今日の仕事から、もう一つ。
すでに電車接近のアナウンス【まもなく○○行きがまいります】が鳴っていました。
そのとき、その電車でビジネスバックの忘れ物を捜索してほしいとの依頼がきました。
連絡を受け終わったと同時に電車のドアが開き、多くのお客さまが乗り降りしました。
混んでおり、あっという間に発車ベルが鳴ったため、捜索は断念しました。
続いて来た電車は比較的空いており、何気なく網棚見てみると・・・
誰も座っていないのに先程依頼のあった（と思われる）ビジネスバックがありました。
すかさず、車内点検を行う旨の放送をして電車が発車しないようにして車内へ。
念のため、周りにいるお客さまに尋ねても持ち主はいないため、そのまま回収。
その電車を発車させて連絡を取ると、バックの中にあった診察券と持ち主の名前が一致！
既に行ってしまった（発車した）はずの忘れ物が発見されたのです。
たまには、こんなこともあります。こんなことがあった日は大変気持ちが良いものです。
でもよ～く振り返ってみてください。発見した電車と依頼のあった電車は別の電車です。
お客さまにお願いです
忘れ物をして気が動転してしまうのは分かりますが、深呼吸をして落ち着いてください。
最低限、ご乗車された電車が特定できない限り忘れ物を捜すことはできません。
どこ行きに乗ったのか？電車の色は何色だったか？といった情報が大変役に立ちます。
今回のようなケースは稀です。忘れ物が見つからなくても、それはあなたの責任です！
ここ数日はダイヤ乱れまではいかないものの、数本が数分遅れることが多いです。
嵐とは言うほどでなくとも、１分でも列車が遅れたことに変わりはなく、残念な気持ちです。
今日は、これからラッシュに向けて移行する時間帯に、とある１本だけ４分遅れました。
それだけならお詫び放送をすることで対処し、なんら問題はないはずでした。
私が遅れているという事実を全く把握していなかったのです。
ダイヤ上、この遅れていた列車（Ａ列車）は、うちの駅で他の列車（Ｂ列車）に接続します。
しかし、今日は接続をしないで【不接続（不接）という】Ｂ列車が発車したのです。
いきなり信号が青になり発車ベルがなったことではじめて遅れていることに気づきました。
普段から、列車の間隔が開くとき、定期的に運行モニターを確認しています。
今日もいつも通り、確認をしており、その時点では遅れはありませんでした。
それからしばらく列車が続くため、運行モニターを確認することが出来ませんでした。
遅れはその間に発生していました。モニターを見たときは冷や汗が出ました。
指令からも一斉情報が流れていたのですが、ホームに立っているときは聞くことが出来ません。
こんなことを言うと語弊を招くかと思いますが、あえて言います。
たまには、このようなことがあるから、我々は常に緊張感を持って仕事が出来るのです。