い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

今日もまた…情報の錯綜

2005年11月21日 00時22分47秒 | 鉄道員の愚痴

今日(厳密には昨日)は仕事が終わり、さあ帰るぞ!というとき、呼んでしまいました。
とある列車に指令が「抑止」(=運転を見合わせること)を指示してました。
よく聞いてみると、勤務駅より3駅手前の駅で急病人発生のため、後続列車への抑止でした。
そのあと、乗務員から詳細の報告で、酔っ払いが暴れているとのこと。
え゛!さっき急病人と言っていたのに、酔っ払いが暴れている!?言っていること違うじゃん!
どっちにしても駅員が駆け付けます。そして、安全の確認が取れて初めて運転が再開できます。
そうこうしているうちに、指令より抑止解除、運転再開の指示が出ました。遅れ3分!まあまあかな?
私はホームの担当者に遅れの連絡を入れて帰宅しました。

今日のように小さなことでも、情報は錯綜します。しかしお客様に嘘を案内するわけにはいきません。
鉄道員は、その時点での正確な情報確実に確認してからお客さまご案内します。
ですから、すぐにご案内できないこともございます。
またその時点というのは、その後、急遽変更する場合(発車番線や追い抜き駅など)もあるからです。

案内が遅いと思われて致し方ないことも多々あると思いますが、多少は大目に見てください。
決して、社員の胸倉を掴んで文句を言うことはやめてください。さらに電車が遅れます。
言い訳にしか聞こえないかもしれませんが、それが今の鉄道の現状です。
もちろん、さらにスピーディにご案内できるよう努力をしてまいりますので、ご理解をお願いします。