久々に、「意味がわからねぇ…」と、無性に腹が立った記事に出会った。
【東洋経済】「繰り上げ返済は早いほどよい」に異議あり
http://toyokeizai.net/articles/-/78544
ちなみに。我が家は一戸建てである。籍を入れると同時に家を購入し、3~4年程度で住宅ローンを払いきった。夫婦共働き、ダブルインカムを最大限に利用し、子育ての時期に住宅ローンで苦しむ事がないよう、結婚当初は避妊し、2年目から子作りに入った。今は上の子が小学4年生、下の子が小学1年生である。住宅ローンのない生活はいい。我が家は別に収入的には普通(俺も嫁もフルタイムで仕事してるけど、合計年収が1000万に届かない)だが、既にかなりの貯蓄持ちである。数千万円。
元々、俺には1000万を超える貯金もあったので、ローンを組んだのは2000万円程度だったが、驚愕のスピード返済だと誰もが驚く。
そんな実体験をベースに断言しようと思う。
少なくとも俺らにとっては、繰り上げ返済が超お得であった。
上記記事を読んで感じた事。それは、「わざと家計が苦しくなる返済方法をとっている」である。
とまあ、上記記事の筆者は語るわけだが。
ローンの先返しってのは、2つ方法があるのだ。1つが支払期間の短縮で、もう1つが月額支払金額の減額である。
ウチは、最初月額のローン支払いが9万円ぐらいで家計的には相当苦しかったが、子供が生まれる前に、これを半分の4万5千円程度にまで減額する事を目標にしていた。
月額支払額が減れば、それだけ先返しが楽になる。俺ら夫婦は当時、意図的な超極貧生活をおくり、月額の支払いが4万円程度になった頃、貯蓄はまったく考えず、全てをローンの先返しに回した。
結果はご覧のとおりだ。
上記記事の例では、月額の支払額が10万円。この住宅ローンで月額支払額を減額せずに35年貫くのは至難の業である。月額支払額の低減は必ず必要になる。支払期間の短縮は、家計に余裕がなければするべきではないのだ。
で、俺は上記記事を書いたヤツに憤りを感じたのである。
まるで詐欺だもの。住宅ローンを抱えてても、運用次第で生活を格段に楽にできるすべがあるのに、「毎月住宅ローン支払い10万円の固定化」という修羅の道を、さもその選択肢が最良の道として騙るそのやり方に。
長期ローンは長く持ち続けてくれりゃ、金貸し業は勝手に金利で儲ける事ができるわけで。金貸しの方が喜ぶにきまっている。どこの銀行の回しもんなんだよ。
住宅ローンの複利算ってのは、すごい膨らみ方なんだぜ?ちなみに、上記記事の月額支払で、3500万円を35年で返済する場合、総額で4600万円を返済しなければならない。わずか1.61%の金利で30%もたくさん払わねばならないのだ。
って。俺、久しぶりに住宅ローン関連サイト見たけど…。なんじゃこの金利。1.61%だと?げっ。楽天の住宅ローンとか1%切っとるやんけ…。俺の時、どんなに金利が低くても、2%超えてたのに…。10年固定の金利とか、4%ぐらいだったように思うけど。これを選択したヤツって絶対損だったなこりゃ。
これがアベノミクスか…。ちょっと実感しちゃったよ。流石に借金する側が有利だな。
こんな状況なのに、日本の不動産市場って、いまだ不況なのか。よほど国民が疲弊しとるんやろなぁ。今、すんごい住宅ローンの借り時に見えるのにな。
つーか、俺の時でも十分住宅ローンが借り時って言われてたハズなんだけどな。今はその比じゃないな。
実は、本日もう1つ、ムカつく記事を見た。これだ。
【読売】最低賃金、最大上げ幅平均18円…地域差は拡大
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150729-OYT1T50020.html
この最低賃金の話だが、与党はこれで、「生活保護と、最低賃金レベルの労働者の収入逆転減少が解消できる」つってんだよな。
これもいろんな意味で腹の立つ話だと思う。
逆転するわけないのだ。生活保護受給者は、確かに収入は少ないものの、様々なメリットを持っている。医療費タダ、介護保険料タダ、年金支払い義務の免除、NHK受信料タダなど。最低賃金レベルの労働者に、こんな特典はない。
さらに、裁量労働制の導入などの人件費抑制策の導入が進み、現役世代の収入はますます減少している。最低賃金層にとってはわずかに福音かもしれないが、ボリュームゾーンの社会人の収入は減少するのだ。
安倍政権からこっち、なんだか「金持ち有利」「現役世代がさらに不利」な方向に、徐々にシフトしているように思う。このままだと、どうなるんだろう。
なんか、経済にかんして言えば、日本はいい方向へ転がりそうなのに、それを何かが必死でいい方向に転がらんように止めているように思うんだよなぁ…。安倍内閣のせいだけじゃないように見えるんだけど。
でも、この「嫌な感じ」は、なんだか安倍内閣からこっちの傾向な気がするのだった。
人気ブログランキングへ ※最近ブログランキング低迷してます!応援よろしくおねがいします
わたくしは日本国憲法です。
【東洋経済】「繰り上げ返済は早いほどよい」に異議あり
http://toyokeizai.net/articles/-/78544
ちなみに。我が家は一戸建てである。籍を入れると同時に家を購入し、3~4年程度で住宅ローンを払いきった。夫婦共働き、ダブルインカムを最大限に利用し、子育ての時期に住宅ローンで苦しむ事がないよう、結婚当初は避妊し、2年目から子作りに入った。今は上の子が小学4年生、下の子が小学1年生である。住宅ローンのない生活はいい。我が家は別に収入的には普通(俺も嫁もフルタイムで仕事してるけど、合計年収が1000万に届かない)だが、既にかなりの貯蓄持ちである。数千万円。
元々、俺には1000万を超える貯金もあったので、ローンを組んだのは2000万円程度だったが、驚愕のスピード返済だと誰もが驚く。
そんな実体験をベースに断言しようと思う。
少なくとも俺らにとっては、繰り上げ返済が超お得であった。
上記記事を読んで感じた事。それは、「わざと家計が苦しくなる返済方法をとっている」である。
特に住宅ローンを借りてからまもない人が焦って繰り上げ返済すると、得をする以上に支払いが不能になるリスクが高まりかねないからだ。
とまあ、上記記事の筆者は語るわけだが。
ローンの先返しってのは、2つ方法があるのだ。1つが支払期間の短縮で、もう1つが月額支払金額の減額である。
ウチは、最初月額のローン支払いが9万円ぐらいで家計的には相当苦しかったが、子供が生まれる前に、これを半分の4万5千円程度にまで減額する事を目標にしていた。
月額支払額が減れば、それだけ先返しが楽になる。俺ら夫婦は当時、意図的な超極貧生活をおくり、月額の支払いが4万円程度になった頃、貯蓄はまったく考えず、全てをローンの先返しに回した。
結果はご覧のとおりだ。
上記記事の例では、月額の支払額が10万円。この住宅ローンで月額支払額を減額せずに35年貫くのは至難の業である。月額支払額の低減は必ず必要になる。支払期間の短縮は、家計に余裕がなければするべきではないのだ。
で、俺は上記記事を書いたヤツに憤りを感じたのである。
まるで詐欺だもの。住宅ローンを抱えてても、運用次第で生活を格段に楽にできるすべがあるのに、「毎月住宅ローン支払い10万円の固定化」という修羅の道を、さもその選択肢が最良の道として騙るそのやり方に。
長期ローンは長く持ち続けてくれりゃ、金貸し業は勝手に金利で儲ける事ができるわけで。金貸しの方が喜ぶにきまっている。どこの銀行の回しもんなんだよ。
住宅ローンの複利算ってのは、すごい膨らみ方なんだぜ?ちなみに、上記記事の月額支払で、3500万円を35年で返済する場合、総額で4600万円を返済しなければならない。わずか1.61%の金利で30%もたくさん払わねばならないのだ。
って。俺、久しぶりに住宅ローン関連サイト見たけど…。なんじゃこの金利。1.61%だと?げっ。楽天の住宅ローンとか1%切っとるやんけ…。俺の時、どんなに金利が低くても、2%超えてたのに…。10年固定の金利とか、4%ぐらいだったように思うけど。これを選択したヤツって絶対損だったなこりゃ。
これがアベノミクスか…。ちょっと実感しちゃったよ。流石に借金する側が有利だな。
こんな状況なのに、日本の不動産市場って、いまだ不況なのか。よほど国民が疲弊しとるんやろなぁ。今、すんごい住宅ローンの借り時に見えるのにな。
つーか、俺の時でも十分住宅ローンが借り時って言われてたハズなんだけどな。今はその比じゃないな。
実は、本日もう1つ、ムカつく記事を見た。これだ。
【読売】最低賃金、最大上げ幅平均18円…地域差は拡大
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150729-OYT1T50020.html
この最低賃金の話だが、与党はこれで、「生活保護と、最低賃金レベルの労働者の収入逆転減少が解消できる」つってんだよな。
これもいろんな意味で腹の立つ話だと思う。
逆転するわけないのだ。生活保護受給者は、確かに収入は少ないものの、様々なメリットを持っている。医療費タダ、介護保険料タダ、年金支払い義務の免除、NHK受信料タダなど。最低賃金レベルの労働者に、こんな特典はない。
さらに、裁量労働制の導入などの人件費抑制策の導入が進み、現役世代の収入はますます減少している。最低賃金層にとってはわずかに福音かもしれないが、ボリュームゾーンの社会人の収入は減少するのだ。
安倍政権からこっち、なんだか「金持ち有利」「現役世代がさらに不利」な方向に、徐々にシフトしているように思う。このままだと、どうなるんだろう。
なんか、経済にかんして言えば、日本はいい方向へ転がりそうなのに、それを何かが必死でいい方向に転がらんように止めているように思うんだよなぁ…。安倍内閣のせいだけじゃないように見えるんだけど。
でも、この「嫌な感じ」は、なんだか安倍内閣からこっちの傾向な気がするのだった。
人気ブログランキングへ ※最近ブログランキング低迷してます!応援よろしくおねがいします
わたくしは日本国憲法です。
今回の記事、ちょっとわからないところがあるのですが、
ローンの支払いの先返しについて。
>1つが支払期間の短縮で、もう1つが月額支払金額の減額である。
とあるのですが、支払期間の短縮はわかるとして、
月額支払金額の減額がどうしてローンの先返しになるのかがわかりません。
支払期間の短縮=一か月により多くの返済をして支払期間を短縮する、と
いうことだとおもうのですが、
そうなると、月額の支払金額は増えるのではないでしょうか。
そこがわかりませんので、教えていただけると幸いです。
すると、ローン支払い条件が変化します。100万先返しすれば、利息もかなり減ります。その時、月額の支払額を軽減するか、ローンの支払期間を短縮するかを選択できるのです。
これでわかりますか?
決められた支払額を減額するということなのですね。
そんな方法もあるのですか。
とにもかくにも、全精力を投入して借金を返してしまう、ということなのですね。
ありがとうございました。