないからなのである。
 
 「あれどこだっけ?」
 「いつものディレクトリの下に一つディレクトリ作ってありますから」
 「わかった。じゃ、さっきのやつはできるだけ早めに頼むよ」
 「はい」

 部外者が聞いたら何のことかわからない話をやり取りして仕事が進んでしまう。あれどこだっけ?で何を言っているのか理解するのは普通なら至難の技だ。にもかかわらずそれを理解した上で、さらに暗号めいた返しをして会話が成り立ってしまう。さっきのやつはできるだけ早めにねって、それは明日までなのか1時間以内なのか聞かなくていいのか、と突っ込みを入れたくなるが、聞かなくてもわかっているのである。
私はそんな環境で仕事を続けてきた。そんな環境が出来上がるまでに時間はかかったが、みんなが作った最高の仕事場だったと思っている。特に私の右腕的存在だったYちゃんは私のわがままを一身に受けて「あのほら」と言うだけで何が言いたいのか察知してくれるまでになっていた。とは言え、そんなYちゃんも一時は「トイレに行く時間もくれないんですか?」と目に涙をいっぱいためて、真っ赤な顔で食って掛かって来たことがあったのを思い出す。いろいろあって作り上げ た環境だったのだ。

 で、今は別の仕事場でなんとなく以心伝心できる環境を作り上げたい、と思いつつ日々小さな石を積み上げるような仕事をしている。「あうんの呼吸」と言う言葉があるが、それぞれの社員がそれぞれの分身のような意識で仕事をすることができると、見えてくる世界が違う、ということを私は知っている。


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  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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