感情の起伏が激しかった靖国爆発未遂犯逮捕劇

　それは、会社の昼休みの出来事。突然、その情報はやってきた。

【産経】韓国籍の２７歳男に逮捕状　建造物侵入容疑
http://www.sankei.com/world/news/151209/wor1512090024-n1.html

　おお。逮捕状でたか！俺は心中で色めき立った。
　次に思ったのが、「うわー。建造物侵入容疑かよ…」である。

　事前に、この記事を読んでいたからだ。

【産経】韓国当局が「政治犯」と認定すれば日本側に打つ手なし
http://www.sankei.com/affairs/news/151203/afr1512030053-n1.html

「捜査共助要請も含め、日本は法と証拠に基づいて適正に捜査を進めていく」。菅義偉官房長官は３日の記者会見で、韓国側に情報提供や身柄の引き渡しを求める考えを示した。（中略）
条約が想定するのは殺人などの重罪で、容疑が靖国神社の敷地内に立ち入った「建造物侵入」など比較的軽い罪にとどまる場合は、引き渡しの要求が難しくなる。警視庁が捜査を重ね、爆発物の使用などを処罰する「爆発物取締罰則違反」などの容疑で逮捕状が取得できるかが、引き渡し要求の前提条件となりそうだ。

　そう。建造物侵入容疑では、韓国は政治犯認定して犯人を引き渡さない可能性が高いのだ。実際、靖国神社放火未遂の中国人が韓国に逃げた時、中国に出国させて日本に引き渡さなかった「前科」が、韓国にはあった。
　咄嗟に思い出したのが、英雄として凱旋帰国した、尖閣の自衛艦に特攻をかけた中国人漁船の船長の勇姿…。



【産経】“反日無罪”の韓国　犯人逮捕・身柄引き渡しは新たな日韓の火種にも
http://www.sankei.com/world/news/151203/wor1512030047-n2.html

靖国神社をめぐっては、神社の門に放火したとして日本政府が韓国側に身柄引き渡しを求めていた中国人の男に対し、ソウル高裁が２０１３年、「政治犯」と認定し日本への引き渡しを拒否したケースがある。このときは中国政府が中国側に引き渡すよう外交圧力をかけていたほか、韓国の反日団体も日本への引き渡し拒否を声高に叫んでいた。

　いやいや。引き渡さないなら引き渡さないで、逆にチャンスじゃないか。
　それを理由に、日本政府は正々堂々韓国を叩けるやん。これは一種の、韓国が踏まねばならない踏み絵じゃねぇか。
　この踏み絵が踏めない方が、俺ら嬉しいやん。

　とか考えながら、続報をチェックしていると。

【産経】「まさか再来日するとは…」　全容疑者、突然の再入国の謎　警視庁も一報に驚き
http://www.sankei.com/affairs/news/151209/afr1512090017-n1.html

　
　▲移送中の犯人、全昶漢容疑者

　はああああ？？？

　がっかりだよ。かなりがっかりだよ！！心底がっかりだよ！

　これで、国として得をしたのはどこだと思う。韓国一国のみだよ！

　踏み絵踏まそうとしたら、間髪入れずに手前の落とし穴に落ちてそのまま逃走されたみたいだったよ！

　やられたわ…。
　もう邪推でしかないけどさ。犯人コイツだって日韓共に把握してたわけだし、韓国政府側が金握らせて実質自首させたとしか思えないんだけど。だって韓国警察動いてないし。マークしてただろうし。

　流石としか…。流石、中国を相手に長年属国してた国なだけあるわ…。正直感心した。

　韓国は、ただ中国に従属していただけではない。したたかな国なのだ。生き残る力が強いというか。「ザパニーズ・日本人になりすまし」も、現在も国家としての体裁を残している北朝鮮を見てもそうだが、連中は「盲点を突く」のが得意なのだ。卑怯でもなんでも。

　今回は、そんな韓国の「死ににくさ」を見たような気がする。

　俺、初めて韓国の「技術」に感嘆したかもしれんわ。まさに「その発想はなかった」。そして、「奴らは予想の斜め上をいく」。

　実は、産経が速報打った時、朝日を速攻でチェックに行ったんだけど。全紙が「靖国爆発未遂犯・逮捕状」で速報してる中、朝日だけが「靖国爆発未遂犯 逮捕」でヒットしてて、「ん？朝日だけ誤報か？」と思っていたんだよね…。

　まさか、朝日の特ダネだったとは…。まるで、同胞の能力の高さを喜んでいるように見えたわ。


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