い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

さようなら くりでん

2007年04月05日 00時16分21秒 | 旅行記
今年もまた1つ鉄路が姿を消しました。
何度かここにも書きましたが、宮城県北部を走るローカル線“くりはら田園鉄道”
細倉鉱山の閉山による沿線人口の激減と自動車の普及により3月31日をもって廃止されました。
そこには日本の原風景と鉄道文化遺産がありました。

 

はっきり言って利用は本当に少なく、よくぞ今まで残っていたと思います。
廃止直前になり別れを惜しみむ沿線住民が多く訪れ、
2両編成でも乗り切れないほどの混雑で30分~40分の遅れが当たり前になっていました。
利用者は少ないとはいえ、くりでんをしていある人は大勢いました。

いつも当たり前のように汽車が走っているのが当たり前でなくなり、
でもいつかは汽車が走っていないのが当たり前になります。

でも利用する人がいなければ廃止されても仕方ないと思います。
どの路線も地元の人がってえなければ未来はありません。
鉄道がなくなって困るのは地元の人たちなんです。
でも、なくなってからそれに気付いても遅いのです。

全国にはまだまだ赤字ローカル線がたくさんあります。
それを残すか切り捨てるかはぼくら次第です。
出来るならもうこれ以上大切な必要なものを失ってほしくありません。
さようなら、くりでん。


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